Историяпротивостояния
Opposinghistory
DieGeschichte der Opposition
対立の歴史
大手通信社(共同通信社)さん、或いは、その配信を右から左に流すだけの日本のマスメディア各社は、どれほど日本にとって重大な事件であったのか、その意味が分かっていないと思います。
ロシアのプーチングループの「サハリン州知事、飛行機事故で死亡」という偽情報を無批判に流布した罪は大きいと思います。
プーチンさん側にしたら暗殺を「事故死」と広く認識させるために、「日本の通信社をうまく利用できた」ということです。
通信社の人達は、モスクワ政府が発表する情報が信用できるものと思っているのか、面倒くさいからそのまま流しておけばいい・・・というような感じなのでしょう。「モスクワ政府のスポークスマンがこのように発表したという事実を伝えただけだ」という逃げ道もありますし。
しかしながら、その結果、北方領土問題解決へのレールを間違ってしまい、本来進むべきであった方向と異なる道を歩んでいるのが今の日本です。
つい先日も、ウクライナで暗殺されたロシア下院のボロネンコ氏が街中で堂々とボディーガードの横で殺されました。
「意にそぐわぬ奴は消す」・・・本当に怖い国です。そしてこれが現実なのです。
サハリン州知事の死亡はロシアの国としてはとても大きな影響があり、「実は暗殺された」という真相が公表されたら今のプーチン政権はぶっ飛びます。
それにしても、少しでも情報に疑義があれば、「調査なり取材なりをして広く事実を社会に伝えるのがマスメディアの社会的な使命」という認識は、私の勝手な思い込みだったようです。
モスクワ政府のプレス通りの「死亡事故」で配信してしまえば、その情報に触れる多くの人達はそれを信用してしまいます。
こんな調子で無批判記事の垂れ流しが続けば、モスクワ政府の言いたい放題で、むしろ、マスメディアは犯罪者のお先棒を担ぐような存在でしかないように思います。
ジョークではなく、真面目にそう思います。
現在も通信社の後処理(情報の検証)もされず、ファルフトジノフ州知事飛行機事故死で、真実に蓋をしたまま物事が、進められています。
ところで、小渕総理大臣の時、永田町の影の総理大臣と言われていた末次一郎事務所で、サハリン州の事やモスクワの動き等、末次先生からの様々な質問もありました。
もちろん、北方四島問題についても聞かれました。
共同通信の配信記事によれば、暗殺されたファルフトジノフ州知事は日本への領土返還反対派とか、強硬派という表現でレッテルを貼られていました。
実際はどうかと言えば、そんな単純な人物像ではありませんでした。
ファルフトジノフ州知事が私にいつも言っていた事は、「ヒロシ、四島で生まれて育った子供たちもいるんだ・・・」と。
そして、ここからが知事の言葉の本音です。
まず始めに、北方四島には、日本人も一緒にとりあえず暮らそう。
そして次に考えよう・・・・。
エリチイン大統領とも色々な約束が・・・・。
ロシアの大統領がプーチン氏になると複雑な問題が沢山噴出してくる(私はその問題というか、情報を聞いています)
次にもう一つの本音は、サハリン大統領選挙のこと。
例えば忠臣蔵の大石内蔵助良雄ではないけれど、知事はモスクワに悟られないように、まして外国にも絶対に情報(本音)が漏れないように、サハリン「独立」が完成するまで自らの言動に相当に気をつけていました。
一方、モスクワのプーチン政権は、自分達に逆らう者はあえて何気なく、誰が殺したかわかるように堂々と暗殺していました。
そんな為政者のやり方に、ロシア国内の首長や行政官、もちろん市民も恐怖を感じていました。
サハリン州知事は本当の仲間さえも欺き、然るべき時期が来たら行動する(独立)準備をしていました。本当に慎重にサハリン独立に向けて水面下で様々な準備をしていたのです。
そんなサハリン行政府内の仲間達にすら告げることが出来ない情報を、なぜ私が知ることになったのかといえば、もともと旧知の間柄だったというだけでなく、州知事にとって私が外国人(日本人)であることが大きな要因であったと思っています。
ヤルタ会談での日露不可侵条約破棄の合意からの大きな流れの中で、その流れに抗する手段として取り得る最善の方法で北方領土問題を円満に解決することが出来ると信じた私は、人生を賭して「日本のために、とりわけ元島民の方々のためにも頑張ろう」と心に決め、その気持ちは今もなお保ち続けています。
これまでのブログに掲載していることですが、ファルフトジノフ州知事に対してプーチン大統領から「お願いとして、自分の好きなロシアの大臣をやってほしい」と甘言を並べてアプローチしてきました。
簡単に言えば、プーチンさんはファルフトジノフ州知事を自分達の仲間に取り込もうとしたのです。
ファルフトジノフ州知事の答えは「No!」でした。
私が持っている(契約書)書類などご覧いただいたら理解できると思うのですが、ファルフトジノフ州知事が存命の頃、戦略的に少しずつ知事から流されていた情報を得ていたサハリンでお金を持った若者達は、「今、安い北方四島の土地を買って日本人が必ず島に入って来るので、高く売れる」と、ちょっとしたブームになっていました。
私がある時、数名の日本人と一緒に北方四島の国後島へ行き、町内の図面などを持って日本に帰ってきたメンバーの一人から、「日本外務省さんにそれをあげたら、とても喜んでいた」と報告を受けました。
また、ジョークでロシア人達は、「朝一番で日本に宣戦布告をして、夕方に負けたと言って、日本の島になってくれればいいのにな・・・」とも言っていましたが、今の北方四島の島民はそんなジョーク一つ言える環境に置かれていません。
寧ろ逆です、というか、プーチングループの情報操作によって強硬意見ばかりです。
「我々の島が何もしなくても、日本が勝手に協力をしてくれるので、とても良くなる。日本に何もやる必要も無い。そうしてくれたのはプーチン大統領」とプーチンさんは、またここでも大人気です。
一方、日本では元島民達の願いである北方四島問題解決の道は半ば閉ざされているといっても過言ではありません。
「返還!返還!」と叫びながら、その実、自分達で絶対返還されないような状態を作っていっている・・・といった方が正しいかもしれません。
一部の利権屋さんや関係するゼネコンのみが、協力者という形で仕事(利益)を得るだけで、根本的な問題解決には至りません。
口利き屋さんというか、政治的な関係者もそれで利益を得ることが中心で、領土返還は、実は二の次、三の次というのが実態です。
共同通信社さん、私が今思っていることを言わせてもらいます。
もとを辿れば、モスクワの発表である「サハリン州知事と幹部含め20名飛行機事故で死亡」という情報を丸のみにして、広く配信してしまった記者さん、ここまで日本を全く違った方向に動かせてしまった自覚はありますか。
私の苛立ち、隔靴掻痒の思いは、「確かな資料を持っている我々よりも大手通信社の方を国民は信用する」という現実です。
サハリン州知事達の事故現場に、誰か一人でも自分の目で確認した人はいますか。
日本国民が関心を持っている北方四島を管轄していたサハリン州知事が暗殺されたのですよ。
今回、暗殺されたファルフトジノフ州知事の側近、それに私も、まだ生きています。つまり、情報をまだまだ公表できるのです。
もともと「事故死」という間違ったニュースが出るまで日本の我々の所にもそれなりの立場の人達、組織の人、皆さん連絡が取れたし、「情報が欲しい」と足しげく私のところに来られていました。
しかし、共同通信社の誤報発表があってからは、彼らの行動が変わりました。
大手マスメディア情報を日本政府は重きを置くようになり、一民間会社の素人達の意見には聞き耳すら立ててもらえない状況です。
ただ、間違っている情報の方が政府としても都合がいいみたいですね。
我々のような民間人が北方四島を管轄するロシアサハリン州の政府の中心部に入り権利・権限を持ってしまった事が面白くなかったのでしょう。
私は政治の世界は知りませんが、「(政治の)プロのメンツを潰された」という気持ちにさせてしまったのかもしれません。
しかし、思わぬ立ち位置の置かされた私達にとっても、そのこと自体は自分達の意図や企みでなった訳でもありません。
気づいたらその位置にいただけです。
何故に、私がロシアの自宅の地下で殺されかけるほどの危険な目に遭っていながら(日本の新聞にも掲載)、こうして真実を明るみにし続けるか・・・といえば、理由はたった一つです。
近い将来の北方四島問題解決に向けて、今こそが重要なターニングポイントであると思っているからです。
次回は、8日(土)か9日(日)の予定です。
saharinhiroshi2@yahoo.co.jp
Opposinghistory
DieGeschichte der Opposition
対立の歴史
大手通信社(共同通信社)さん、或いは、その配信を右から左に流すだけの日本のマスメディア各社は、どれほど日本にとって重大な事件であったのか、その意味が分かっていないと思います。
ロシアのプーチングループの「サハリン州知事、飛行機事故で死亡」という偽情報を無批判に流布した罪は大きいと思います。
プーチンさん側にしたら暗殺を「事故死」と広く認識させるために、「日本の通信社をうまく利用できた」ということです。
通信社の人達は、モスクワ政府が発表する情報が信用できるものと思っているのか、面倒くさいからそのまま流しておけばいい・・・というような感じなのでしょう。「モスクワ政府のスポークスマンがこのように発表したという事実を伝えただけだ」という逃げ道もありますし。
しかしながら、その結果、北方領土問題解決へのレールを間違ってしまい、本来進むべきであった方向と異なる道を歩んでいるのが今の日本です。
つい先日も、ウクライナで暗殺されたロシア下院のボロネンコ氏が街中で堂々とボディーガードの横で殺されました。
「意にそぐわぬ奴は消す」・・・本当に怖い国です。そしてこれが現実なのです。
サハリン州知事の死亡はロシアの国としてはとても大きな影響があり、「実は暗殺された」という真相が公表されたら今のプーチン政権はぶっ飛びます。
それにしても、少しでも情報に疑義があれば、「調査なり取材なりをして広く事実を社会に伝えるのがマスメディアの社会的な使命」という認識は、私の勝手な思い込みだったようです。
モスクワ政府のプレス通りの「死亡事故」で配信してしまえば、その情報に触れる多くの人達はそれを信用してしまいます。
こんな調子で無批判記事の垂れ流しが続けば、モスクワ政府の言いたい放題で、むしろ、マスメディアは犯罪者のお先棒を担ぐような存在でしかないように思います。
ジョークではなく、真面目にそう思います。
現在も通信社の後処理(情報の検証)もされず、ファルフトジノフ州知事飛行機事故死で、真実に蓋をしたまま物事が、進められています。
ところで、小渕総理大臣の時、永田町の影の総理大臣と言われていた末次一郎事務所で、サハリン州の事やモスクワの動き等、末次先生からの様々な質問もありました。
もちろん、北方四島問題についても聞かれました。
共同通信の配信記事によれば、暗殺されたファルフトジノフ州知事は日本への領土返還反対派とか、強硬派という表現でレッテルを貼られていました。
実際はどうかと言えば、そんな単純な人物像ではありませんでした。
ファルフトジノフ州知事が私にいつも言っていた事は、「ヒロシ、四島で生まれて育った子供たちもいるんだ・・・」と。
そして、ここからが知事の言葉の本音です。
まず始めに、北方四島には、日本人も一緒にとりあえず暮らそう。
そして次に考えよう・・・・。
エリチイン大統領とも色々な約束が・・・・。
ロシアの大統領がプーチン氏になると複雑な問題が沢山噴出してくる(私はその問題というか、情報を聞いています)
次にもう一つの本音は、サハリン大統領選挙のこと。
例えば忠臣蔵の大石内蔵助良雄ではないけれど、知事はモスクワに悟られないように、まして外国にも絶対に情報(本音)が漏れないように、サハリン「独立」が完成するまで自らの言動に相当に気をつけていました。
一方、モスクワのプーチン政権は、自分達に逆らう者はあえて何気なく、誰が殺したかわかるように堂々と暗殺していました。
そんな為政者のやり方に、ロシア国内の首長や行政官、もちろん市民も恐怖を感じていました。
サハリン州知事は本当の仲間さえも欺き、然るべき時期が来たら行動する(独立)準備をしていました。本当に慎重にサハリン独立に向けて水面下で様々な準備をしていたのです。
そんなサハリン行政府内の仲間達にすら告げることが出来ない情報を、なぜ私が知ることになったのかといえば、もともと旧知の間柄だったというだけでなく、州知事にとって私が外国人(日本人)であることが大きな要因であったと思っています。
ヤルタ会談での日露不可侵条約破棄の合意からの大きな流れの中で、その流れに抗する手段として取り得る最善の方法で北方領土問題を円満に解決することが出来ると信じた私は、人生を賭して「日本のために、とりわけ元島民の方々のためにも頑張ろう」と心に決め、その気持ちは今もなお保ち続けています。
これまでのブログに掲載していることですが、ファルフトジノフ州知事に対してプーチン大統領から「お願いとして、自分の好きなロシアの大臣をやってほしい」と甘言を並べてアプローチしてきました。
簡単に言えば、プーチンさんはファルフトジノフ州知事を自分達の仲間に取り込もうとしたのです。
ファルフトジノフ州知事の答えは「No!」でした。
私が持っている(契約書)書類などご覧いただいたら理解できると思うのですが、ファルフトジノフ州知事が存命の頃、戦略的に少しずつ知事から流されていた情報を得ていたサハリンでお金を持った若者達は、「今、安い北方四島の土地を買って日本人が必ず島に入って来るので、高く売れる」と、ちょっとしたブームになっていました。
私がある時、数名の日本人と一緒に北方四島の国後島へ行き、町内の図面などを持って日本に帰ってきたメンバーの一人から、「日本外務省さんにそれをあげたら、とても喜んでいた」と報告を受けました。
また、ジョークでロシア人達は、「朝一番で日本に宣戦布告をして、夕方に負けたと言って、日本の島になってくれればいいのにな・・・」とも言っていましたが、今の北方四島の島民はそんなジョーク一つ言える環境に置かれていません。
寧ろ逆です、というか、プーチングループの情報操作によって強硬意見ばかりです。
「我々の島が何もしなくても、日本が勝手に協力をしてくれるので、とても良くなる。日本に何もやる必要も無い。そうしてくれたのはプーチン大統領」とプーチンさんは、またここでも大人気です。
一方、日本では元島民達の願いである北方四島問題解決の道は半ば閉ざされているといっても過言ではありません。
「返還!返還!」と叫びながら、その実、自分達で絶対返還されないような状態を作っていっている・・・といった方が正しいかもしれません。
一部の利権屋さんや関係するゼネコンのみが、協力者という形で仕事(利益)を得るだけで、根本的な問題解決には至りません。
口利き屋さんというか、政治的な関係者もそれで利益を得ることが中心で、領土返還は、実は二の次、三の次というのが実態です。
共同通信社さん、私が今思っていることを言わせてもらいます。
もとを辿れば、モスクワの発表である「サハリン州知事と幹部含め20名飛行機事故で死亡」という情報を丸のみにして、広く配信してしまった記者さん、ここまで日本を全く違った方向に動かせてしまった自覚はありますか。
私の苛立ち、隔靴掻痒の思いは、「確かな資料を持っている我々よりも大手通信社の方を国民は信用する」という現実です。
サハリン州知事達の事故現場に、誰か一人でも自分の目で確認した人はいますか。
日本国民が関心を持っている北方四島を管轄していたサハリン州知事が暗殺されたのですよ。
今回、暗殺されたファルフトジノフ州知事の側近、それに私も、まだ生きています。つまり、情報をまだまだ公表できるのです。
もともと「事故死」という間違ったニュースが出るまで日本の我々の所にもそれなりの立場の人達、組織の人、皆さん連絡が取れたし、「情報が欲しい」と足しげく私のところに来られていました。
しかし、共同通信社の誤報発表があってからは、彼らの行動が変わりました。
大手マスメディア情報を日本政府は重きを置くようになり、一民間会社の素人達の意見には聞き耳すら立ててもらえない状況です。
ただ、間違っている情報の方が政府としても都合がいいみたいですね。
我々のような民間人が北方四島を管轄するロシアサハリン州の政府の中心部に入り権利・権限を持ってしまった事が面白くなかったのでしょう。
私は政治の世界は知りませんが、「(政治の)プロのメンツを潰された」という気持ちにさせてしまったのかもしれません。
しかし、思わぬ立ち位置の置かされた私達にとっても、そのこと自体は自分達の意図や企みでなった訳でもありません。
気づいたらその位置にいただけです。
何故に、私がロシアの自宅の地下で殺されかけるほどの危険な目に遭っていながら(日本の新聞にも掲載)、こうして真実を明るみにし続けるか・・・といえば、理由はたった一つです。
近い将来の北方四島問題解決に向けて、今こそが重要なターニングポイントであると思っているからです。
次回は、8日(土)か9日(日)の予定です。
saharinhiroshi2@yahoo.co.jp
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