1月26日に我が家にやってきた盲導犬候補生H号。彼は、未だに、甘噛み行動の片鱗さえ見せない。
>キャハハ!
>この子は、猫を被っているよ!
猫を被るとは、「本性を隠して大人しくしている」のたとえ。H号の場合は、「噛み噛み大魔王の本性を隠して『僕は甘噛みなんてしないよ』と良い子を演じている様」を表わす一言。果たして、かかる私らの見方は<悪意ある見方>なのか?それとも、本性を射抜いているのか?私達は、そんな懐疑に満ちた心をもってH号と接している。だが、何時まで経っても甘噛み行動の片鱗さえ見せない。果たして、果たして・・・・・。
■僕、トイレ作法を(ちょっぴり)理解したよ!
H号は、昨日の夕方に、私のフォローが遅れてカーペットにお漏らしをした。もちろん、粗相は、その一回だけである。が、その後、自分でトイレサークルに入って用を足すことなく今日も暮れかかった。
>お買い物に一緒に行く?
私達は、買い物に連れて行った。そして、帰宅してH号に水を飲ました。
>タッタッタッタ!
水を飲み終えたH号は、カーペット上を軽やかに横切るとトイレサークルに入って行った。「ウヌヌ!何?何?」と見ていると、先ずは、シッコ、そして続けてウンチ。そうして、ドヤ顔で振り向いた。
>グーッド!グーッド!はーい、ご褒美!
「猫被り」との根拠なき誹謗・中傷の中でも、な、なーんと、盲導犬候補生H号は、我が家のトイレ作法を理解するに至ったのだ。過去の4頭と我が家の犬達の中で最も早くトイレ作法を理解したのは、初代シベリアン・ハスキー犬と盲導犬候補生A号の2頭だ。彼らが自らトイレサークルに入って用を足すまでに要した時間は僅かに2時間。H号の場合は、24.5時間。ちょーっとばかり手間取ったが、それでも決して遅くはない。「グーッド!グーッド!」である。
■「稟性よりも育ち」との見方・考え方を堅持して。
人間の場合には、「氏より育ち」と言う。盲導犬候補生の場合は、「稟性よりも育ち」と言い換えてもよい。H号が猫を被っているのか?否か?その解釈は、あんまり重要なことではない。もっと大事なことは、猫被りな今を定着させることだ。そうすれば、「習性は自然の如し」の域に達する。H号、一緒に頑張ろうね!
※習性は自然の如し:後天的に身に付けた習性が生来の稟性のように見える様。
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「盲導犬アトム号の真実」の