零細企業の社長・・と言っても、ただの零細企業のオヤジさんが、相談に事務所に来た・・・オヤジさん曰く、「事業所を2～3年後には廃業したい」とのこと。従業員10名程度、世間では景気が回復していると言っているがオヤジさんの会社は15年前から売り上げ、利益ともに下降線をたどっている。数年前まで奥さんが経理の仕事をしていたが、売り上げの少なくなった今では、近所のスーパーへパートにパートで月収10万円を稼いでいる。とても奥さんに給与を支払うことはできない・・・社長も給与は20万円以下、従業員に給与を支払ったら残りは無い。社長は2～3年後に廃業したらビルメンテの会社に就職して、清掃作業でもやった方が現金収入があるとのこと・・・一日で、ゴルフや飲食接待で社長の月収以上の交際費を使う、某商社役員と高級官僚の世界とは雲泥の差がある。額に汗を流しながら一生懸命に働く経営者や労働者がいる一方、税金の無駄遣いとその税金を食い物にする人間がいる日本を早く変えなければ・・・・・