庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

消費税引き上げ

2007-11-22 04:09:55 | Weblog
自民党の中川秀直元幹事長の主張する「上げ潮」路線による消費税引き上げ据え置きと、与謝野前官房長官の消費税増税派の対立が目立ち始めた。福田総理も「次年度まで消費税の引き上げは実施しない」と明言している。
いかにも自民党内の政策対立のように見えるが、この消費税増税論議は政策対立ではなく、衆議院の解散・総選挙の問題である。今から、消費税の問題を国民に訴えたら、選挙で勝利できないとの判断から、消費税増税問題を先延ばししたいだけの話である。
解散・総選挙で自民党が過半数を維持した場合、確実に消費税は引き上げられるであろう。
そして我々国民も「消費税引き上げはしかたない」と思い始めている。しかし、政府の「無駄な公共事業」「官僚の高額退職金」「国会議員の歳費問題」「国会議員の定数」等々の問題を忘れないでほしい。国民に「範」を示し、そして消費税引き上げ論議をしてほしいものである。