庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

経団連VS連合

2007-01-20 05:06:59 | Weblog
経団連と連合という組織について考えてみたい。労使の団体としては、両組織ともに日本最大の組織である。
連合、正式名称「日本労働組合総連合会」、連合は、1989年に総評、同盟など旧労働4団体が統合した組織である。
私は、労働者を代表した組織として「期待」しているが、今の連合は、あまりにも上品でおとなしく、もの解かりのよい組織である。連合は労働者のために「戦う」組織として頑張って欲しいものである。
一方。経団連は正式名称「日本経済団体連合会」。経団連も連合と同じように旧の経団連と日経連が2002年に合併統合し、加入会社・団体は1658社という大きな組織である。
しかし、残念なことに連合とは逆に経団連は、あまりにも「目先」の利益に捉われて労働者軽視の運営をしているように思われる。つまり「上品さ」に欠ける団体になってしまっている。
これは、大企業のエゴを丸出しにしているトヨタ出身の奥田前会長、現在のキヤノン出身の御手洗会長に原因があるように思う。最近では、自民党への政治献金の再開を銀行協会に要請したり、ホワイトカラー・エグゼンプション(残業代ゼロ法案)を自民党と推し進めたり、国民世論を敵に回した行動が見受けられる。
経団連には、財界だけでなく、国民全体のために「希望の国、日本」を建設してもらいたい。