大麻(たいま)ないしマリファナ 本当に悪者なのか
大麻について以前より気になっていたので調べてみると絶対に悪いという論証は見つけることが出来なかった。
アメリカの占領になり GHQ が乗り込んできて目にしたのが一面の麻畑。
アメリカでは吸引の習慣というものが以前から有ったようで日本人も吸引すると勘違いしたのと兵隊から教えられて
吸引すると困ると思ったようだ。
それにアメリカの繊維の売り込みも裏では働いたのではないだろうな。
学校の給食を進め裏では当時余っていた小麦を売りつけるために。
戦前は当たり前に栽培されていたようだ。
朝布やドンゴロスなどは子供の頃から記憶にある。
日本人は神事に纏わることまで関わっている植物だから。
現在 日本で栽培されているものも昔以上に品質改良されて(THC)という成分が極力抑えられた品種のものを栽培しているようで栽培して捕まったりするものが栽培するのはネットで外国から入れたものが多いようだ。
大麻は医療から衣料 食呂絵まで色んな利用方法があるようだ。
全部は掲載できないから正確なものを伝えるために一部分といっても結構長文を転載した。
知らないことばかりでまとめるのは非常に難しい。
掲載ページなども書いておいたので読んでみてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%BA%BB から抜粋
●大麻(たいま)ないしマリファナ (marijuana) は、アサの花冠、葉を乾燥または樹脂化、液体化させたもの。
これに含有される化学物質カンナビノイド(特にテトラヒドロカンナビノール (THC) )には様々な薬理作用があり、嗜好品や医薬品として用いられる。
大麻には多幸感をもたらす、食欲を増進するなどの薬理作用があり、日本では大麻取締法による規制を受ける麻薬(痲薬)の一種に分類されている。
日本では、無許可所持は最高刑が懲役5年、営利目的の栽培は最高刑が懲役10年の犯罪である。
呼称
マリフアナはメキシコ・スペイン語で「安い煙草」を意味する。
これは大麻の繁殖力が強く、野草として自生していたために安価に手に入ったことからメキシコでこの呼称が一般的になり、これがアメリカ合衆国へと伝わって世界中にマリファナという呼称が定着した。
その他ガンジャ、ハーブ、ウィード、日本では草、葉っぱ、緑などの俗称、隠語、スラングで呼ばれることがある。
歴史
アムステルダムの大麻博物館大麻の薬や嗜好品としての歴史は長く、中国で2700年前にシャーマンが薬理作用を目的としたとされる大麻が発見されている。
後漢の頃に成立したとされる中国最古の薬物学書「神農本草経」には薬草として使われていたことが記されている。
歴史の父と呼ばれるヘロドトスは、『歴史』において、紀元前450年のスキタイ人やトラキア人は大麻を吸っていたと伝え、70年にはローマの医学治療として大麻の使用が言及された。
ヨーロッパでは、嗜好品としての大麻は1798年のナポレオン・ボナパルトによるエジプト遠征によってエジプトから伝えられ、1843年にはパリで「ハシッシュ吸飲者倶楽部」が設立、1870年にギリシアで大麻使用が全土に普及した。
また、イギリスの上流階級の間にも広がり、ヴィクトリア女王は生理痛の緩和に使っていた。薬用としては腹痛や発熱、不眠症や結核患者に使われた。
その後、ほとんどの欧州諸国で非合法化されてきたが、1976年にオランダで寛容政策が行われ、コーヒーショップやユースセンターでの大麻販売を認めた。
日本では1886年に印度大麻草として日本薬局方に記載され、1951年の第5改正日本薬局方まで収載されていた。
日本では1886年に印度大麻草として日本薬局方に記載され、1951年の第5改正日本薬局方まで収載されていた。
また、庶民の間でも痛み止めや食用として戦後に規制されるまで使用されていた。
ただし、日本で伝統的に栽培されていた大麻は幻覚成分であるTHC含有量が0.1%程度と弱く、日本では大麻の使用は工業用途に限られていたと考えられており、日本における嗜好目的での使用は第二次世界大戦後のアメリカ進駐軍から広まったといわれている
宗教面では、前1200-前800年にはバラモン教の聖典「ヴェーダ」から医薬や儀式、シヴァ神への奉納物として使用されたと記されている。
その他には前600年のゾロアスター教の経典「アヴェスター」では麻酔薬・鎮静剤として言及され、500年-600年にはユダヤのタルムードにおいても大麻の使用が記載されている。
また、日本の神道とも関わりが深く、穢れを祓う紙垂(しで)は古くは麻の枝葉や麻布であったとされるし、神職がお祓いに使う大幣(おおぬさ)は大麻とも書き、麻の糸を使用している。
ほかにお盆の迎え火や正月の護摩焚きで麻が燃やされるなど、神事、仏事に広く利用されていた
種類
乾燥大麻(マリフアナ、英: Marihuana)
花穂や葉を乾燥させた大麻加工品を乾燥大麻という。
大麻の葉をリーフ、花穂をバッズ、無受精の雌花の花穂をシンセミア(種無し)という。
乾燥大麻は、嗜好品としての大麻の最も一般的な加工方法であり、世界で押収された大麻のうち79%が乾燥大麻である。
バッズのTHC及びカンナビジオール含有率は、他の部位に比べて高く、シンセミアにおける含有率は更に高い。
市場で流通する乾燥大麻のTHC含有率は大麻の品種改良や栽培技法の確立により年々上昇している。
また、良質のシンセミアを確実に得たいという思う愛好者の要望に応じるため、栽培業者は巧妙な交配を行って雌株の発芽率を高めた種子を販売している。
このような種子をフェミナイズド・シード (feminised seeds) といい、種子製造メーカーによっては雌株発芽率が100%だと標榜している品もある。
大麻樹脂(ハシシュ、英: Hashish)
花穂や葉から取れる樹液を圧縮して固形状の樹脂にした大麻加工品を大麻樹脂という。
ハッシッシ、ハシシ、ハシシュ (hashish) 、チョコ、チャラスとも呼ばれる。
ハシシの製法は大きく分けて、手もみ(チャラス)、ポリネーター(ポーリン)、アイソレーターがある。
世界における消費地は主に西ヨーロッパであり、世界における大麻樹脂の74%はここで押収されている[17]。また、モロッコが大麻樹脂の最大生産国である[17]。
液体大麻(ハッシュオイル、英: Hash oil)
乾燥大麻や樹脂を溶剤で溶かし抽出した大麻加工品を液体大麻という。
ハシシオイル、ハッシュオイル、ハニーオイルとも呼ばれる。溶剤には、アルコールや油、石油エーテル、ブタンなどが用いられる。
THCを抽出するためTHC含有率が高く、溶剤にもよるが50%を超える場合もある。
日本の行政は一般に液体大麻と呼称するが、形状は溶剤により様々ある。
大麻は主に以下の方法で摂取される。
パイプ(煙管様の喫煙具)で摂取する方法
パイプは木、金属、ガラス、陶器などの素材で作られており、様々な形状を持つ。
ジョイントで摂取する方法
乾燥大麻または大麻樹脂を煙草の巻紙に巻いたものに点火して吸う。
巻紙に巻く手間がかかること、有効成分が散逸しやすいのと、煙が直接体内に入るため一酸化炭素・タール・シアン化物などの有害な成分による健康被害を受けやすいという欠点がある。
ボング(水パイプ)で摂取する方法
ボングと呼ばれる喫煙具を使うと煙をいったん水に通すことで喉あたりがよくなる。
実際には煙草のフィルターのような有害化学物質を取り除く力はほとんどない。
ジョイントよりも効率よくTHCなどの有効成分を摂取することができる。
THC テトラヒドロカンナビノール (Tetrahydrocannabinol) 大麻の実効成分。
多幸感を覚えるなどの作用がある向精神薬。大麻樹脂に数パーセント含まれ、大麻(マリファナ)の主な有効成分である。
ヴェポライザー(気化器)で摂取する方法
ヴェポライザーと呼ばれる喫煙具は大麻を燃やさず有効成分のみを気化させた蒸気を直接または袋に溜めて吸引する器具である。
通常はTHCの気化する約170℃まで熱して蒸気を発生させる。
調理して摂取する方法
菓子の材料に加えたり、バターや食用油やアルコールに溶かし、調理して食べることで大麻を摂取することができる。
大麻で作られた菓子はスペースケーキと呼ばれ喫煙と同様の酩酊作用を持つ。
またインドには大麻の搾り汁をヨーグルトで割ったバング・ラッシーという飲み物がある。
ヴェポライザーと同じようにタールによる害を避けられ、医療目的での摂取に重宝されている。
しかし、調理方法や使用する大麻の量と質によって効き目が変わり、遅れて作用が得られるため、適量の判断が難しいという欠点がある。
その他の方法
大麻樹脂を溶剤で溶かして、煙草に混ぜたり、煙草の紙に塗りつけたりして吸う。
この方法に用いられる大麻樹脂の抽出物はハニー、オイルと呼ばれる。
大麻成分の抽出物をカプセルや錠剤、スプレーなどで経口摂取する場合もある。
人体への影響
大麻は低用量・中用量では交感神経系が優位になり、頻脈、心拍出量増加、血圧増加を起こす。
高用量では逆に副交感神経系が優位になって、徐脈と血圧低下を起こす。
さらに虚血性心疾患を起こし、わずかな労作で狭心症症状を示す頻度が増える。
これは危険な症状であり、突然死の危険もある。
正常な心臓を持った人にも、血管攣縮による心筋梗塞を起こすことも報告されている。
また、大麻使用の直後に、一過性脳虚血発作や脳卒中を起こした複数の若者の症例も報告されており、これは大麻以外の他原因による可能性が除外された症例である。
日本においては財団法人「麻薬・覚せい剤乱用防止センター」が大麻の有害性を主張しているが、その主張は薬物標本の説明書の翻訳であり、医学的根拠が定かではない。
また、ヨーロッパ麻薬監視センター (EMCDDA)の報告では効力の強い大麻が健康被害リスクを増やすとことを示す証拠はなく、個人や社会、公共の秩序又は犯罪行為など全体において効力の強い大麻が普通の大麻よりもリスクが大きいということはないとしている[26]。
カナダで医療用に発売されている大麻のTHC含有量は10~14%であり、オランダの医療用大麻のBedrocanは19%である。
効力の強い大麻のほうが少量の吸引量で望む陶酔状態が得られるので煙の害を抑えることができるという指適がある。
英国国会貴族院科学技術委員会の報告書では、アルコール使用者は平常時よりも危険な運転をする傾向があることに対し、マリファナ使用者は危険を回避しようと低速で注意深く運転する傾向にあり反応時間や運動能力の低下を相殺するため、直接的に事故の増加にはつながらないとしている。
日本において大麻を取り締まる大きな理由の一つに、いったん大麻を使うと他のドラッグをも使用するようになり、他の薬物への入り口となるという「踏み石理論(ゲートウェイ・ドラッグ理論)」がある。これは1950年代にアメリカの麻薬取締り機関が広めた考えであるが、近年欧米の政府機関によりこの理論についての再考察が盛んに行われている。
科学者のカール・セーガンは、大麻に関する統計資料のほとんどが有害が前提とされる統計手法か、意図的に数字を改竄した資料も存在し、科学的検証に耐えられないデータばかりが媒体で取り上げられ「有害である」と喧伝されていると主張している。
大麻の致死量は、カンナビノイドの含有量が品種によって違うため断定出来ないが、急性中毒による死亡はまずないと言われており、過剰摂取による死亡例の報告は無い。
1999年、全米科学アカデミー医学研究所は煙による害を別にすれば、大麻使用による副作用は他の医薬品で許容されている副作用の範囲内にあるとしている。
日本国内で栽培される大麻(アサ)はほとんどが栃木県産で、その用途は主に麻布であり、他に日用品(衣類)、神事(注連縄)、漁具(魚網、舫)として使用されている。
栽培されている大麻はトチギシロ(栃木白)というTHCをほとんど含んでいないとされている改良品種である。
栃木県はトチギシロの種子の県外持ち出しを禁止している。
麻の特産品として美濃麻、木曾麻、岡地苧、鹿沼麻、雫石麻、上州苧などがある。
現在でも雑草に混じって普通に自生している。
だが野生のものであっても違法であるので、葉1枚であっても許可無く採取すると違法行為にあたる。
警察は大麻が自生している土地の所有者に除草を呼びかけているが、大麻は自生力が強く広範囲に自生し焼却するにも燃料のコストと失火の危険が伴うことから完全な根絶は難しい。
また、大麻は北海道に限らず、日本各地に自生しており、毎年、各地域の保健所や自治体によって自生大麻の刈り取りなどの撲滅活動を行っている。
その弊害としてアサカミキリといった昆虫が環境省の準絶滅危惧種に指定されるなど生態系に影響を及ぼしている。
太平洋戦争以前
日本においての麻はかつて、繊維素材の他、種を食用にしたりと、種をまけば勝手に自生し肥料や間引きなどの手間のかからない一年草で「農作物としての」大麻は一部の貧農にとって主要な収入源であった。
過去、北海道で大麻は軍需品の一つとして栽培されていた。歳入財源のため、1873年に明治政府はビール、ワインの造酒、(北海道の気候・風土に合った)小麦、蚕製糸、亜麻とともに大麻の作付けを、屯田兵による北海道開拓事業の一環として行った。
1887年に北海道製麻株式会社(後の帝国製麻株式会社)が設立。
明治時代にはぜんそくの治療品として「ぜんそくたばこ印度大麻草」名で販売されてもいた。
GHQ
戦後、GHQの政策により法律の中に大麻栽培の罰則が設けられる。(当時の)アメリカにおける大麻吸引禍の問題をそのまま日本の法律に盛り込んだが、麻の栽培で副収入を得ていた小作農は猛反発し、アメリカでの大麻吸引による社会的問題に至るまでの経緯など知りえなかった日本政府は小作農からの突き上げと、GHQによる突然の達しに板ばさみになり、第7回衆議院厚生委員会において答弁に窮する場面もみられた。その後、綿やジュート、化学製品が広く流通、商品販売されるにつれ麻繊維の需要は急激に落ち込んだ上に、戦後の食料難という事情も重なり、麻の栽培はほぼ途絶えることになる。
現在においても「大麻吸引でアルコール売り上げ低下を危惧する酒造メーカーのロビー活動で大麻取締法は守られている」という説があるが、大麻は吸引できる嗜好品という習慣などなかった日本において、当時日本全国で自生していた大麻が煙草の代用品となることもなかった。
人々が飛びついたのは「バクダン」と呼ばれるメチルアルコールを使った密造酒で、多量、長期の飲酒による副作用で失明、死亡する者が続出した。
大麻吸引を持ち込んだのは在日米軍基地で働いていたジャズ奏者やMPなどで、その者らの間で嗜好されていたものが徐々に日本人の間にも伝播した。
大麻事犯増加の背景として、大麻の栽培が簡易であることや、大麻は古くから日本各地で栽培され、野生化していた上に、旧日本軍が第二次世界大戦前より軍需品生産を目的として長野県や北海道などで生産を推奨したため、第二次世界大戦後の大麻取締法の制定後も、北海道、長野、東北地方などに自生している。そのため、行政が駆除しているが、生命力が強く、駆除は困難である。特に自生大麻の多い北海道では行政主導のもと撲滅運動を行っている。これら野生化した地域では違法取引価格が他の地域より破格に安価であったり、採取が可能なことから、大麻事犯の増加の一因と指摘されている。そのほかにインターネットの普及で栽培方法を知ったり、ネット通販で観賞用としての名目で、大麻の種や栽培・吸引用具が販売されていることも挙げられる。
また、覚せい剤事犯の減少によって取り締まりの矛先が大麻事犯へ向けられていることが大麻事犯の検挙数増加の一因となっているという見方がある[64]。
2008年、乾燥大麻の押収量389.9kgのうち73.9kgは密輸入されたものである。乾燥大麻の仕出地は南アフリカからの密輸入量の33.9kgが最も多く、密輸入事犯(47件)の仕出地ではアメリカの13件に次いでタイの9件が多くなっている[55]。
2008年にコアマガジン社が、大麻栽培方法を紹介した雑誌を出版し、問題となった。東京都は同年3月に、都の青少年健全育成条例に基づき、この雑誌を、18歳未満が閲覧できない有害図書に指定、同社に対しても処分を行った。
同社はその後も、同年12月に類似した内容の雑誌を出版した。
都は再び厳重注意としたが、流通禁止措置には踏み切らなかった。
この雑誌は都の指導後もインターネットなどで流通していたが、現在は廃刊となっている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B5
●アサ(麻、Cannabis)は中央アジア原産とされるアサ科アサ属で一年生の草本で、大麻(たいま)または大麻草(たいまそう)のこと。この植物の葉及び花冠を乾燥または樹脂化、液体化させたものを特に大麻(マリファナ)と呼ぶ。
広義にはアサは麻繊維を採る植物の総称であり、アマ科の亜麻やイラクサ科の苧麻(カラムシ)、シナノキ科黄麻(ジュート)、バショウ科マニラ麻、リュウゼツラン科サイザル麻がアサと呼ばれるが本項目とは全く別の種類の植物である。
生育速度と環境順応性の高さから、熱帯から寒冷地まで世界中ほとんどの地域に分布している。
日本にも古来自生しており、神道との関係も深い。生育速度が速い事から、忍者が種を蒔いて飛び越える訓練をした逸話などが残っている。
古代から人類の暮らしに密接してきた植物で、世界各地で繊維利用と食用の目的で栽培、採集されてきた。
種子(果実)は食用として利用され、種子から採取される油は食用、燃料など様々な用途で利用されてきた。
20世紀初頭より、米国や日本を始めとしたほとんどの国で栽培、所持、利用について法律による厳しい規制を受けるようになる。近年この植物の茎から取れる丈夫な植物繊維がエコロジーの観点から再認識されつつある。
古くから栽培されていた植物の一つであり、元々は中東で栽培されていた物と考えられている。
日本では紀元前から栽培され、『後漢書』の『東夷伝』や『三国志』の『魏志倭人伝』にも記述が見られる。日本では歌の題材になっているほか、『風土記』にも記されている。
戦国時代に木綿の栽培が全国に広まるまでは、高級品の絹を除けば、麻が主要な繊維原料であり、糸、縄、網、布、衣服などに一般に広く使われていたし、木綿の普及後も、麻繊維の強度が重宝されて、特定の製品には第二次世界大戦後まで盛んに使用されていた。
また、麻の茎は工芸品に使われ、種子は食料になっていた[2]。神道では神聖な植物として扱われ、日本の皇室にも麻の糸、麻の布として納められている。
栽培植物としては非常に急速に成長する。葉・花・果実には薬効がある。特に、葉や花に含まれるテトラヒドロカンナビノール(THC)は人体に作用し、摂取すると陶酔感や多幸感を覚えたり、食欲、睡眠欲が増進するなどの向精神作用がある。
アサは生育が速い一年草であり、生育の際に多量の二酸化炭素を消費し、繊維質から様々な物が作れるため、地球規模での環境保護になるという意見もあり、実際にバイオマス原料植物として各国で研究・実用化が始まっている。
産業用のアサと嗜好用のアサは品種が異なる。前者については、陶酔成分が生成されないよう改良された品種が用いられる。また、品種が同じでも用途に応じて栽培方式が違う。前者は縦に伸ばすために密集して露地に植えられる方式が主であるが、後者は枝を横に伸ばすために室内栽培が多い。そのため嗜好目的のためのアサを産業的栽培だと偽って栽培するのは困難である。
嗜好目的のアサは、露地栽培または水耕栽培で育てられる。
日本に自生するアサには陶酔成分であるTHCが0.1%未満含まれている。他の品種は1.8から20%含有とされているため、確かに少ないが軽視できる量ではない。日本においてはアサの陶酔作用は「麻酔い」として農家から嫌われたようであり、それを解消するために生み出されたのが改良品種トチギシロで、1982年から栽培が開始されている。
アサはその繁殖プロセスから、花粉が周囲2km程度に飛散する。このときに陶酔成分を多く含むアサの花粉を受粉した場合、これに関する遺伝子は優性遺伝するため、トチギシロも陶酔成分を含むことになる(つまり代返りする)。
このため、現在栽培されているトチギシロは、不法に持ち込まれたアサとの交配によって陶酔成分を含んでしまっているという説もある。
このように交配されたアサはインドアサの水準までTHC含有量が上がるとは考えにくいが、実際北海道では自生するアサを採取してマリファナを生成する個人愛好家もいる。
麻は食用、薬用、繊維、製紙などの素材として用いられる植物である。
繊維
アサの茎から植物繊維が採れる
麻袋(南京袋)衣類・履き物・カバン・装身具・袋類・縄・容器・調度品など、様々な身の回り品が大麻から得た植物繊維で製造されている。
麻織物で作られた衣類は通気性に優れているので、日本を含め、暑い気候の地域で多く使用されている。
綿・絹・レーヨンなどの布と比較して、大麻の布には独特のざらざらした触感や起伏があるため、その風合いを活かした夏服が販売されている。
大麻の繊維で作った縄は、木綿の縄と比べて伸びにくいため、荷重をかけた状態でしっかり固定する時に優先的に用いられる。
伸びにくい特性を生かして弓の弦に用いられる。
また日本では神聖な繊維とされており、神社の鈴縄、注連縄や大幣として神事に使われる。横綱の締める注連縄も麻繊維で出来ている。
現在も産業用(麻布等)栽培はあるが、減少傾向である。
麻繊維はエコロジー素材として注目を浴びている。実用的には、大麻の生地は強く、放熱性が高く、汗を蒸発させる効果があり、夏の衣服に向いている。
また大麻繊維には抗菌作用や消臭力が認められている。
生地は光沢とシャリ感がある。
ただし、日本国内では家庭用品品質表示法で「麻」と表示することが認められているのは、亜麻と苧麻のみであるため、「麻製品」と名乗っていたり、「麻マーク」が表示されていても大麻繊維製品ではない。
(大麻繊維は「指定外繊維(大麻)」や「指定外繊維(ヘンプ)」などと表記される。)
茎
繊維を取った後の余った茎(苧殻、おがら)は、かつては懐炉用の灰の原料として日本国内で広く用いられ、お盆の際に迎え火・送り火を焚くのに用いられる。
果実
アサの種(果実)は麻の実の名で七味唐辛子にも含まれる果実は生薬の麻子仁(ましにん)として調剤される。麻子仁には陶酔成分は無く穏やかな作用の便秘薬として使われる。栄養学的にはたんぱく質が豊富であり、脂肪酸などの含有バランスも良いため食用可能であり、香辛料(七味唐辛子に含まれる麻の実)や鳥のエサになる。果実を搾ることにより油を得ることができる。この油を含んだ線香がアロマテラピー用として市販されている。
麻(あさ)は、植物表皮の内側にある柔繊維または、葉茎などから採取される繊維の総称。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB_(%E7%B9%8A%E7%B6%AD)
元来日本語で麻繊維は大麻(学名Cannabis sativa)から作られた繊維を指す名称であった。
古代から日本に自生し繊維利用の盛んだった植物Cannabis sativaを麻と呼称していたが、後に海外より持ち込まれた亜麻、苧麻などを含めた植物繊維全般を指して「麻」の名称を使うようになったため、本来の麻Cannabis sativaを植物の背丈が大きく成長する特徴から、大麻(おおあさ、たいま)と区別して呼称するようになったとされている。
現在日本で麻の名称で流通している繊維のほとんどは亜麻(学名Linum usitatissimum)から作られるリネンである。
また、日本で麻の名称で流通させて良い繊維は亜麻と苧麻のみであり、本来の麻(大麻)は指定外繊維となる。
麻と呼ばれる繊維は数種類があり、家庭用品品質表示法によると、苧麻(ちょま : カラムシ、ラミー)と亜麻(あま、リネン)の2種類を指す。
これらは光沢と通気性があり、肌触りの良さから夏物の衣料品や寝装具などに用いられることが多い。
繊維的には羊毛や綿花より硬いので、硬質繊維といわれる。また、マニラ麻やサイザル麻は船舶用ロープとして用いられる。
2000年頃からはアフリカ原産のケナフ(洋麻)も注目されている。
なお、亜麻色とは、黄みを帯びた薄い茶色のことで亜麻からきた色名である。
他植物の麻繊維や薬物の大麻との混同を避ける目的から、日本でも大麻繊維を英語に倣いヘンプ(hemp)と呼びかえる動きがある。
大麻報道センター - 大麻は合法化して制度的管理を
http://search.yahoo.co.jp/search?fr=sb-kingbrw1&ei=UTF-8&p=%E5%A4%A7%E9%BA%BB
大麻とはなにか?
http://www.asahi-net.or.jp/~is2h-mri/nani.html
大麻 - nifty
http://homepage3.nifty.com/onion/labo/hemp.htm
ここがヘンだよ外国人 :麻薬(大麻・マリファナ) It's strange for Japanese ...
http://www.youtube.com/watch?v=2Ipa7o7ePhM
大麻を正しく考える国民会議 -大麻草検証委員会 「大麻」とは、「大いなる麻」の略語である。
http://www.taimasou.jp/
大麻で逮捕するならタバコを禁止せよ 2008-11-16
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/2b12cad34eec4aec8766661a0885a1b7
大麻取締法(昭和二十三年七月十日法律第百二十四号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO124.html
大麻博物館
http://www.arakawas.sakura.ne.jp/backn016/taimahak/taimahak.html
阿波國一の宮 大麻比古神社
http://www.ooasahikojinja.jp/
大麻町商工会 徳島県鳴門市
http://www.tsci.or.jp/ooasa/
大麻小学校
http://www.ebetsu-city.ed.jp/oasa-s/report/report1.html
大麻について以前より気になっていたので調べてみると絶対に悪いという論証は見つけることが出来なかった。
アメリカの占領になり GHQ が乗り込んできて目にしたのが一面の麻畑。
アメリカでは吸引の習慣というものが以前から有ったようで日本人も吸引すると勘違いしたのと兵隊から教えられて
吸引すると困ると思ったようだ。
それにアメリカの繊維の売り込みも裏では働いたのではないだろうな。
学校の給食を進め裏では当時余っていた小麦を売りつけるために。
戦前は当たり前に栽培されていたようだ。
朝布やドンゴロスなどは子供の頃から記憶にある。
日本人は神事に纏わることまで関わっている植物だから。
現在 日本で栽培されているものも昔以上に品質改良されて(THC)という成分が極力抑えられた品種のものを栽培しているようで栽培して捕まったりするものが栽培するのはネットで外国から入れたものが多いようだ。
大麻は医療から衣料 食呂絵まで色んな利用方法があるようだ。
全部は掲載できないから正確なものを伝えるために一部分といっても結構長文を転載した。
知らないことばかりでまとめるのは非常に難しい。
掲載ページなども書いておいたので読んでみてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%BA%BB から抜粋
●大麻(たいま)ないしマリファナ (marijuana) は、アサの花冠、葉を乾燥または樹脂化、液体化させたもの。
これに含有される化学物質カンナビノイド(特にテトラヒドロカンナビノール (THC) )には様々な薬理作用があり、嗜好品や医薬品として用いられる。
大麻には多幸感をもたらす、食欲を増進するなどの薬理作用があり、日本では大麻取締法による規制を受ける麻薬(痲薬)の一種に分類されている。
日本では、無許可所持は最高刑が懲役5年、営利目的の栽培は最高刑が懲役10年の犯罪である。
呼称
マリフアナはメキシコ・スペイン語で「安い煙草」を意味する。
これは大麻の繁殖力が強く、野草として自生していたために安価に手に入ったことからメキシコでこの呼称が一般的になり、これがアメリカ合衆国へと伝わって世界中にマリファナという呼称が定着した。
その他ガンジャ、ハーブ、ウィード、日本では草、葉っぱ、緑などの俗称、隠語、スラングで呼ばれることがある。
歴史
アムステルダムの大麻博物館大麻の薬や嗜好品としての歴史は長く、中国で2700年前にシャーマンが薬理作用を目的としたとされる大麻が発見されている。
後漢の頃に成立したとされる中国最古の薬物学書「神農本草経」には薬草として使われていたことが記されている。
歴史の父と呼ばれるヘロドトスは、『歴史』において、紀元前450年のスキタイ人やトラキア人は大麻を吸っていたと伝え、70年にはローマの医学治療として大麻の使用が言及された。
ヨーロッパでは、嗜好品としての大麻は1798年のナポレオン・ボナパルトによるエジプト遠征によってエジプトから伝えられ、1843年にはパリで「ハシッシュ吸飲者倶楽部」が設立、1870年にギリシアで大麻使用が全土に普及した。
また、イギリスの上流階級の間にも広がり、ヴィクトリア女王は生理痛の緩和に使っていた。薬用としては腹痛や発熱、不眠症や結核患者に使われた。
その後、ほとんどの欧州諸国で非合法化されてきたが、1976年にオランダで寛容政策が行われ、コーヒーショップやユースセンターでの大麻販売を認めた。
日本では1886年に印度大麻草として日本薬局方に記載され、1951年の第5改正日本薬局方まで収載されていた。
日本では1886年に印度大麻草として日本薬局方に記載され、1951年の第5改正日本薬局方まで収載されていた。
また、庶民の間でも痛み止めや食用として戦後に規制されるまで使用されていた。
ただし、日本で伝統的に栽培されていた大麻は幻覚成分であるTHC含有量が0.1%程度と弱く、日本では大麻の使用は工業用途に限られていたと考えられており、日本における嗜好目的での使用は第二次世界大戦後のアメリカ進駐軍から広まったといわれている
宗教面では、前1200-前800年にはバラモン教の聖典「ヴェーダ」から医薬や儀式、シヴァ神への奉納物として使用されたと記されている。
その他には前600年のゾロアスター教の経典「アヴェスター」では麻酔薬・鎮静剤として言及され、500年-600年にはユダヤのタルムードにおいても大麻の使用が記載されている。
また、日本の神道とも関わりが深く、穢れを祓う紙垂(しで)は古くは麻の枝葉や麻布であったとされるし、神職がお祓いに使う大幣(おおぬさ)は大麻とも書き、麻の糸を使用している。
ほかにお盆の迎え火や正月の護摩焚きで麻が燃やされるなど、神事、仏事に広く利用されていた
種類
乾燥大麻(マリフアナ、英: Marihuana)
花穂や葉を乾燥させた大麻加工品を乾燥大麻という。
大麻の葉をリーフ、花穂をバッズ、無受精の雌花の花穂をシンセミア(種無し)という。
乾燥大麻は、嗜好品としての大麻の最も一般的な加工方法であり、世界で押収された大麻のうち79%が乾燥大麻である。
バッズのTHC及びカンナビジオール含有率は、他の部位に比べて高く、シンセミアにおける含有率は更に高い。
市場で流通する乾燥大麻のTHC含有率は大麻の品種改良や栽培技法の確立により年々上昇している。
また、良質のシンセミアを確実に得たいという思う愛好者の要望に応じるため、栽培業者は巧妙な交配を行って雌株の発芽率を高めた種子を販売している。
このような種子をフェミナイズド・シード (feminised seeds) といい、種子製造メーカーによっては雌株発芽率が100%だと標榜している品もある。
大麻樹脂(ハシシュ、英: Hashish)
花穂や葉から取れる樹液を圧縮して固形状の樹脂にした大麻加工品を大麻樹脂という。
ハッシッシ、ハシシ、ハシシュ (hashish) 、チョコ、チャラスとも呼ばれる。
ハシシの製法は大きく分けて、手もみ(チャラス)、ポリネーター(ポーリン)、アイソレーターがある。
世界における消費地は主に西ヨーロッパであり、世界における大麻樹脂の74%はここで押収されている[17]。また、モロッコが大麻樹脂の最大生産国である[17]。
液体大麻(ハッシュオイル、英: Hash oil)
乾燥大麻や樹脂を溶剤で溶かし抽出した大麻加工品を液体大麻という。
ハシシオイル、ハッシュオイル、ハニーオイルとも呼ばれる。溶剤には、アルコールや油、石油エーテル、ブタンなどが用いられる。
THCを抽出するためTHC含有率が高く、溶剤にもよるが50%を超える場合もある。
日本の行政は一般に液体大麻と呼称するが、形状は溶剤により様々ある。
大麻は主に以下の方法で摂取される。
パイプ(煙管様の喫煙具)で摂取する方法
パイプは木、金属、ガラス、陶器などの素材で作られており、様々な形状を持つ。
ジョイントで摂取する方法
乾燥大麻または大麻樹脂を煙草の巻紙に巻いたものに点火して吸う。
巻紙に巻く手間がかかること、有効成分が散逸しやすいのと、煙が直接体内に入るため一酸化炭素・タール・シアン化物などの有害な成分による健康被害を受けやすいという欠点がある。
ボング(水パイプ)で摂取する方法
ボングと呼ばれる喫煙具を使うと煙をいったん水に通すことで喉あたりがよくなる。
実際には煙草のフィルターのような有害化学物質を取り除く力はほとんどない。
ジョイントよりも効率よくTHCなどの有効成分を摂取することができる。
THC テトラヒドロカンナビノール (Tetrahydrocannabinol) 大麻の実効成分。
多幸感を覚えるなどの作用がある向精神薬。大麻樹脂に数パーセント含まれ、大麻(マリファナ)の主な有効成分である。
ヴェポライザー(気化器)で摂取する方法
ヴェポライザーと呼ばれる喫煙具は大麻を燃やさず有効成分のみを気化させた蒸気を直接または袋に溜めて吸引する器具である。
通常はTHCの気化する約170℃まで熱して蒸気を発生させる。
調理して摂取する方法
菓子の材料に加えたり、バターや食用油やアルコールに溶かし、調理して食べることで大麻を摂取することができる。
大麻で作られた菓子はスペースケーキと呼ばれ喫煙と同様の酩酊作用を持つ。
またインドには大麻の搾り汁をヨーグルトで割ったバング・ラッシーという飲み物がある。
ヴェポライザーと同じようにタールによる害を避けられ、医療目的での摂取に重宝されている。
しかし、調理方法や使用する大麻の量と質によって効き目が変わり、遅れて作用が得られるため、適量の判断が難しいという欠点がある。
その他の方法
大麻樹脂を溶剤で溶かして、煙草に混ぜたり、煙草の紙に塗りつけたりして吸う。
この方法に用いられる大麻樹脂の抽出物はハニー、オイルと呼ばれる。
大麻成分の抽出物をカプセルや錠剤、スプレーなどで経口摂取する場合もある。
人体への影響
大麻は低用量・中用量では交感神経系が優位になり、頻脈、心拍出量増加、血圧増加を起こす。
高用量では逆に副交感神経系が優位になって、徐脈と血圧低下を起こす。
さらに虚血性心疾患を起こし、わずかな労作で狭心症症状を示す頻度が増える。
これは危険な症状であり、突然死の危険もある。
正常な心臓を持った人にも、血管攣縮による心筋梗塞を起こすことも報告されている。
また、大麻使用の直後に、一過性脳虚血発作や脳卒中を起こした複数の若者の症例も報告されており、これは大麻以外の他原因による可能性が除外された症例である。
日本においては財団法人「麻薬・覚せい剤乱用防止センター」が大麻の有害性を主張しているが、その主張は薬物標本の説明書の翻訳であり、医学的根拠が定かではない。
また、ヨーロッパ麻薬監視センター (EMCDDA)の報告では効力の強い大麻が健康被害リスクを増やすとことを示す証拠はなく、個人や社会、公共の秩序又は犯罪行為など全体において効力の強い大麻が普通の大麻よりもリスクが大きいということはないとしている[26]。
カナダで医療用に発売されている大麻のTHC含有量は10~14%であり、オランダの医療用大麻のBedrocanは19%である。
効力の強い大麻のほうが少量の吸引量で望む陶酔状態が得られるので煙の害を抑えることができるという指適がある。
英国国会貴族院科学技術委員会の報告書では、アルコール使用者は平常時よりも危険な運転をする傾向があることに対し、マリファナ使用者は危険を回避しようと低速で注意深く運転する傾向にあり反応時間や運動能力の低下を相殺するため、直接的に事故の増加にはつながらないとしている。
日本において大麻を取り締まる大きな理由の一つに、いったん大麻を使うと他のドラッグをも使用するようになり、他の薬物への入り口となるという「踏み石理論(ゲートウェイ・ドラッグ理論)」がある。これは1950年代にアメリカの麻薬取締り機関が広めた考えであるが、近年欧米の政府機関によりこの理論についての再考察が盛んに行われている。
科学者のカール・セーガンは、大麻に関する統計資料のほとんどが有害が前提とされる統計手法か、意図的に数字を改竄した資料も存在し、科学的検証に耐えられないデータばかりが媒体で取り上げられ「有害である」と喧伝されていると主張している。
大麻の致死量は、カンナビノイドの含有量が品種によって違うため断定出来ないが、急性中毒による死亡はまずないと言われており、過剰摂取による死亡例の報告は無い。
1999年、全米科学アカデミー医学研究所は煙による害を別にすれば、大麻使用による副作用は他の医薬品で許容されている副作用の範囲内にあるとしている。
日本国内で栽培される大麻(アサ)はほとんどが栃木県産で、その用途は主に麻布であり、他に日用品(衣類)、神事(注連縄)、漁具(魚網、舫)として使用されている。
栽培されている大麻はトチギシロ(栃木白)というTHCをほとんど含んでいないとされている改良品種である。
栃木県はトチギシロの種子の県外持ち出しを禁止している。
麻の特産品として美濃麻、木曾麻、岡地苧、鹿沼麻、雫石麻、上州苧などがある。
現在でも雑草に混じって普通に自生している。
だが野生のものであっても違法であるので、葉1枚であっても許可無く採取すると違法行為にあたる。
警察は大麻が自生している土地の所有者に除草を呼びかけているが、大麻は自生力が強く広範囲に自生し焼却するにも燃料のコストと失火の危険が伴うことから完全な根絶は難しい。
また、大麻は北海道に限らず、日本各地に自生しており、毎年、各地域の保健所や自治体によって自生大麻の刈り取りなどの撲滅活動を行っている。
その弊害としてアサカミキリといった昆虫が環境省の準絶滅危惧種に指定されるなど生態系に影響を及ぼしている。
太平洋戦争以前
日本においての麻はかつて、繊維素材の他、種を食用にしたりと、種をまけば勝手に自生し肥料や間引きなどの手間のかからない一年草で「農作物としての」大麻は一部の貧農にとって主要な収入源であった。
過去、北海道で大麻は軍需品の一つとして栽培されていた。歳入財源のため、1873年に明治政府はビール、ワインの造酒、(北海道の気候・風土に合った)小麦、蚕製糸、亜麻とともに大麻の作付けを、屯田兵による北海道開拓事業の一環として行った。
1887年に北海道製麻株式会社(後の帝国製麻株式会社)が設立。
明治時代にはぜんそくの治療品として「ぜんそくたばこ印度大麻草」名で販売されてもいた。
GHQ
戦後、GHQの政策により法律の中に大麻栽培の罰則が設けられる。(当時の)アメリカにおける大麻吸引禍の問題をそのまま日本の法律に盛り込んだが、麻の栽培で副収入を得ていた小作農は猛反発し、アメリカでの大麻吸引による社会的問題に至るまでの経緯など知りえなかった日本政府は小作農からの突き上げと、GHQによる突然の達しに板ばさみになり、第7回衆議院厚生委員会において答弁に窮する場面もみられた。その後、綿やジュート、化学製品が広く流通、商品販売されるにつれ麻繊維の需要は急激に落ち込んだ上に、戦後の食料難という事情も重なり、麻の栽培はほぼ途絶えることになる。
現在においても「大麻吸引でアルコール売り上げ低下を危惧する酒造メーカーのロビー活動で大麻取締法は守られている」という説があるが、大麻は吸引できる嗜好品という習慣などなかった日本において、当時日本全国で自生していた大麻が煙草の代用品となることもなかった。
人々が飛びついたのは「バクダン」と呼ばれるメチルアルコールを使った密造酒で、多量、長期の飲酒による副作用で失明、死亡する者が続出した。
大麻吸引を持ち込んだのは在日米軍基地で働いていたジャズ奏者やMPなどで、その者らの間で嗜好されていたものが徐々に日本人の間にも伝播した。
大麻事犯増加の背景として、大麻の栽培が簡易であることや、大麻は古くから日本各地で栽培され、野生化していた上に、旧日本軍が第二次世界大戦前より軍需品生産を目的として長野県や北海道などで生産を推奨したため、第二次世界大戦後の大麻取締法の制定後も、北海道、長野、東北地方などに自生している。そのため、行政が駆除しているが、生命力が強く、駆除は困難である。特に自生大麻の多い北海道では行政主導のもと撲滅運動を行っている。これら野生化した地域では違法取引価格が他の地域より破格に安価であったり、採取が可能なことから、大麻事犯の増加の一因と指摘されている。そのほかにインターネットの普及で栽培方法を知ったり、ネット通販で観賞用としての名目で、大麻の種や栽培・吸引用具が販売されていることも挙げられる。
また、覚せい剤事犯の減少によって取り締まりの矛先が大麻事犯へ向けられていることが大麻事犯の検挙数増加の一因となっているという見方がある[64]。
2008年、乾燥大麻の押収量389.9kgのうち73.9kgは密輸入されたものである。乾燥大麻の仕出地は南アフリカからの密輸入量の33.9kgが最も多く、密輸入事犯(47件)の仕出地ではアメリカの13件に次いでタイの9件が多くなっている[55]。
2008年にコアマガジン社が、大麻栽培方法を紹介した雑誌を出版し、問題となった。東京都は同年3月に、都の青少年健全育成条例に基づき、この雑誌を、18歳未満が閲覧できない有害図書に指定、同社に対しても処分を行った。
同社はその後も、同年12月に類似した内容の雑誌を出版した。
都は再び厳重注意としたが、流通禁止措置には踏み切らなかった。
この雑誌は都の指導後もインターネットなどで流通していたが、現在は廃刊となっている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B5
●アサ(麻、Cannabis)は中央アジア原産とされるアサ科アサ属で一年生の草本で、大麻(たいま)または大麻草(たいまそう)のこと。この植物の葉及び花冠を乾燥または樹脂化、液体化させたものを特に大麻(マリファナ)と呼ぶ。
広義にはアサは麻繊維を採る植物の総称であり、アマ科の亜麻やイラクサ科の苧麻(カラムシ)、シナノキ科黄麻(ジュート)、バショウ科マニラ麻、リュウゼツラン科サイザル麻がアサと呼ばれるが本項目とは全く別の種類の植物である。
生育速度と環境順応性の高さから、熱帯から寒冷地まで世界中ほとんどの地域に分布している。
日本にも古来自生しており、神道との関係も深い。生育速度が速い事から、忍者が種を蒔いて飛び越える訓練をした逸話などが残っている。
古代から人類の暮らしに密接してきた植物で、世界各地で繊維利用と食用の目的で栽培、採集されてきた。
種子(果実)は食用として利用され、種子から採取される油は食用、燃料など様々な用途で利用されてきた。
20世紀初頭より、米国や日本を始めとしたほとんどの国で栽培、所持、利用について法律による厳しい規制を受けるようになる。近年この植物の茎から取れる丈夫な植物繊維がエコロジーの観点から再認識されつつある。
古くから栽培されていた植物の一つであり、元々は中東で栽培されていた物と考えられている。
日本では紀元前から栽培され、『後漢書』の『東夷伝』や『三国志』の『魏志倭人伝』にも記述が見られる。日本では歌の題材になっているほか、『風土記』にも記されている。
戦国時代に木綿の栽培が全国に広まるまでは、高級品の絹を除けば、麻が主要な繊維原料であり、糸、縄、網、布、衣服などに一般に広く使われていたし、木綿の普及後も、麻繊維の強度が重宝されて、特定の製品には第二次世界大戦後まで盛んに使用されていた。
また、麻の茎は工芸品に使われ、種子は食料になっていた[2]。神道では神聖な植物として扱われ、日本の皇室にも麻の糸、麻の布として納められている。
栽培植物としては非常に急速に成長する。葉・花・果実には薬効がある。特に、葉や花に含まれるテトラヒドロカンナビノール(THC)は人体に作用し、摂取すると陶酔感や多幸感を覚えたり、食欲、睡眠欲が増進するなどの向精神作用がある。
アサは生育が速い一年草であり、生育の際に多量の二酸化炭素を消費し、繊維質から様々な物が作れるため、地球規模での環境保護になるという意見もあり、実際にバイオマス原料植物として各国で研究・実用化が始まっている。
産業用のアサと嗜好用のアサは品種が異なる。前者については、陶酔成分が生成されないよう改良された品種が用いられる。また、品種が同じでも用途に応じて栽培方式が違う。前者は縦に伸ばすために密集して露地に植えられる方式が主であるが、後者は枝を横に伸ばすために室内栽培が多い。そのため嗜好目的のためのアサを産業的栽培だと偽って栽培するのは困難である。
嗜好目的のアサは、露地栽培または水耕栽培で育てられる。
日本に自生するアサには陶酔成分であるTHCが0.1%未満含まれている。他の品種は1.8から20%含有とされているため、確かに少ないが軽視できる量ではない。日本においてはアサの陶酔作用は「麻酔い」として農家から嫌われたようであり、それを解消するために生み出されたのが改良品種トチギシロで、1982年から栽培が開始されている。
アサはその繁殖プロセスから、花粉が周囲2km程度に飛散する。このときに陶酔成分を多く含むアサの花粉を受粉した場合、これに関する遺伝子は優性遺伝するため、トチギシロも陶酔成分を含むことになる(つまり代返りする)。
このため、現在栽培されているトチギシロは、不法に持ち込まれたアサとの交配によって陶酔成分を含んでしまっているという説もある。
このように交配されたアサはインドアサの水準までTHC含有量が上がるとは考えにくいが、実際北海道では自生するアサを採取してマリファナを生成する個人愛好家もいる。
麻は食用、薬用、繊維、製紙などの素材として用いられる植物である。
繊維
アサの茎から植物繊維が採れる
麻袋(南京袋)衣類・履き物・カバン・装身具・袋類・縄・容器・調度品など、様々な身の回り品が大麻から得た植物繊維で製造されている。
麻織物で作られた衣類は通気性に優れているので、日本を含め、暑い気候の地域で多く使用されている。
綿・絹・レーヨンなどの布と比較して、大麻の布には独特のざらざらした触感や起伏があるため、その風合いを活かした夏服が販売されている。
大麻の繊維で作った縄は、木綿の縄と比べて伸びにくいため、荷重をかけた状態でしっかり固定する時に優先的に用いられる。
伸びにくい特性を生かして弓の弦に用いられる。
また日本では神聖な繊維とされており、神社の鈴縄、注連縄や大幣として神事に使われる。横綱の締める注連縄も麻繊維で出来ている。
現在も産業用(麻布等)栽培はあるが、減少傾向である。
麻繊維はエコロジー素材として注目を浴びている。実用的には、大麻の生地は強く、放熱性が高く、汗を蒸発させる効果があり、夏の衣服に向いている。
また大麻繊維には抗菌作用や消臭力が認められている。
生地は光沢とシャリ感がある。
ただし、日本国内では家庭用品品質表示法で「麻」と表示することが認められているのは、亜麻と苧麻のみであるため、「麻製品」と名乗っていたり、「麻マーク」が表示されていても大麻繊維製品ではない。
(大麻繊維は「指定外繊維(大麻)」や「指定外繊維(ヘンプ)」などと表記される。)
茎
繊維を取った後の余った茎(苧殻、おがら)は、かつては懐炉用の灰の原料として日本国内で広く用いられ、お盆の際に迎え火・送り火を焚くのに用いられる。
果実
アサの種(果実)は麻の実の名で七味唐辛子にも含まれる果実は生薬の麻子仁(ましにん)として調剤される。麻子仁には陶酔成分は無く穏やかな作用の便秘薬として使われる。栄養学的にはたんぱく質が豊富であり、脂肪酸などの含有バランスも良いため食用可能であり、香辛料(七味唐辛子に含まれる麻の実)や鳥のエサになる。果実を搾ることにより油を得ることができる。この油を含んだ線香がアロマテラピー用として市販されている。
麻(あさ)は、植物表皮の内側にある柔繊維または、葉茎などから採取される繊維の総称。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB_(%E7%B9%8A%E7%B6%AD)
元来日本語で麻繊維は大麻(学名Cannabis sativa)から作られた繊維を指す名称であった。
古代から日本に自生し繊維利用の盛んだった植物Cannabis sativaを麻と呼称していたが、後に海外より持ち込まれた亜麻、苧麻などを含めた植物繊維全般を指して「麻」の名称を使うようになったため、本来の麻Cannabis sativaを植物の背丈が大きく成長する特徴から、大麻(おおあさ、たいま)と区別して呼称するようになったとされている。
現在日本で麻の名称で流通している繊維のほとんどは亜麻(学名Linum usitatissimum)から作られるリネンである。
また、日本で麻の名称で流通させて良い繊維は亜麻と苧麻のみであり、本来の麻(大麻)は指定外繊維となる。
麻と呼ばれる繊維は数種類があり、家庭用品品質表示法によると、苧麻(ちょま : カラムシ、ラミー)と亜麻(あま、リネン)の2種類を指す。
これらは光沢と通気性があり、肌触りの良さから夏物の衣料品や寝装具などに用いられることが多い。
繊維的には羊毛や綿花より硬いので、硬質繊維といわれる。また、マニラ麻やサイザル麻は船舶用ロープとして用いられる。
2000年頃からはアフリカ原産のケナフ(洋麻)も注目されている。
なお、亜麻色とは、黄みを帯びた薄い茶色のことで亜麻からきた色名である。
他植物の麻繊維や薬物の大麻との混同を避ける目的から、日本でも大麻繊維を英語に倣いヘンプ(hemp)と呼びかえる動きがある。
大麻報道センター - 大麻は合法化して制度的管理を
http://search.yahoo.co.jp/search?fr=sb-kingbrw1&ei=UTF-8&p=%E5%A4%A7%E9%BA%BB
大麻とはなにか?
http://www.asahi-net.or.jp/~is2h-mri/nani.html
大麻 - nifty
http://homepage3.nifty.com/onion/labo/hemp.htm
ここがヘンだよ外国人 :麻薬(大麻・マリファナ) It's strange for Japanese ...
http://www.youtube.com/watch?v=2Ipa7o7ePhM
大麻を正しく考える国民会議 -大麻草検証委員会 「大麻」とは、「大いなる麻」の略語である。
http://www.taimasou.jp/
大麻で逮捕するならタバコを禁止せよ 2008-11-16
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/2b12cad34eec4aec8766661a0885a1b7
大麻取締法(昭和二十三年七月十日法律第百二十四号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO124.html
大麻博物館
http://www.arakawas.sakura.ne.jp/backn016/taimahak/taimahak.html
阿波國一の宮 大麻比古神社
http://www.ooasahikojinja.jp/
大麻町商工会 徳島県鳴門市
http://www.tsci.or.jp/ooasa/
大麻小学校
http://www.ebetsu-city.ed.jp/oasa-s/report/report1.html