生活をたのしむ 街みどり・庭みどり

緑の暮らしの専門家がお届けする、一人ひとりの毎日の暮らしをもっと嬉しく、幸せにする、カフェのような心地よいみどりをご紹介

街ナカみどり 根津美術館の有名な園路

2017-03-25 06:00:54 | 街ナカみどり 東京
【心地良いみどり 592】

いつもありがとうございます。

「緑マーケティングの達人」であるryu.gardenです。

「このみどり、いいなぁ」とココロが震えた、
感動した、安らいだ、気分転換となる、

そんな街ナカのみどりから届く
幸福感をお伝えします。

ココロのエネルギーチャージに役立ちますよ。

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今回は根津美術館の気づきです。





有名な園路です。

表参道界隈の雑踏、邪念を
この閑静な空間で洗い正し、新鮮な気持ちで
美術と向き合える大切な役割、効果を生み出している空間です。





大きな屋根が黒いタイルの園路を覆い、木陰をつくり、
両脇には那智黒石の砂利が敷かれ、

時間、季節により様々に現れる光の帯があり、
道路側に竹が外の世界と遮断しています。


…と思っていました。




竹の目隠しの効果が高いので、
その奥に人工的な壁があるのだろうと考えていました。


しかし、


道路側から見ると…スカスカです。





立格子の柵はありますが、
全く以ってスカスカです。




中の園路を歩く時感じた、空間の一体感は
なんだったのでしょうね。




大屋根?

様々な素材、様から見える複数の直線?


確かに「前しか見ない、意識させない」デザインなのかも
知れません。




大屋根は上から入る情報を遮り、
下ばかりを意識させる効果があるのでしょうね。



よく見ると竹の幹も素敵な模様がありました。






是非、根津美術館に行く際は、
この園路の魔法を意識して、楽しんでください。