もう何話目だかからは、あからさまに消防団なんてどーでもいいや、って感じでストーリーが展開してきたドラマHEATでしたが、ようやく来週で打ち切られるようです。
視聴率が今世紀最低をマークしたとかで、あえてみんなそちらを楽しみにしてたとか…(^_^;)
消防団員の立場から言わせてもらうと、やはり脚本が問題な気がします。せっかく総務省だ消防庁だと全面協力をうたっておいて、不動産争いを延々とやるだけでまったく意味がなかった。つまり税金の無駄遣い。
総務省推しの装備を前面に出し、今勧誘に力を入れている保育士や学生を設定に盛り込ませたんだから、何故そちらをメインにしなかったんでしょう?
むしろ、学生団員が回りのいろんな大人に揉まれたり恋愛したりで成長してけば、それなりの物語にはなると思うんだけどなあ。消防団の活動も話しに盛り込みやすいし、卒業後本職を目指すってのにも無理なく移行できるし。
少なくともあの薄っぺらなのよりマシだったと思いますが。
何かの伏線かと思ってた、分団長や過去の失態も結局どーなったのやら…。
まあ一番言いたいのは、なぜ操法のその字も出さん?てことですかね~
打ち切られない限りは、しばらくツッコミネタを毎週提供してくれそうな消防団コメディドラマHEAT。
伏線で操法のその字すら出てこないのはナゼとかはまだ言いません。
今回気になったのは消防団主催でなんて、することは無いだろうと思う防災イベントについて。
最も気になったのは主婦団員が行っていた救命講習。
裏をとったわけではありませんが、講習を行う立場としては指導員としての資格が必要だと思います。
で、その資格を取るには決まった日程の8時間×3日にわたる講習を受けなければなりません。
サラリーマン団員がなかなかそんなのとれるはずも無いですよね。
彼女は時間的余裕から資格を有していたのかもしれませんが、一般の消防団員が誰でも講習を開けると勘違いされたらかなわない。
言いたいのはとりあえずその部分。
昨年だったか、その指導者講習会の案内があり、部の集まりの際に希望者を募りましたが、さすがに日程からがネックで誰も手を上げず。受講料は部で出すからと言っても。
あげくに当時部長だった誰かさんの余計な一言。
「本当に誰か行かないか?取ってて損はないよ~。…まあメリットもないけど」
一同苦笑い「無いのかよ\( ̄▽ ̄;)!!」
いやいや、ありますとも!たぶん…(^_^;)??
ツッコミどころ満載のドラマ『HEAT』でしたが、協力した消防庁ってやっぱりバカなの?
特に終盤、誰が中継のポンプ置いたんだろうとか笑える点はいいとして、水利確保があれではシャレにならない。
地下式の基本として、通行人等の落下事故を防ぐために、必ずあの場面では警備を残すかコーンを置くなど警戒線を張って人が近づかないようにしなければなりません。それを蓋を開けたまま放置。これは絶対にやっちゃダメ。
後でショボショボ団が怒られるための伏線なのかも知れませんがね(^_^;)
ちなみにペット探しに団波(無線)を利用しようものなら、間違いなく消防庁は怒って利用者を処分しようとします。
嘘で塗り固めてもなりては増えないぞ。バカなのか?
ってゆう消防団をテーマにしたドラマが今夜から始まるそうです。
とりあえず宣伝効果があればいいなって、総務省だの消防庁だの、地方の現場なんて知らないところが頑張って後押ししてるそうです。
まあ設定がぶっとんでるのはドラマなので仕方ないのですが…。
で、ですね、私の持論として以前からあるのは、我々はヒーローになっちゃいけない。
ヒーローになりたいから消防団に入りたい、これは動機として否定しませんし、良いことだと思います。しかし、消防団はどうしても後方支援等の裏方作業が主になります。入団後のギャップは大きいでしょう。
まあ何よりも、予防、防災と地味な活動に尽力し、ヒーローを生み出す状況を作らないよう頑張らなきゃいけないのです。
だから、ヒーローにならないことが一番の幸いなのだと(^_^;)