拙宅(湯河原)の近くのセブン11で、ラベルに“飯田商店” と書いてあるカップ麺を見つけた。値段は267円(税込み)で、普通のカップラーメンより2割ぐらい高い。そしてTRYラーメン大賞のしょう油ラーメン部門第一位とある。
TRYとはTokyo Ramen of the Year で、講談社が毎年発表する全国のラーメン店のランキングのこと。ラベルのメーカー名を見ると東洋水産。自社ブランドの標準品とは別に、繁盛ラーメン店の味をカップ麺に再現したものらしい。
“飯田商店”とは、このブログに1月27日にアップした「湯河原の超繁盛ラーメン店」で取り上げた“らぁ麺屋”の企業名である。ご覧のように、“らぁ麺屋”はみすぼらしいローカルのラーメン店だが、このカップラーメンのお蔭で知名度は「全国区」に昇格した感がある。
https://www.maruchan.co.jp/news_topics/entry/2018/04/post_1524.html
https://dogatch.jp/news/tbs/51649/detail/
https://twitter.com/ramentry/media
ここにある“らぁ麺屋”(飯田商店)の写真は午後1時半ごろ撮影したもので、左端の人の後ろにおよそ70人の行列があり、このあとに並ぶと一時間以上の待ちになること必定。評判のラーメンは食べてみたいが、私は長時間立って待つほどのグルメではないから、まだ店に入ったことがない。
そこでカップラーメンで我慢することにした。澄んだ醤油味のスープにはコクがあり、確かに美味しい。普通のカップラーメンの値段は180-200円だから、東洋水産は飯田商店に名義料を払っても十分お釣りがでるだろう。
「飯田商店さん、益々のご発展、おめでとうございます」
追記
店名をブランドに使用する手法には、すでに日清食品による「山頭火」があるが、「山頭火」は多店舗展開しているのに対し、東洋水産の「飯田商店」は1店しかないところが違う。