『いやはや、翁さん、光陰矢の如し、2月も終わりだよ。暖かくなるのは結構だが、異常気象でこれから先どんな陽気になるかで。車を冬タイヤにしたが無用の長物だわ、ハハハハ。・・・・俺は翁さんのように器用に生きられず、生きる憂さを晴らすことも容易ではないよ、ハハハハ』
『やあ、勘さん、なんだい、唐突に寂しい話を始めて、何か生活でも変わったかね?、そうか山仕事が一段落して、手持ち無沙汰だな、ハハハハ。その気持は分かるよ、俺も婆さんの介護が無くなったら、体の遣り場がなくなり、生活のリズムが崩れてしまって』
『どうも貧乏性は動いていないとだめだわ、ハハハハ。皆さんに<もう動き回らないでゆっくりと過ごせ>と言われても、飯を食いに行ったり、温泉に出かけてゆっくり過ごすのも不得手で、シルバー事業団も人間関係が難しいようだし、今更にゴルフはな、ギャハハハ』
『世の中を上手に生きられるのは価値観の問題で、金で解決をして自己満足している人が少なくなかろうと理解をしないとだ、ハハハハ。俺は自分なりに悠々自適、買い物をしながら喫茶店でコーヒーを飲み2時間ほどの読書、時にはうとうと、・・・・半分本気だだ転居をね』
『何々転居を?、確かに一人暮らしでは車がなくては生活の出来ない地域だが、事故らないうち車を手放すのかね?、住宅公団の賃貸に?。まあ事情は分かるが、ここで暮らせる方法を考えようじゃないかね、応援団はいるわ。皆さんが寂しがるし、“空っ茶会”をどうするかもだよ』
あとがき==いやあ、出来るものなら、中山道を歩いてみたいのだが全長530キロ、無謀、行き倒れで終われるかもな、ハハハハ==放念の翁
上州の八十爺
あちこちの梅園が賑わい始めたようで、春近し
と言うことでしょうか。
思うように体も動かなくなり、生活に不便を感
じるようになっています。
ご多分に漏れず高齢化の進行で、商店が消えて
今月末には最短のコンビニも閉店に、そのうえ
糖尿病ですから食事の制限も、外食もままなら
ず、逡巡をしている日々です。
1人では生きられませんから、友人の支えに甘
えながら生きるのが、それが結論かも知れませ
んが。