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●号衣(かんぱん)

2014年02月26日 18時10分49秒 | 色んな情報

●号衣(かんぱん)
◆ごうい  【号衣】
武家で、家紋を背に染め出して中間(ちゆうげん)などの仕着せとした衣服。法被(はっぴ)など。
 
◆ぶけ  【武家】
(1)武士の家柄。武門。
(2)鎌倉時代以降、公家(くげ)に対して幕府・将軍およびその配下の御家人などの称。
(3)将軍に仕える人。転じて、一般に武士。
 
◆武家(ぶけ)とは、日本における軍事を主務とし貴族階級の官職を持った家系・家柄の総称。江戸時代には武家官位を持つ家系をいう。現代では武士一般を指すこともある。
 
◆かもん  【家紋】
各家がしるしとしている紋章。定紋。徳川家の葵(あおい)の紋の類。
 
◆家紋(かもん)
特に日本において古くより出自といった自らの家系、血統、家柄・地位を表すために用いられてきた紋章である。
単に紋所(もんどころ)や紋とも呼ばれる。
日本だけで241種、5116紋以上の家紋がある。
また、現在採取されているだけで2万近くの家紋が確認されている。
 
◆ちゅうげん  【中間】
(名)
(1)二つの物事のあいだ。あいだ。ちゅうかん。
「彼の両国の―に舎衛国有り/今昔 5」
(2)〔仏〕 二つのものの間。有と無の間、前仏と後仏の間など。
→中間禅
→二仏(にぶつ)中間
(3)(「仲間」とも書く)武家の奉公人の一部をさす呼称。その起源は鎌倉時代にさかのぼるが、近世に入ると足軽・小者の中間に位置する雑卒として幕府・諸藩の職制に組み込まれ、城門の警固や行列の供回りなどに使役された。中間男。
(形動ナリ)
中途半端なさま。どっちつかず。
「いと事の外なることどもの、もし聞えあらば―になりぬべき身なめり/源氏(真木柱)」
 
◆しきせ  【仕着せ/為着せ/四季施】
(1)主人が使用人に、その季節の衣服を与えること。また、その衣服。普通は、盆・暮れの二度。おしきせ。
(2)江戸時代、幕府が諸役人に時服を与えたこと。また、その衣服。おしきせ。
 
◆おしきせ  【御仕着せ】
(1)「仕着せ」に同じ。
(2)上から一方的に与えられたり、定められたりしていること。
 
◆はっぴ  【法被/半被】
(1)長着の上に羽織る、膝丈または腰丈の衣服。広袖で、袖付けより袖口の広がったものもある。襠(まち)も襟の折り返しもなく、胸にひもが付く。江戸時代、武家の中間(ちゆうげん)から大家の下僕・職人などが主家の紋や屋号を染め抜いたものを着たのに始まる。現在は職人などが用いる。
(2)能装束の一。広袖で、胸ひものない上衣。金襴(きんらん)や錦を用いる。甲冑(かつちゆう)姿の武将・天狗・鬼畜類の扮装に、袴と共に用いる。
 
◆法被  歴史民俗用語辞典
読み方:ハッピ
(1)禅宗で高僧の椅子の背にかけた覆布。
(2)江戸時代、武家の奉公人・中間などが着用した羽織のようなもの。
(3)襟、背、腰まわりなどに、屋号、家紋、姓名などの印を染めた半纏。
別名 半被
 
◆法被(はっぴ)
日本の伝統衣装で、祭などの際に着用し、また、職人などが着用する印半纏のことである。半被とも表記する。
一般に、腰丈または膝丈の羽織の形式で、襟の折返しも胸紐もなく、筒袖または広袖の単純な形をしているのが特徴である。

元々、武士が家紋を大きく染め抜いた法被を着用したのに始まり、それを職人や町火消なども着用するようになった。本来の法被は胸紐つきの単(ひとえ)であるのに対し、半纏は袷(あわせ)であるが、江戸時代末期に区別がなくなった。襟から胸元にかけて縦に文字(襟文字)を入れることで着用している者の所属や名、意思を表したりすることができる。「大工留吉」「め組小頭」「いらっしゃいませ」など。祭礼に用いる法被には、それぞれ所属や年齢などから「御祭禮」、「若睦」、「中若」、「小若」などの襟文字が入れられる。

消防団では現在も消防団員の制服であり、出初式の梯子乗りなどでも見かけられる(総務省消防庁の「消防団員服制基準」では「乙種衣」と呼称している。ただし全ての分団に貸与されるわけではない。)。これは消防の興りである町火消から続く伝統である。最近では、消防団や祭礼のみならず、プロ野球などのスポーツの応援や百貨店などのセール時に店員が着用する衣装などさまざまな用途に使われている。さらに日本航空では、長年ファーストクラスの機内着として法被が採用されていた。

・名称由来
「はっぴ」という語は、古代、束帯を着る際に袍(ほう)の下に着用した袖のない胴衣「半臂」(はんぴ)に由来するとされる。「法被」の字は、高僧が座る椅子の背もたれに掛ける布のことを「法被」(はっぴ)というが、衣服の法被と全く関連がないことから、単なる宛て字と見られている。


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