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Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

合唱や旅行、オペラ・コンサートの感想等を書いています。

大村博美 後援会発足記念リサイタル

2020-01-11 22:06:00 | Concert
今夜は大村博美さんのリサイタルで、山野学苑併設の高級レジデンスのスカイラウンジ。
後援会発足記念リサイタルで、客席は僅か200席くらいでしたか。でもラウンジのある27 階には素晴らしい夜景が広がっていました。

リサイタルは、応援してくださるみなさんに会えるのがとても楽しみでした、というトークで始まり、カルメンの何の恐れることが、から。
自分の目のまえ、僅か1、2メートル先で、大村さんがミカエラのアリアを歌っていることが、しばらく信じられなかった。

そのあとも、リューのアリアを2曲、つばめの有名なアリアに、これも有名なワリーのアリア、そして最後がアンナ・ボレーナ。
アンコールの故郷は観客全員をまきこんで。
熊谷邦子さんの素敵なピアノにのって。
素晴らしい。
それ以上なにを言えばいいのか。

大村さんは今夜、よく語った。
客席が後援会の面々だけだったからだろうか。
テバルティ、カラスに心酔してる。
音量ではなく、音色で喜怒哀楽を表現できなければいけない。
プッチーニフェスティバルでは野外ホールの観客3000人に聴こえるように歌う。こういう小ホールでの歌い方は、うるさすぎないか(笑)、まだ試行錯誤中。
イタリア留学中、アンナ・ボレーナを聴くためにベルリン国立歌劇場までわざわざ汽車で行ったのに寝てしまった(笑)。そのくらいベルカントは難しい。
テバルティら昔の偉大な歌手は、歌いながら本当に泣く。自分もそうしていいのだろうかと考えてる、等々。

大村さんを聴くのは、昨年のニューイヤー、12月のトッパンでのリサイタルについで3度目。
プッチーニフェスティバルのオープニングを2年続けて歌った世界のディーヴァは、率直で、明るく、知的で、美しく、フレンドリーで。
ここにいた全ての人たちと同様、ぼくもまた深く魅了された夜でした。































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