今夜は「BBC Proms JAPAN 2022 〜Last Night of the Proms」でオーチャードホール。
ダリア・スタセフスカ指揮BBC交響楽団
二コラ・ベネデッティ(ヴァイオリン)
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
威風堂々がはじまったら胸が熱くなり泣きそうになった。
死ぬまでに一度は行きたかったプロムスラストナイトが、向こうからやってきてくれた今夜、思った。
音楽はダイナミックでスリリングで美しくなくちゃ。そしてとびっきり楽しくなくっちゃ。
今夜のラストナイトがまさにそれだった。
オープニングのバツェヴィチ、フィンランディア、芥川也寸志とスリリングでドラマティックな曲をダリアとBBCは立て続けに決めホールは興奮の坩堝に。
二コラの揚げひばりはこれ以上ないほどに繊細で、嫉妬(タンゴ)は甘く切なく。
そしてあっという間にクライマックス、シーソングスと威風堂々へ。
ぼくらはダリアの創り出す世界に身を委ね、手拍子をうち、配られたフラッグを広げ、ダリアと楽団員と一体化した。
スタンディンオベーション、カーテンコール。
ぼくらの感動と感激を見たダリアと楽団員も感激していた。
素晴らしい夜だ。忘れることはないだろう。
