以前にも書いたことがあると思う。
あるとき突然、無性にショスコーダビッチのピアノ協奏曲第2番を聴きたくなることがあります。
それも第2楽章だけ。
全体でも20分ほどの長くはない曲だが、前後の1楽章と3楽章の軽やかなテンポとは異なり、憂いを帯び、切なさをも感じさせる6分ほどの第2楽章。
しばらく弦楽だけが続き、間をおいてからピアノが鳴り始める。
ゆったりとしたAndante(歩くような速さ)。
そのテンポと情感あるメロディーが、とても安らいだ気持ちにしてくれます。
どなたにも、あるときに聴きたくなる歌や曲ってあると思います。