Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてから鬱憤を晴らすようにできなかったことをやってきた。でもマンネリ化してる。まだやり残してることをやろう。

スカラ座「ドン・カルロ(2023年)」やっぱ格が違うかな。

2024-06-01 20:19:00 | Opera
スカラ座「ドン・カルロ」(2023年12月)をプレミアシアターが先週放送。録画はしてもだいたいすぐには観ないのだが、イチオシのメーリがカルロで、ネトレプコがエリザベッタ、ガランチャがエボリ公女、とくれば観ないではいられなくて。

今年の新国立オペラはオネーギン、ドンパス、トリスタンイゾルデ、椿姫、おとといのコジ。いずれも”世界最高クラス“のパフォーマンスで満足だと書いたが。
スカラ座をこんなキャストで観ると、格が違うと思わないわけにはいかないね。
もっともこんなキャスト揃えられるのは世界でもスカラ座、MET、ウィーン国立ぐらいだろう。新国立ではありえない。

この公演にあえてケチつけるとすれば、ガランチャは美しすぎるってことか。これなら誰しもエリザベートよりエボリ公女を選ぶでしょう笑。プーチンを支持してるネトレプコだから余計に笑笑。

コロナの2020〜2022年の新国立オペラはほぼ日本人キャストで、正直なところ大したことなかった。やはり日本人キャストばかりだと“ホンモノ”感うすいんだよなぁ。
でも新国立にやってくる外国人キャスト、全部が全部いいわけじゃない。先日の大西宇宙さんや中村恵理さんらほどの実力がない人も、正直来たよ。
大野和士マエストロは素晴らしい芸術監督だが、日本人歌手には好みがあって、オファーがちょっと偏っている。そう思うのはわたしだけではないでしょう。

新国立には、できるだけいい外国人歌手を連れてきてほしい。日本人歌手にはベテランより旬な世界で活躍できる実力ある人を選んで、“ホンモノ”感あるオペラを観せてほしいなぁ。
スカラ座「ドン・カルロ」を観ながらそんなことを考えました。











































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