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経口C型肝炎治療薬「エレルサ®」(エルバスビル:NS5A阻害剤)および「グラジナ®」(グラゾプレビル水和物:NS3/4プロテアーゼ阻害剤)といいます。
下の図の左の二枠に属する薬になります。
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2016年9月28日製造販売が承認されて、11月18日発売。これまた、1日1回エレルサは1錠、グラジナは2錠、12週間、飲めばいいタイプの薬です。薬の値段は3ヶ月で390万弱、ヴィキラックスと同じくらいの値段ということで決まったようです。
C型肝炎ウイルス治療薬として、ダクルインザ・スンベプラ、次にハーボニー、次にヴィキラックスと登場してきました。こんどは、この薬です。今まで、高齢者(80歳の方まで治験に参加しています)や、腎臓の働きの悪い人、高血圧の薬(カルシウム拮抗薬高血圧では飲んでる方が多い薬)を飲んでる人に注意が必要だった部分が比較的安心に使えるという薬になっています。
その他の併用薬に注意が必要な部分はこの間の薬で共通してる部分が多いので大丈夫かと思いますが注意が必要です。
とくに透析を受けている患者さんでも99.1%の効果があったと言うことはすごいことです。
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飲み薬中心の薬での耐性ウイルスへの配慮はほとんど必要ないとは言われていますが、この間耐性がでてきている患者さんへどのくらいの効果があるかなど今後のデータの集積が望まれるところです。それにしても、約97%が治癒するということで、こうなると本当に差がないと言える時代になっています。
2016.12.14 1例目処方開始
記号の意味 ◎治療中の陰性化 ☆注意を要した場合 △陽性化 ○SVR24達成
2016年12月14日処方 内服開始確認後追記 順調なら 3月8日終了予定
◎1例目 68女性 genotype1b 高ウイルス量 耐性無し 腎機低下 カルシウム拮抗剤のんでいるので 地元の院外薬局にて取り寄せ開始
2017.2.8追記 2017.1.11陰性化確認
カルシウム拮抗剤を変更して
ヴィキラックスを選択されている方・・・
決めては何ですか?
合併症の程度と耐性ウイルスの状態、最後は、助成制度を待てるかどうかで判断しています。
メールなど個別の対応が必要なないようなので、可能ならメルアドを記載して下さい。お返事いたします。