ライトフロウズ ノウト:Lightflowz-Note

音の和 彩の波 響き合う
五感豊かなひとときを♪ 

【 十二ヶ月の声の詩:九月 秋の彩の音 】

2021-09-26 | 十二か月の月の詩

ライトフロウズノウト 今日の1ページにようこそ♪

 

今日はちょうど秋のお彼岸の終わりの日、

暑さ寒さも彼岸までと言いますが

本当に今週はぐっと涼しくなりました。

 

家の近くは豊中以上に小さな空き地や畑や林、森

多いのできっとそうと思ってましたが

虫の声はやはり種類も量も多く聴こえて

夜はにぎやかです。虫の声はコオロギ・鈴虫・松虫

など心地よい音のが多いので、外で鳴っている分には

不思議と睡眠の邪魔にはならないです。

 

むしろお寝み前のBGM的に毎晩聴くのですが

先週の何日かに、どう聞いてもこれは、部屋の中に

一匹いるよねというのがいました。

押し入れか部屋の隅か、”チッチッチッチ…”xリピートで

小さいのが夜中にずっと鳴いていたのです。

 

これは何やら気になって、寝入りばな少し気になりました。

どこから入ったのか、どこに隠れてるのか、

家の中には虫の食べ物はないし出られなくなったらお互い

困るし…探しても小さな虫多分見つからないし

と思ってましたが

何日かしたらいなくなっていました(^^

 

玄関から堂々とお入りになったコオロギさんには

そっと戸外にお引き取りいただき、部屋の窓枠にいたヤモリさん‥

春先3㎝ほど、これもお外に‥夏には倍ほどになったのが

窓ガラス外側にくっついてますが

このあたりはご愛嬌で、暮らしのごく小さなできごと

言えます。でも

 

小さい時に見た超特大の蜘蛛…記憶のなかでは

足を入れたら15cmはあったと思う…母親が

苦労して家の外に追い払った…や、

豊中の家で二回ほどあった迷子の蝙蝠乱入…多分緑地から

何か間違えて家に入って、見えないのか方向感覚おかしく

なったのか、パニック起こして部屋中あちこちぶつかって

飛び回る…窓全開でもなかなか出ないのを必死に誘導、は

ないようにと切に願います。

 

うちは猫がいることもあり、窓は開けても網戸は締めるよう

気を付けてはいますが、時おりふと予期せぬお客様来る

可能性が今の家も無きにしも非ず。

これまでのところは可愛い範囲の侵入者でした。

 

秋の虫の声は、小鳥たちのさえずりと同じく

小さな体で疲れ知らずに良く響く、私の羨ましく思う

音でもあります。あとしばらく、10月ぐらいまでは

毎日、夕方~夜に虫たちの合奏を楽しめるのが嬉しい‥

そんな初秋の気分の中で十二ヵ月の声の詩~九月のが

できました。もしよければまた、お付き合いください。

 

 

【 九月の声の詩: 秋の彩りの音 】

澄んだ虚空を抜けて
宙に向かって飛ぶ
蒼い音

山並みを見下ろして広がる
薄い羽根の形した
白い波長

軽やかに風にのり
細かな模様を作る
愛らしい囀り

木影で無心に呼びあう
小さな喜びの
スピリット

静かな花色を
点々とのせた
空き地の草叢

土の底に溜まっていく
冷たい温度
その上に重なる
乾いた落ち葉たち

道行く人の足元も手先も
次第に優しい
宵の色に染まる

前の季節の言葉は
そうして喪われてゆく

九月の空間を振るわせ
ひと呼吸ごとに
彩りを変える
秋の声たち

可視も不可視も等しく
今在る姿で
同じ時間に
包まれていく


 

 

 

 

 

 

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生駒の秋:「谷」に住んでいることに気づきました

2021-09-13 | 生駒の暮らし

ライトフロウズノウト今日の1ページにようこそ♪

 

昨夏から延期された2020東京オリンピック・パラリンピック、

コロナ関連も歓迎されない延期あり、その上

再び豪雨など尋常でないことが多かった

今年の夏もようやくお終い、

 

九月も半ばになると日ごとに

景色の色彩が少しずつ落ち着いて

まだ昼間の暑さは残るものの風は涼しく空は高く、

秋らしくなるのが嬉しいこの頃です。

 

皆様の今年の夏はいかがだったでしょうか?

まだ次の台風やコロナ続報(下火になる傾向でしょうか?)

気になるニュースありますけれど、心穏やかに過ごせる

秋冬になるようにと願います。

 

さて、今の生駒の家に昨年11月末、ほぼ初冬に引っ越しして

冬~春~夏が過ぎ、この秋までここでの初めての季節、

涼しくなってきたこともあり

周りの新しい景色を探して

これまでまだ通っていなかった道を

散歩がてら歩いてみたりします。

 

最寄りの生駒駅周辺は普段のお買い物はほぼなんでも

揃うので、春夏ごろまでは家←→駅+仕事先が

メインの行動範囲だったのですが

 

春~夏にコロナ巣ごもり(アゼリア休館やオンラインになった仕事類)の間

駅までいくことが減ったり、ここでの暮らしに慣れてきて

家族皆で周辺の生活圏拡大~開拓してみたりするうち

 

駅とは反対方向に普段の買い物しやすい店など色々ある

(坂が駅にいくよりゆるやか)ことがわかり、

その方角の景色をよく見るようになり気づいたことには、

 

駅と逆側の進行方向の向かい側にも低い山の連なりがある…。

どのくらいの距離か数字でいうのが難しいですが

木々の形が見えるほどには近いのです。

これまでも小高い見通し良い場所から、この反対方向の景色

一部垣間見ていて里山があるのかな?山の名前は何かな?と

思っていたのですが、

いえいえひとつの山ではありませんでした。

 

地図で確認すると、これは矢田丘陵でした。

(平群山地・矢田山ともいうそうです。)

紫陽花で有名な矢田寺もこの中にあるのですね。

 

そしてこの、今の家から見て東になる

山並み矢田丘陵(矢田山・平群山地とも)、

西にある生駒山地はどちらも南北に長く、この二つの山地に挟まれた

高度の低い土地が「谷」であるとのこと、

北の部分が生駒谷・南が平群谷

この「生駒谷」の中に、渡邉家は現在住まいしている

と最近やっと気づいたのでした。

そういえば確か、氏神様を探した時に、

生駒神社のHPでこちらのお社が生駒谷十七郷を守る

氏神様である、という記述とともに十七郷の地名から

うちもこの中にあるとは思ったのですが、

 

この生駒谷という谷は

これまで私の持っていた「谷」という言葉のイメージに

比べるとはるかに広かったのでした。

 

何となく谷はV字型の地形で底面にあたる部分はもっと細いもの

思っておりました。

 

この生駒谷の中に上り坂&下り坂・小さな丘もいくつもあり

谷底に丘があるというのは想像していなかった、

といいますか、底面の広い谷があるという知識がなかったのでした。

 

そこで谷とは?といつものようにWikipedia(←感謝)で調べると

※谷 :(たに、英語: valley)とは、山や丘、尾根、山脈に挟まれた、

周囲より標高の低い箇所が細長く溝状に伸びた地形。

とのことでした。

生駒谷・平群谷は広義の「谷」にあたるようです。

 

生駒谷~平群谷が載っている地図⤵、田原谷もあるようです。

こちらの地図では二つの谷を南北に流れている竜田川が見え、

地図中名前が載ってないですが、その源流の生駒川が

生駒山から出ていて途中から竜田川になるのもわかり

興味深いです。(生駒市内は”生駒川”の名称になると何かに

書いてありましたが近くに”竜田川”の表記もあり)

 

しかし、ここまで書いてきたことは生駒や奈良に

代々お住いの方、あるいは地理全体に明るいかたからすれば

よく知られたことなのかも知れず

こう、改めて発見のように書くのは少し恥ずかしい気もします^^;

昨年まで兵庫県寄りの大阪府民だったということで

多めに見ていただくと助かります。

 

ご近所散策で足を伸ばして歩いてみてもうひとつ

わかったことは、これまで思っていたより今の住まいが

生駒山(山地)に近かったこと。

 

いつもの駅までの道では途中の小高く

(複数ある小高い場所=アップダウンも複数)なるあたりで

生駒山(近鉄生駒駅は山の麓にある)が見えて

歩くにつれ山が近づいてくるので、その反対方向で

駅から家方向に向かう場合は山から少しずつ遠ざかって

いると思っていたのですが…部屋のどの窓からも山は見えないですし。

けれど、見えてなかったのは他の住宅の影になっていただけ

だったようで、

 

ある時ふと気が向いて、ちょっとそこの角を曲がって

(よい加減な表現ですね…)いつも行かない上り坂を

あがると、思っていなかった景色、生駒の山良く見えている。

やはり、木々の形が見えるほどの距離感でした。

池田・豊中で見ていたような、視界の一番遠くの青い山影ではなくて。

確かに考えてみると、徒歩圏内少々歩いたぐらいでは

山が見えない距離にならないですね。

 

駅からの道が本当の直線でなくて、

緩くカーブしていたり角度がついている箇所も

そういえばあるかしらと思ってみました。

 

本当に、何事も見えている範囲だけで判断、

思い込みしてはいけないという小さな気づきPart2,

でもありました…

 

これだと、生駒おろしの夏の涼しい風~冬の寒い風も

窓からいつも入ってくるわけだと納得した次第。

風の道のようなのもあるらしく、

四方に窓を開けていても、特別よく風の入る窓はいつも

同じなのです。

 

実家のある斑鳩の里は平群谷を出て少し南、

唐紅に水くくる と業平が詠んだ竜田川~

これまで長年親しんできた紅葉の名所の川も

源流は生駒山にあることから、知らないうちに

ずっと前から土地のご縁は繋がっていたこともわかりました。

 

あと、これはまた別のページに書こうと思いますが、

近くに幾つもある”雑木林”と思っていたところは

住宅地に造成される以前の山(丘)の残りの緑と

思っていたのですが

もしかすると、その幾つかは

「生駒谷の七森信仰」 の”森さん”の名残かも?

とも思いました。(リンク先は生駒市HPの記述)

「七森信仰」のことは少し前にwebでいくつか記述を

読んだのですが、私はまだよくわかっていないと思います。

生駒谷の土地特有の信仰のかたちとのことです。

十七郷のそれぞれの村ごとに七つ、もしくはもっと多くの「森」があり、

その森そのものを神様として村で守り崇敬する風習が

あったとのこと、生駒ふるさとミュージアムなどにも行ってみて

また纏めてみたいと思います。

 

あと、稲蔵神社というとても古くに創建された

神社が矢田丘陵の麓にあるのですが、

この神社のとても長い参道が「谷」をほぼ横断する

ように在ることも気づきました。

「稲蔵神社一の鳥居跡」と記された石碑が

生駒駅から徒歩10分ほどの道端にあり、そこから東向きに

道は伸びていて矢田丘陵のこのお社に至るようなのです。

 

今は普通の道に見えてますが、この道の一の鳥居地点と

稲蔵神社までの、距離的に概ね中間の道端に

やはり古い石碑「稲蔵神道」があります。

一の鳥居--参道--神道---稲蔵神社、これを全部徒歩でいくと

一時間ほどはかかると思います。一の鳥居くぐればご神域、

(一の鳥居 載っている地図もあるので、わりと

最近まで現存していたでしょうか)

とすると稲蔵神社のお社は一見広くないようでしたが

実は大きなスケールの神社様であったのですね。

 

生駒神社とともに、この土地お見守りしておられる

神様がたの座す場所というご紹介もお見掛けしました。

御祭神は二柱で

生魂【いくむすび】(命を守る神様)

大宮能御膳神【おおみやのめみけつのかみ】(五穀豊穣・食の神様)

天孫降臨の神話の時代からのご由緒あり

「神宿る巨岩・磐座」の霊験あらたかなる聖域との

こと、お正月に参拝した時は初詣のかた多くも

静かな境内でした。

 

「一の鳥居跡」~「稲蔵神道」の石碑のある道、私は

参道と思ったのですが「神道」ということは

神様もここを通ってお出かけされるのか?もしそうなら

どちら迄お出ましに…など想像もふくらみます。

 

このように、今の住まいの近隣について少し調べものをしていると

古代~上代の記述にとてもよく出会います。

「生駒」といえば山上遊園地があり、また

商売繁盛の聖天さんも門前町など含めて

やはり歴史も深く栄えていて現在は大阪市内まで20~30分の

ベッドタウンの顔もありますが、

「生駒」の地名は一番古い記述は日本書記、

神武東征の物語などに出てくる古い大和の土地のひとつ

ということを越してきてこのかた、よく思います。

 

その昔、大阪湾はもっと広くて河内のほうまでも

海があり奈良盆地は湖であったそうなのですが

生駒山地・矢田丘陵・その間の谷はその時代からも

あったようです。

(この地図の画像で年代はわからないです)

 

 

奈良には生駒の他にも数多くの‥数のことより、県内全域に

古代から中世・近代に至るまでの

この国の歴史・文化の源流を今に伝える

とても貴重な史跡や伝承、それらに親しむことのできる

社寺・観光地も数多くあるは周知の通りで

 

これから、ご縁繋がるところや心惹かれる場所・タイミングを

手掛かりにあちらこちら訪れてみたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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