とりあえず死ぬまでは生きてみる。

忌野清志郎が「幸せになりたいけどがんばりたくなぁ~い」と唄っているのを聴いて妙に共感した、猫と朝寝が大好きな人の日記。

要介護3

2004-08-29 12:26:22 | ねこの日常
 早くも更新が途絶え気味・・・。

 親父の実家の方に数日間行ってました。毎年2回くらいは行くようにしています。ここ1~2年は、父方の祖父の身体がかなり弱ってきていて・・・。痴呆の方も進み、要介護3だそうです。以前からじわじわと身体や脳の衰弱は感じていたので、そういうことについてのショックはあまりないんですが、介護する側もされる側も大変だということをしみじみ感じて帰ってきました。

 その祖父は祖母と伯父(父の弟)と同居してまして、介護は祖母が中心にやっています。祖母はそんなに年もいってなくて、しかも非常にエネルギッシュな人なので、今のところは祖母が介護疲れで身体を壊してしまうということはなさそうなのが救いといえば救いなのですが。祖父がこうなる以前も一日中動き回って何か作業をしていた人で、そういう雑用が介護に変わった感じ。そうはいっても祖父が深夜に何度もトイレに起きる度、祖母も起きないといけないわけで、今でも負担は相当のものです。老老介護というのはこういうことなんだと実感。

 一応デイサービスを利用したりもしていて、勿論それによって負担が多少軽減されてはいるんですが。もし施設に入るとなると介護する側の負担は大幅に減りますけど、施設の中でちゃんと尊厳ある扱われ方をされるのか不安が残ります。痴呆が進んで思考力・判断力などの理性が衰えても、プライドのような心の部分はそのままだとも言いますから。施設によってもいろいろでしょうが、入るときにはわからない部分というのがあります。

 生老病死、ほんとどれも苦しい。目を背けてもやってくる。ただ何らかの心の準備をしておくことによって少しはつらさが軽減されることもあるような気がします。どれだけ社会が合理性で統一されていっても、宗教はなくならないと思う。

おのぼりさん

2004-08-23 01:26:11 | ねこの日常
 東京さ行ってきました。小、中と一緒だった奴が東京で働いているので、そいつの部屋で2泊3日。東京は2年ぶり。相変わらず電車の長さに圧倒される上京でした。

 電車といえば・・・。山手線の一部の車両は、通勤時間帯には座席が全部たたまれてしまうということを知りました。いやーこれは・・・。参りましたね、ほんと。ナチスがユダヤ人をアウシュビッツに送った貨車みたいじゃん。これに乗るというのはそれだけで一仕事ですわ。毎日乗るなんて無理無理。やっぱり東京では働けんなと再確認することになりました。

 山手線は過密ダイヤだし、とてつもなく長~い電車で運行しているわけで、山手線の車両についてJR東日本を責めても仕方ないんだろうなあ。まあ、他の「旅客鉄道」の中には効率最優先で運行本数や車両数を増やしもせず乗客をぎゅうぎゅう詰めにしているところもありますが。

 憤ってばかりでは身体に悪いので、ラーメン屋に行ってきました。神奈川県の高座渋谷というところの「中村屋」。ラーメン通の間では有名な店です。泊めてくれた友人と一緒に行ったのですが、そいつも私もラヲタを自認する人間なので、かなり楽しみにして行ったわけです。

 で、東急やら小田急やらを乗り継いで店に到着すると、午後3時くらいなのに行列が。またまた参りました。東京ではうまいものを食おうとしたら並ばないといけない、というのは真実のようです。やれやれ。ラーメン自体はすごく満足のいくものでした。スープの量が少なかったけど。店長の「天空落し」を見れなかったのが少々心残り。

 中村屋に行ったのは2日目でしたが、3日目は帰途につく前に恵比寿ガーデンプレイス付近の映画館で「華氏911」を観てきました。ちなみに友人は私よりブッシュが嫌い。それにしてもブッシュ大統領はコケにしやすいというか何というか。ああいう人も珍しい。マイケル・ムーアの力というのもあるかもしれませんが、ブッシュ大統領の抜け目がありすぎなところがあの映画を可能にしたのかもしれません。小泉首相だったらあそこまで絵にならないと思います。

 イラク戦争に石油利権が絡んでいてどうのこうの、というのは以前から広く言われていたことですが、アフガンのカルザイ大統領がブッシュ大統領の息のかかった人物だということは知りませんでした。まあ映画のどこまでが真実かはわかりませんけど。

 今回は新宿、目黒、渋谷あたりをいろいろ歩くことができて、脳にほどよく刺激を与えることができました。私なんかは、廃墟のような人気のない死んだような場所も好きなんですが、限度っちゅうもんを知らんような大都会の風景も好きなので、たまに行く程度なら楽しめるかなと思いました。

 実家の方の駅に着くと人の少なさにびっくりしつつも、何となく居心地の良さを感じました。東京生まれの東京育ちの人なんかは逆に人が多くないと落ち着かないかもしれませんね。やっぱり心の原風景と全く違う場所で暮らすのはストレスのもとだと思います。引きこもるなら別ですが、通常の社会生活を送るのなら。

 おまけ。中村屋の前のジャスコはまったりしていてよかった。

ミャーオミャーオ

2004-08-19 02:29:21 | ねこの日常
 卓球愛ちゃん残念でした。でも、まだあの若さなら3回も4回もオリンピック狙えるだろうからね、頑張ってほしいものです。

 私も5つも10も年上の人ばかりの環境にいるので、なんとなく自分と重なるような感じがしてなりません。

 ところでミャオミャオはもうテレビで観れないのか!?

帰りの会

2004-08-18 01:30:27 | ねこの主張
 小学校の頃、「帰りの会」なるものがありました。まあ簡単に言えば、今日一日を振り返っての反省とか、係からの連絡とか、先生の話とかがあって、最後は「さよおなら(『お』にアクセント)」の挨拶で終わりという、その日の締めくくりのミーティングのようなものです。呼び名は違っても、これ自体は全国的に行われていたようです。

 6年間を通じてではないのですが、この「帰りの会」の中に、その日悪いこと(と考えられること)をした子を告発するというコーナーを設けていた教師がいました。「今日○○君が掃除の時間にほうきを振り回していたのでやめてくださ~い」「すいませんでしたこれからはしませ~ん」というような比較的単調なやりとりが続くんですが、その時間は少し殺伐とした空気が漂っていたのを覚えています。

 肝心のこのコーナーの名前を忘れてしまったので、「チクり会」と仮に名づけることにします。で、この「チクり会」はどんな意義があるのか、大きくなってから思い出してしばらく考え込んでしまったことがあります。小中学校の教師は「クラス自治」みたいなのが好きな人が多いから、そういう自治精神を育てようという意図なのか。でもそうだとしたら、組織的な自治云々よりも、まず当事者同士で注意し合える人間関係を育てるのが先なんじゃないかと思ってしまうわけで(結局、「先生に言うぞー」が「帰りの会で言うぞー」に変わっていただけだった)。

 なんか「チクり会」って文革時の紅衛兵を髣髴とさせるんですが・・・。こういうのって日教組とか全教とかが推進してたりしたんでしょうか。

 教えてウヨの人。

おいしいチャーハンの作り方

2004-08-17 20:39:37 | ねこの日常
 一応日記のつもりだったのが、その時その時書きたいことを吐き出してるだけのブログになってきてます・・・。

 今日チャーハンを作ったわけではないんですが、おいしいチャーハンを作るというのは私のライフワークの一つのようなものなので・・・。ちょっと紹介。

 まず用意するのは中華鍋ですね。テフロン加工のフライパンだと少々乱暴な扱いをすることができないので敬遠です。普通のフライパンなら別にいいのですが、中華鍋の方が豪快に振れるので炒めやすいです。

 ところで中華鍋といっても大きく分けて2種類あります。それはすなわち、フライパンのように持つ部分が1つであるもの(北京鍋)と、小さな取ってが2つついているもの(上海鍋)の2種です。北京鍋の方が動かしやすく、初心者でも楽に使えると思います。うちでも北京鍋の方を使ってます。

 次にごはん。チャーハンは、パラパラと崩れるくらいの出来が一番おいしいのですが、そのようにパラパラとできるか、べたっとくっついてしまうかを決める上で大きな役割を果たすのが、ごはんの状態です。ジャーから出してすぐ炒めると、べたっとなりやすいです。何時間か外に出しておいた後のごはんの方が、チャーハンの材料としては適しています。ラップにくるんで冷蔵庫に入れておいてもよいですが。

 具について。別に何をいれようがその人の勝手なのですが、卵だけは必須かなと思います。卵を入れる一番の理由は、パラパラとした出来栄えにする点にあります。煙が出るくらい熱した鍋に油をしいてなじませ、そこにといておいた卵をさっと流し、間髪いれずにごはんを投入。そこから、お玉でごはんを鍋に押し付けるようにして、卵とからませます。このとき、ごはんがしばらく外に出しておいたものだと、あっという間にパラパラしてきます。

 肉とか野菜は好みのものを入れればよいと思います。ただ、経験上、ねぎを入れるとべたっとした出来になりやすいです。

 味付け。チャーハンの素を使えば楽ですが、自分で中華だしの顆粒や塩・こしょうを混ぜて水でといておき、炒めの終盤にさっとかけるというやり方でもおいしくできます。

 あと、私の場合、味付けと同時くらいにレタスをちぎったものを入れます。入れてからは10秒も経たないうちに火をとめて盛り付けをします。こうすると、結構見栄えもいいですし、レタスの食感も残っています。さらに、短く炒めることで水分も外に出ておらず、べたっとなりにくいのです。

 炒め方ですが、豪快に鍋を振ると楽しいですが、そうでなくてもちゃんとした出来にはなります。ポイントとしては、お玉でごはんを鍋にちょんちょんと押し付けながら炒めることでしょうか。ごはんを潰すような感じがするかもしれませんが、こうした方がぱらっとしてきます。

 ・・・あれこれ書いているうちに愛ちゃんが勝った。関係ないけど、前の試合の相手(ミャオミャオ)はちょっとおもしろかった。名前もおもしろいけど、つんとしてるのに時折焦りを見せるところがおもしろかった。しかも結構かわいいし。

 愛ちゃんが球を変な方に飛ばしてしまってそれをミャオミャオが取りにいく時、「あんたがはずしたんでしょ。自分で取りにいきなさいよ!」と言いたげな顔をしていて笑った。

 愛ちゃんとミャオミャオは友達なんだそうですが。

ヒッキーマニュアル(1)田舎と都会

2004-08-17 03:39:33 | ねこの日常
 とりあえず今日はヒッキー傾向にある人間が快適な暮らしを送るためにはどうしたらよいか考えてみることにする。とてもとても1回で書ききれるようなものではないと思うので、今日のところは田舎と都会どちらに住むかという問題について。なお、「お金」の問題は今回は無視という方向で。

 ヒッキーといっても、ある程度の社会生活を送りながら単に出不精というだけの人から、当分自分のテリトリーから外に出ないというその道の達人までいろいろといるわけだ。私なぞは大学4年間前者の生活をしていた。基本的に語学以外は出席一切とらず、という大学だったので、語学以外でしっかり授業に出たという記憶があまりない。だから、珍しくちゃんと出席していた授業のことは鮮明に覚えていたりする。学部時代の頃のことはいっぱい書きたいことがあるけれど、あまり書くと長くなるので時々小出しにすることにします。

 で、本題。田舎といってもいろいろある。普通田舎といって思い浮かぶのは、人口密度は低いけれど人間関係がやたら濃密な山間の村でしょうか。1週間に1回くらいは近所の寄り合いがあったりして。そういうところはとてもじゃないけどヒッキー生活には向きませんねえ。絶対、浮く。いくら世捨て人のような生活を志向するといっても、悟りを開いちゃったような人でない限り、好奇の目に晒されるような環境に身をおくのは避けたいのが普通だと思う。あとヒッキーといっても最低限の消費生活はするわけで、食料調達がしやすくないといけない。その点で、このような田舎は不向きと思われます。

 田舎といったって、北海道の大平原のような、隣の家まで○キロなんていうスケールのでかいものもある。地平線が見えちゃったりとか。食料調達はすごーく不便だけど、そういうところに家を建てたり借りたりしてヒッキー生活を送ろうというのは、あながち悪い話ではないと思う。それこそ晴耕雨読の生活ができる。窓から外を見ても人影が全くないというのは重度の人間嫌いの人にとってはこの上ない快適生活かも。

 ・・・でも、セキュリティー面で不安が残る。強盗とか来たらどうなるんだろ。猟銃とか持ってこられたらひとたまりもないですね。こっちも何かで武装するか。そういえば日本人って防犯意識は全体的に低いですよね。私なんかも自転車のかごに荷物入れたままコンビニで買い物したりしてたし。

 結局無難なのは都会かなと思う。大勢の人がいる環境では、どんな生活をしていようと自分の存在を埋もれさせることができるから。あと生活物資の調達が楽なのは最大のメリットですかね。さらにいうと、いくらヒッキーとはいえ、他者との関わりあいを完全に断ちたいというような人は稀だと思うので、手を伸ばせば比較的容易に何らかの人間関係に触れられるという環境も、ある種のセーフティーネットとして有益だと思う。

 中・小都市という選択肢もあるけれど、村←中・小都市→大都市という軸があって、左の方はヒッキー暮らしにメリットは見当たらないわけで、村、都会の中間ともいえる中・小都市よりは大都市の方がいいと思われる。なお「大平原」はこの軸からははずれている。

 最初に書いた通り、今回はお金については何にも考えてません。ある意味これが一番重要なのだけれど。

 なんか今日は推敲0で書いたから随分と乱雑な文章になってしまいました。いかんいかん。

ジウ様

2004-08-16 16:40:57 | ねこの日常
 母親がビデオに録った冬ソナを観ていたので、横からのぞいてみた。これまでヨン様は知っていたけど、他の人は知らなかった。

 ・・・で。ユジンかわいいなあー。そんなに血圧低そうでもないけれどつぼにはまった。やたらヨン様を持ち上げて喜んでいるマダム方にはジウ様を持ち上げて対抗してやることにした。

スローライフ

2004-08-16 03:55:47 | ねこの主張
 「スローライフ」という言葉がわからない。頭が混乱してしまう。

 一応、どういう概念かはわかっているつもりだし、私自身、スローライフと呼ばれているもの自体に憧れはする。でも、スローライフというのは今の社会とは本来相容れないものだ。本質的に、今の社会を動かしている「消費」という活動をできるだけ拒もうとするものだから。それを実践しようと思ったら、人間関係や生活のリズムをがらっと変えるくらいの覚悟がいるはず。気軽にできるもんじゃない。それに、仮にスローとファーストを自在に行ったり来たりできるとすれば、そんな器用な生き方がそもそもスローライフといえるとは思えない。愚直で保守的なやつだけが、スローライフを送ることができるのだ。スローライフをちょっとした気分転換のように語るな。

 ・・・と、愚直で保守的な人間を自認する私は噛み付きたくもなってしまう。

 生きることについての或る価値観が、一時の流行として、単なる消費の対象とされるのは気に食わない。まして、消費を喚起するための広告として利用されるのはもっと気に食わない。

 価値観でさえファッションとして使い捨てにされる時代。いずれは宗教までもそうなったりして。去年はイスラーム、今年はキリスト教、みたいに。そうなったら、ほんとついていけん。今ですら将来どこかに引きこもって「スローライフ」よりスローな生き方をしたいと思い描いてばかりいるというのに。やれやれ。

猫の話

2004-08-16 03:18:51 | ねこころころ
 「うーちゃん」という野良猫がいる。私と私の家族がそう呼んでいるだけなので、他の人が他の名前をつけているかもしれない。にゃーにゃー鳴いてえさをねだるくせに、近づいてえさをやろうとすると、「はーっ!」といって威嚇する。いつまでたっても野良根性の抜けない馬鹿猫だ。えさをやっても、向こうは「今日もうまいこと食料を奪い取った」と思っているのかもしれない。

 今朝、彼が左前足を痛めていた。ねんざなのか骨折なのかわからないが(骨折だったら大変だ)、思い通りに歩けないみたいで。

 無類の猫好きということもあるからか、そして彼とは1年近くの付き合いがあるからか、心配で心配で仕方がない。親が子供を想う心というのはこういうものなんじゃないかと思う。華奢な体格を見る度に、しっかり食べて大きくなれよと心の中でつぶやいてしまう。今日なんかは、足の怪我のせいで俊敏に動けないから、車に轢かれないかとひどく気になった。

 勉強の話。何を勉強するにしても、全体像がしっかりつかめていないうちはテキストを最初の方から順に黙々とインプットしていかざるを得ない。でもある程度力がついてからは、理解が浅いところをピンポイントでつぶしていくのが有効だと思う。やっとのことで、全科目体系的な理解ができてきたような感じがする。峠を越えて海が視界にぱっと広がったような。

オリンピック柔道

2004-08-15 02:38:22 | ねこの日常
 最近勉強がはかどらない。実家にこもって勉強してるんですけども。環境を変えたばかりの頃は結構効率よくできるんですが、1週間くらい経ってくるとだんだん効率&やる気が落ちてくるわけで。9月下旬に授業が始まるまでは、ロー(大学院)の方に戻って勉強するつもりはないので、実家の方でこれからどうやってやっていこうか思案投げ首。

 大学入試のときは勉強それ自体が楽しくてたまらなかったのに、今やってる法律の勉強はそこまでのめり込めません。法律の勉強と法律実務は重なり合うところが多いのは事実とはいえ、それらは一応別物なわけで、法律の勉強そのものが大好きでなくても、実務家になる上で問題はないと思ってはいるのですが・・・。ローに入って驚いたのは、年が1つ上なだけなのに、自分よりはるかに知識量が多い人がいたこと。その人はほんとに法律が好きで好きでたまらないようです。好きこそものの上手なれ。そういう人にはかなわん。自分も同じように法律大好き人間になれればいいんだけど、そうもいかないからには、徹底的にスマートに(司法試験の)受験対策をしていくしかないかなと思った。

 閑話休題。オリンピックが本格的に始まりました。今日一日で柔道の最軽量級が決勝までやっちゃって、その迅速さにちょっと圧倒された。でももっと圧倒されたのは、谷・野村両選手の金メダルですねー、やっぱり。なんか二人ともあっさり勝ち進んでいきましたが、そんな戦いぶりを見ながらふとそれまでの練習の積み重ねを想像すると、より一層その努力のすごさを感じさせられるのです。

 私は、自分の領域を肥大させようという志向をもつ人が苦手です。自己の領域を肥大させるというのは、具体的にいえば、もっと権力がほしい、もっと有名になりたい、もっとお金がほしい、などなど、「上に向かってもっともっと」というようなキーワードで括れるような気質のことです。

 一昔前、「チーズはどこへ消えた」とかいう、「常に新しいものを探し続けろ」というメッセージをもつ本が発売されて、沢山の企業が従業員の啓発に読ませていたということがありました。その後内容が正反対のパロディ本が出たので、なんとなく買ってみました。パロディ本の方は「バターはどこへ溶けた」という名前で、猫が主人公ということもあり気に入ったのですが、これを書いたのが実はチーズ派の人で、ビジネスチャンスとばかりアンチチーズ派の需要を狙って印税がぽがぽを狙っていたとしたら鬱だなあ。・・・ま、そこまで懐疑的になるのはやめておきましょう。

 こんな感じの人間なので、自分は消費礼賛の日本では居場所を確保するのに苦労し続けないといけないようです。やれやれ。ガツガツした生き方もそれはそれで人間らしくて悪くないと思いますが、それ一色で社会が染められてしまうのは困りものです。

 ガツガツしているといえば、ナベツネ。昨日少し擁護したことと若干矛盾する点もあるけれど、そこはご愛嬌。ところで、スポーツというのはどれも、「より強く、より速く、より美しく」の世界で、いってみれば「飽くなき欲求」に支えられているともいえるわけです。でもスポーツの場合は、他人を踏みつけて栄光をつかむわけじゃない。柔道のように対戦相手がいるスポーツですら、結局は自分との勝負なわけですから。自分の領域を肥大させるんじゃなくて、自分の領域の中の密度を高める点、どこかの帝国とその首領のボス猿がやっていることとは違うわけです。

 久しぶりにあれこれ書いて、すっきりした。大した内容じゃないけど。

自己紹介

2004-08-14 14:39:02 | ねこの横顔
 一応自分のバックグラウンドを載せとかないと、どうも地に足の着かない文章になりそうなので、無難な範囲で。好きなものとか苦手なものとか、あとで追加するかも。

性別:男
年齢:20代前半
所属:専門職大学院
好き:猫、朝寝、昼寝、甘いもの全般、中華料理全般(特にラーメン・天津飯)、エンタの神様(TV番組)、般若心経、ピアノ(上手くないですが)、血圧が低そうな女性、中島みゆき「瞬きもせず」、つじあやの「猫になりたい」、ブルーハーツ、アウディ(車)、ジャガー(車)、車の運転、モネ、マグリットなどなど。
苦手:上昇志向がひどく強い人、東京、猛暑、酷寒、猛犬、歯科医院、「チーズはどこへ消えた」などなど。
特技:般若心経の暗誦

2005・03・16加筆修正
2005・03・19加筆修正

なし

2004-08-14 14:25:50 | ねこの日常
 ブログに限らず、自分が書いたものを公表するのはなかなか難しいものだなあと思う。せっかくこういうのを匿名で書くからには、普段言えないことを書いたりしてみたい。でも自分の秘密やら自分の所属する場所やら全て書いてしまったら、わかる人にはわかるわけで、よろしくない。

 そんなわけで、文章を公表するときは、必然的に本来の自分(自分が知ってる自分)とはまた違う人格を作って、それを維持していくことになる。100%ありのままの自分をどこでも出せるわけないのだから。大抵の人(自分も含めて)は、日常生活の中でその場その場に応じて求められる人格、というかキャラクターを作って生きている、もっと正確にいうと、別に自分を偽るわけじゃなくても、ありのままの自分のなかの、ちょっと都合が悪い部分を隠しつつ生きているわけで、文章を公表するのはそういう人格が1つ増えることに過ぎないわけです。

 とはいえ、そうやって人格を1つ増やすことは、ストレスにもなっちゃうわけですよ。ありのまま、思ってることを書きたいけど、なんでもかんでも書けるわけではない。そんな葛藤。

 まあ、すぐ飽きるかもしれないけど、感情を文章にすることを久しくやってなかったので、リハビリを兼ねて日記を書いてみることにする。

 関係ないですが、ナベツネさん辞めましたね。「何を」辞めたのかよくわからないところがあるのです。「オーナー辞任」などとメディアは報じているけれど、「オーナー」というのは読売巨人軍では役職名なのか。「オーナー」といったら、株式会社読売巨人軍の株主という意味かと思ったんだけど、どうもここではそうじゃないらしい。

 ・・・で。渡辺恒雄さんほど嫌われる人も珍しいなあと思う。でもそれは素直な人だからでしょうねえ。彼が嫌われる大きな原因は、態度がでかくて、そのくせ子供みたいなわがままな要求ばかりするところにあると思うんですが、彼のそういうところは等身大の人間という感じがしてちょっと好き。まあ、巨人ファンでもなければ読売の論調がとりたてて好きなわけでもないので、彼をかばう義理はないのですが。

 昔からそうなのだけど、私の文章はやたらと逆接が多い。やれやれ。あと、逆接じゃないけど順接の意味で「が」を使うことも多い。やれやれ。わかってるんだけど、直そうとしてるんだけど、止められん。A型の性でしょうか。