典型的な、現代日本の若年層が教育→就職へと至るプロセスは、小学校、中学校、高校ときて、その後浪人をはさまず大学学部4年、そこを卒業して就職、というふうなものだと思う。もちろん、大学進学率が5割程度であることとか、大学を卒業しても定職に就かない人が増えていることだとか、法学部の留年率(1学年全体に占める5年目以降に突入する人の割合)が余裕で5割をこえているという、あほみたいな大学がある(今もそうなのかはわからないけれど、少なくとも、私の1こ上の学年まではそうだった)こと等を考えると、上記ルートをたどる人というのは、最大勢力ではあってもマジョリティーではないということになるけれど、一応それを基準としてみる。
私の場合、そのルートに2年付け加わった形。2年あれば、将来のこととかいろいろ考えて、やっぱりこっちの道にしよう、とか熟慮できそうな気もする。
でも、それができない。ロースクールなんかは、大学院でありつつも将来的に特定の職種に就く目的に特化しているから、その点でやや特殊性があるものの、一般的な大学院であっても、2年間で進路変更しようとかいうことは簡単にはできなさそうに思える。まあ、大学院自体「専門性」を身に付けるためのところなのだから、当然といえば当然。
この2年間というのを、単なるモラトリアムとして過ごせればとても気ままで有難いのだが、これまでの1年3ヶ月はずっと2006年5月の試験だけを見て過ごしてきたし、これから残りの時間もおそらくそうなるんだろうと思う。
そう考えると、この2年というのは、後出しジャンケンに似ている。でも、1秒や2秒も遅れて出せるわけじゃなく、ほんのコンマ数秒。場合によっては、他人の手をすべて把握できるけれども、自分の出す手を変えるまでの時間はない。出す手は既に決まっている。
私の場合、そのルートに2年付け加わった形。2年あれば、将来のこととかいろいろ考えて、やっぱりこっちの道にしよう、とか熟慮できそうな気もする。
でも、それができない。ロースクールなんかは、大学院でありつつも将来的に特定の職種に就く目的に特化しているから、その点でやや特殊性があるものの、一般的な大学院であっても、2年間で進路変更しようとかいうことは簡単にはできなさそうに思える。まあ、大学院自体「専門性」を身に付けるためのところなのだから、当然といえば当然。
この2年間というのを、単なるモラトリアムとして過ごせればとても気ままで有難いのだが、これまでの1年3ヶ月はずっと2006年5月の試験だけを見て過ごしてきたし、これから残りの時間もおそらくそうなるんだろうと思う。
そう考えると、この2年というのは、後出しジャンケンに似ている。でも、1秒や2秒も遅れて出せるわけじゃなく、ほんのコンマ数秒。場合によっては、他人の手をすべて把握できるけれども、自分の出す手を変えるまでの時間はない。出す手は既に決まっている。