肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝炎友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2007.9.4より新規開始しました。

元気で長生き医療講演 in 福岡 大成功!!

2016年11月05日 | 医療講演
 
元気で長生き医療講演 in 福岡 大成功!!

今回は、歌の集いを初めに30分してから、講演に入りました。いつもは逆だったのだけど。歌が好きじゃない人もいるしなあとちょっと逆にしてみました。
原始人食も毎年少しずつバージョンアップして、私が継続で来ていることもみんなに見てもらって感動してもらえました。
12人が参加、交流会も7名の方が参加してくれました。夜遅い時間ですが、都合つけて参加していただきありがとうございました。
B型肝炎原告さん、B型・C型全国センターからも参加してくれていました。

交流会では、みんなの体験談を話しながら、普段は話せない経験や悩みを語り合っていました。その中で窪山さんの語りをお伝えしたいと思います。

窪山さんとの再開、年に一回福岡でお会いできるのを楽しみにしてくれています。
会うたびに,また1年、生きてきたんだなあと実感するから、先生と会えるのがとても楽しみなんですといってくれます。
体験談
B型肝炎訴訟の九州原告さん、実名原告さんとして、全国訴訟での九州原告さんの一人としてマスコミにたくさんでて自分の思いを語ってくれたかたです。奥さん共々明るいので、ぱっとみ何も苦労してないと思われたり、深刻さがないなんて、笑顔を見ていると思っちゃうかも知れませんが、とても大変だったことは間違いありません。実際収入は2年間なく貯筋を食いつぶして何とかしのいだと奥さんのおかげですねと周りは頷いていましたし、奥さんは、本人がやりたいって言うんだから頑張ってもらいたかったと。語っていました。

裁判を起こすときには当時の条件ではとてもあてはまらない、証拠が少なくて、勝てる可能性は低いとまで言われていました。弁護士さんにもそう言われて、それでも、迷いは無かったと言います。何も悪いことはしていない、国が私に謝るのが筋だろうそんな思いがある一方で、同じように辛い思いをしている仲間たちを助けていきたかった、そう語っていました。
自分が救われたいその思いがなければ裁判に参加しないし人のためだけには頑張れなかったと思う、自分の為があったからみんなのためにも行動できたと。
そして、マスコミの取材では、標準語ではなく博多弁で思いを語って欲しいといわれ、博多弁だと喧嘩してるような口調になるから東京とかの人にはびっくりだったかも知れないが、自分の思いを綺麗な言葉では伝えきれなかった、自分の思いをひたすらに訴え続け、汚い言葉だったかも知れないが、綺麗なことなんて言っている余裕はなかったと振り返っていました。
実際、窪山さんは、当時予後3年と言われていました。肝がんの外科的手術を毎年、肝がんが3個くらい再発してたそうです。私が聞いてもよく今生きているなと思わずにいられません。

そして、感動したできごとは、実際に全国を期日がある度に回っていて、札幌で和解勧告がでる頃、裁判官が国に対して、国は原告さんに生きているうちに手渡ししてお詫びするその体制をしっかりととるようにと話したのが今でも忘れられないと話していました。

奥さんも、旦那さんと乗り越えてきた経験があることから、肝がんの末期と言われた奥さんから相談を受けたことがあるといっていました。そのとき、仕事を辞めて夫の看病に専念した方がいいだろうかと相談されたそうです。でも、仕事はちゃんと続けて看病は看病できちんと切り替えてしないと、どっぷり看病をしてしまうとうつになってしまうからとアドバイスしたそうです。そしてやりたいことはした方がいいって、そうこうしているうちに孫ができて、じじっと呼ぶ声を聞いて過ごすことができたそうです。あと3ヶ月と言われてから3年も元気だったそう。人の思いが寿命を延ばしたと、本当に嬉しく思いましたと。本当に実際に経験した本人達にしかわからないこと、実際にそうだと思いました。

私も沢山の患者さんや家族と話をしてきましたが、したいことをしていくこと、そう思い続けることは生きる力を生み出していると感じます。
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○元気で長生き 歌の集い&医療講演会 in 福岡 12名参加 交流会7名
日時 2016年11月4日(金) 午後5時半から7時
場所 TKPガーデンシティ博多 新幹線口 5-A
  〒812-0012 福岡市博多区博多駅中央街5-14
         福さ屋本社ビル5F
プログラム
第1部 歌の集い 午後5時半から6時
シンガーソングライターあきの歌とともに
患者さんとのかかわりで生まれた曲、歌ってきた曲
           聞いて一緒に歌ってみませんか?
第2部 医療講演 午後6時から7時
元気で長生きのコツ伝授します?
B型・C型ウイルス性肝炎は副作用少なく飲み薬治る時代
第3部 交流会 午後7時から9時くらいまで 別会場で
体を作る食事の大切さ、ボケ防止、がんの予防のヒントになれば。
肝臓専門医が自分の体験とともに語ります。
原始人食ダイエットや野菜スープなどすぐ役立つ話が盛りだくさんです。
無料療養相談 無料DVD有り 過去の講演会のDVD(希望者先着順)
アーシング無料体験コーナー有り
講演会終了後別会場で交流会予定 要申し込み
問い合わせ(参加無料申し込み不要です) 肝がん検診団(留守番電話)011-350-1008
共催 インターネットで結ぶ肝臓患者と支援者の会 肝がん検診団
後援 全国B型肝炎訴訟九州原告団
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