元ママ犬デイジー号と暮らす

写真は、盲導犬響号です。

ハスキー流グレーチング克服作戦

2013-03-05 | ペット

A

C01_3  我が家の犬の散歩コースにはクリーク沿いの農道がある。クリークには田畑の側溝から水が流れ込んでいて、そこには必ず例のグレーチング(grating)がある。特に、ちっこいシー・ズーの健太は、このグレーチングが苦手だった。老犬になって目が見えなくなっても、グレーチングが近づくと迂回行動を取った。一旦、グレーチングが設置してある歩道部分を降りて道路を小走り。グレーチングを通り過ぎたら、ピョコンと歩道に戻っていた。その仕草は、可愛くもあり微笑ましくもあった。だが、預かっている盲導犬候補生の場合は、そうも言っていられない。彼らにとっては、グレーチングは馴致の対象なのである。

 4ケ月を迎えて散歩を開始した盲導犬候補生X号も、どうやらグレーチングが苦手なようだ。3月4日の散歩では、初めて目にするグレーチングの手前で固まって動かなくなった。やむを得ず、シー・ズーと同じ迂回行動を取って乗りきらせた。そうして、3月5日の挑戦日を迎えた。

Step1、グレーチングの上でX号と遊びくつろぐ。
Step2、おだててX号をグレーチングへと誘導する。
Step3、X号に自力で渡らせる。

 5日の挑戦日に先だって、4日に一度だけX号をグレーチング上で遊ばせた。抱いてグレーチング中央に連れていき、そこで座り込んで慣らすというやり方。ある程度慣れたら、立ち上がって独り遊びをさせた。動画の順序は入れ替えている。最後にグレーチングを渡っているが、実は、それを最初に撮影している。怖々ながら、X号はグレーチングを渡っている。多分、前日にグレーチング上で遊んだので少し慣れていたのであろう。ともあれ、私が取ったグレーチング克服作戦は、「慣らす⇒誘導する⇒渡らせる」の3ステップ

 なお、馴致訓練は、確かに大事なテーマ。でも、焦ってトラウマを作ったら元も子もない。その場合には、3日で終わる訓練が3週間に延びる可能性だってある。グレーチングなんぞ、盲導犬候補生達であれば、いずれ克服する。焦らないことが大事だ。

にほんブログ村 犬ブログ 補助犬・セラピー犬へ
にほんブログ村 

にほんブログ村 犬ブログ ラブラドールへ 
にほんブログ村 

My You Tube

http://www11.ocn.ne.jp/~husky/index.htm
  ↑
盲導犬アトム号の真実」のURLです!