Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてから鬱憤を晴らすようにできなかったことをやってきた。でもマンネリ化してる。まだやり残してることをやろう。

最終日はアヤソフィア、トプカピ宮殿、エジプシャンバザール、イエルジャーミィ

2017-11-30 17:17:36 | Turkey Travel 2017

最終日ハイアットリージェンシーの素晴らしい朝食をゴッツリ食べて8時ホテル出発。世界遺産アヤソフィアへ。4世紀ビザンチン帝国時代にキリスト教の聖堂として建造され、世界最大級の外観。オスマン帝国による征服後モスクとなりました。あまりに素晴らしいものなので異教徒の文化であってもスルタンは尊敬の念を抱き、破壊せずモスクとしたのです。とはいえイスラム教が偶像崇拝を禁止することから数々のモザイク画が漆喰で塗りつぶされました。トルコが共和国になってからこれらの修復が行われ昔の姿取り戻し、豪華石材が醸し出すモスク内部の荘厳さは筆舌に尽くしがたいものになりました。
そこからトプカピ宮殿までは歩いてわずか。15世紀にイスタンブールを征服したスルタンが建設、歴代の皇帝が400年にわたって居城としました。広大な敷地には四つの庭園があり、それらを取り囲んで建物があります。ハレム、表敬の門、幸福の門、謁見の間などを見て回り、ボスポラス海峡が望める絶景ポイントで休憩しているうちにお昼をだいぶ過ぎてしまいました。
海岸沿いのレストランで魚フライの昼食をとり、エジプシャンバザールに移動。ボスポラス海峡クルーズにいく人たちと別れてフリータイム。このバザールは1660年にイエルジャーミィの施設の一部を改装して建設されました。そのモスクに入ってみると多くの人がお祈りをしていて厳粛な気持ちになります。
バザールの規模はグランドバザールには及びませんが、アーケード街の外には延々と様々なマーケット、商店街が広がっていました。ほとんど観光客しか歩いていないバザールのL字型市場とは違って、たくさんのトルコの人々が食料、衣類、日用品を買い求めています。歩いても歩いてもお店が続き、行き交う人々の買い物をする様子、仕草や表情をみているとエネルギーを奪われぐったりしてきます。ヨーロッパの街や市場を歩いてもこんな感じにはなりません。人々は陽気でオープンカフェでビールやワインを飲見ながらだべってますが、ここでは誰もアルコールを飲んでいない。チャイやソフトドリンクで甘いお菓子などをたべながらお喋り。

チャイが馴染んできたので茶っ葉とチャイを飲むグラスと小皿を買いました。いずれも安いものです。
ガラタ橋の見える辺りで少し休憩して、バザール周辺の広大な商店街を、東の方に歩いていくとトラムとシルケジ駅が見えてきます。その辺りから街並みが変わってきてスマートホンやカメラ、電気器具を売るお店が集中。カフェもモダンでヨーロッパ風なお店が多数。でもやはり誰もアルコールは呑んでいません。
夕方のお祈りの時間を知らせる呼びかけの声が大音響で聴こえてきたので、イエルジャーミィに戻ってみるとたくさんの人が向かっています。外の洗い場ではしっかりと手足を洗っている人の姿も。そして入り口に観光客は入れないとの表示が出ています。宗教は人々の生活に根ざし、モスクは厳粛なところだと痛感しました。日本人もこれに近いような時代もあったでしょう。でも現代の日本人の大半は無宗教だと、そんなことを考えているうちに集合時間の6時近くになって来ました。
集合場所のバザールの日本人のお店に行くとクルーズ組も戻ってきていて、周辺のお店でお土産品を物色しています。彼らの話を聞いてぼくもいくつかお菓子を買いました。
これで観光は全て終了。イスタンブールはもっと他のところも見たかった、もう少し街を歩きたかったという気持ちも正直あります。ただ旅の常として、あと半日、一日あってもそのうちに体力が続かなくなるような気もします。長く恋い焦がれてきたイスタンブールに来れて良しとしましょう。満足です。

イスタンブール空港まではさほどの渋滞もなく、アリさんとお別れが近づきます。以下がアリさんのお別れの言葉。
ガイドとしてではなく、一トルコ人として、トルコ観光にきていただいたことに感謝いたします。自分も日本が大好きなので毎年訪れています。今回楽しんで頂けたのなら、二度三度と訪れてください。お友達やご家族にも勧めてください。またお会いしましょう。
聴きながらぐっときちゃいました。
チェックイン、出国審査等を終え、打ち解けた数人でビールを飲みながら談笑。ドーハへのフライト4時間、羽田行きの乗り換えも順調。いま機内でこれでを書いています。いい旅でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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