今年の卒業式も感動的でした。自分の子供の卒業ではないのですが、入場の吹奏楽の演奏がはじまったとたん涙がうるうると出てきて、あれー、なんでこんな最初から涙が出るんだろうと不思議で仕方なかったです。小学校から4年間PTAをやってきて、その頃のこどもたちが中学校に入って卒業していく、部活動を通していろんな部のこどもたちと挨拶を交わしたり学校の行事へかかわったりしていく中で、こどもたちの成長に感動してきたからなのかなと思ったりします。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。また、本日まで立派にお子様を育ててこられた保護者の皆様にも、心よりお祝いを申し上げます。
卒業生の皆さんは、この三年間にいろんな出来事があったことでしょう。
授業で学んだこと。教室で失敗したこと。いろんな行事で頑張ったこと、修学旅行で楽しかったこと、さまざまなことが頭に浮かぶと思います。どうか何よりも、この三年間で沢山の人と出会ったことを思い出して下さい。
今日を限りに卒業し、 これからそれぞれ別々の道に進まれるわけですが、ぜひともこの学校で出会った友人たちを大切にして下さい。
中学校を卒業すると、将来や人生というものについてさらに深く考えるようになる時期でもあります。時には壁にぶつかることもあるでしょう。そんな時には自分は一生懸命頑張っていることを褒めてあげて下さい。生きていることだけでも人間はすごい頑張っていることを忘れないようにして下さい。それは、自分だけでなく、他の人達もそうなんだということ、自分のために頑張ることがみんなのためになっていく事であるように思って過ごして下さい。自分のために自分だけがよければと思うより、みんなのためにもなっていくと思って過ごすことの方が人生を楽しくしてくれます。そのことに気づいている人も多いでしょう。そして、自分の周りにいる自分の気持ちが楽しくいられる、プラスの気持ちでいられる人達や物事を思い出して下さい。一緒に悩み相談に乗ってくれる人が沢山いることに気づいて下さい。
皆さんには無限の可能性があります。
どうか、おおきな夢をもってください。そしてそれを自分で否定せずに常に肯定し続けて夢をかなえていって下さい。誰がなんと言おうと自分が否定しない限り、その夢をあきらめない限り可能性は無限です。自分の夢がかなった時のことを常に思い過ごして下さい。それが夢をかなえるコツでもあります。
医療の現場にいると大切な人と過ごせるようにまた自分の夢がかなうようにと一生懸命頑張っている人達にたくさん出会います。そんな出会いの中で作った、あきらめないでの歌の詩をみなさんに紹介させてください。YouTubeであきらめないで川西で検索すると歌を聴くこともできます。
あきらめないで きみの夢を きっとかなう きみの夢を
あきらめないで いまこのときを せいいっぱい 生きる人がいる
だからぼくは きみを見つめ きみをそっと ささえつづける
だからぼくは きみとともに ゆめをきっと かなえてみせる
そんなきみが すてきな夢を きっとかなえる その日まで
ぼくはけっして あきらめない 夢を笑顔で かなえる日まで
だからぼくは きみとともに きっとかなう 夢をみる
だからきみは いつまでも かなう夢を 信じてください
あきらめないで きみのことを まってる人が いることを
だからきみは いつまでも 夢はかなうと 信じてください
最後になりましたが、今日まで子どもたちを温かく見守り、導いてくださった地域の方々、校長先生をはじめとした新川西中学校の先生方に対し、この場をお借りしまして、厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。これからも子供たちを見守り続けて頂ければと思います。
また、保護者の皆様におかれましても、3年間、PTA活動にご協力くださいまして本当にありがとうございました。
終りに、卒業生の皆さんのさらなる成長をお祈り申し上げ、祝辞とさせていただきます。 本当に卒業おめでとう。
平成26年3月14日 ○○中学校 保護者と先生の会
会長 川西 輝明