「精密力」~日本再生のヒント~―全日本女子バレー32年ぶりメダル獲得の秘密/真鍋政義(著)
昨年の女子バレー世界選手権、32年ぶりのメダル!
40歳オーバーの方だと、
女子バレーは世界でメダルが取れる種目。
というように感じるかもしれない。
それが、世界選手権では32年ぶりのメダルだったそうで、これは驚き。
スポーツ観戦が大好きな自分の中で、
大好きなのが、野球、サッカー、競馬に、女子バレー。
女子バレーが復活してくれてホントに良かった。
三屋裕子、益子直美、大林素子、
最近でメグ、カナ(栗原恵、大山加奈)に、狩野舞子などなど、
自分にとってはAKB48と同じようにアイドルですよ…
と、本著には関係ないですね(笑)
さて、昔は気合いと根性だと言われたスポーツ界。
最近はそれだけでは勝てない事は判っているが、
それでも女子バレーは気合いと根性と感じてしまうのは、
今までの監督のキャラクターのためであろうか。
その女子バレー界に、
ようやく登場したデータ重視派の監督が、
この著者の真鍋政義監督。
この本にはそのデータをどのように分析して活用するかを、
詳細に説明してくれている。
ここまで書いて大丈夫かな?とも思ったが、
これくらいは日本に限らず、ランキング上位国であれば、
どの国もやっていることなのだろう。
何れにしても、この本を読むことで、
バレーボール観戦の楽しみが増える事は間違いなし。
こんなことを自分が監督になるまで選手は知らなかったのか…。
というような記述もあり、
バレーファンとしては、もう少し早くこういうタイプの監督になっていれば良かったのに、
と思ったりもした。
本著で真鍋氏が書いている、
「小さなことこだわり、小さなことに変化を起こす。
この変化の積み重ねが大きな変化を生む。」
という言葉。
実生活にも役立ちますね。
今秋のW杯、来年のロンドンオリンピックに期待が持てます。
真鍋氏は
「目標が3位と言ってしまったら、それ以上(優勝)は狙えない。
だから、ロンドンは優勝を狙います。」
と、5月16日にNHKで放送されたディープピープルで明言。
目標は高い所に置くという考え方は、
サッカー日本代表岡田前監督と同じだが、
こちらは世界選手権3位という結果を出しただけに説得力十分。
もっとも、その番組で
「数字は大事。
でも最後は気持ち、火事場の馬鹿力だと思うけどね。」
と発言。
やはり、女子バレーは気合いと根性なのかな(笑)
ともかく、バレー好きにはオススメの本です。
最後に、女子バレーで自分の推しメン(AKB風で)は、
やっぱりセッターの竹下佳江選手ですかね。
素人の自分が言う事じゃないですけど、
ホント上手いですよ、竹下選手は。
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