今回は「山梨県の道祖神/中沢厚著(1973)」で、紹介されていた韮崎市穴山町の住宅街と田畑の一画にある道祖神が、とても変わっているとの情報から訪れたもの。道祖神前に立派な石鳥居が置かれているものは極めて珍しい事例ではないでしょうか。貫が突き出ていませんのでこれも珍しい中山鳥居です。扁額には「街神」とあります。初見ですがその名の通りここの集落の氏神様という認識でいいのではないでしょうか。祠の内部には . . . 本文を読む
【お知らせ】今後の投稿は「日々是平穏」へ致して参ります。
写真投稿が容量オーバーとなり投稿出来なくなってしまいましたので
今後は、「日々是平穏」へ投稿致して参ります。
こちらは、今後も閲覧可能です。
山梨県の韮崎市と隣接する北杜市~甲斐市にかけて見られる“お腰掛”と呼ばれる特殊祭祀施設以前当ブログで紹介してから文献調査を続行していたのですが、このたび新たな情報がありましたのでご報告したいと思います。まず、新たな“お腰掛”の存在場所ですが、北杜市 明野町誌に以前紹介した2か所の他に新たな場所に2か所ある事が判明しました。中込のお腰掛け 現在の北杜市 . . . 本文を読む
今回は、甲州市塩山熊野地域の総鎮守“熊野神社”の紹介です。中央本線塩山駅より徒歩30分ほど。甲州市重川と並行して南北に走る国道411号(大菩薩ライン)の西側塩山熊野地域に鎮座しています。なんでも大同二年(807平安時代)紀州の熊野本宮本社より勧請されたという古い歴史を持つ一社です。本殿は6棟もあって、うち2棟が鎌倉時代の造営とされ、山梨県下でも屈指の歴史を持つ古建築が連なる . . . 本文を読む
今回ご紹介するのは、日本最古の木造鳥居があるといった情報から参拝しに訪れた山梨市北に鎮座する大井俣窪八幡神社です。大井俣窪八幡神社へは、JR中央本線東山梨駅より徒歩で30分ほど。中央道勝沼ICから10キロほど。雁坂みちの八幡橋西詰からすぐです。見所が多いのもこの神社の特徴です。まず初めの見所は、こちらの木造り鳥居(重文)です。天文4年(1535)武田信虎(信玄の父)が42歳の時に厄除祈願のため建て . . . 本文を読む
マップを見ていて「石・岩・巌・磐」などの文字が神社名や地名に使われていると、どうしても気になって行きたくなってしまうのが巨石フリークの悲しい性でもあります。今回紹介する一社もマップを見ていてどうしても気になり訪れたそんな一社でもあります。石宮神社は、JR中央本線塩崎駅より車で西へ釜無川を渡って5㎞ほど行った場所に鎮座しています。以前より思っていたことですが、山梨の鳥居で良く見かける一基ですが笠木と . . . 本文を読む
続いて訪れたのは、甲州市塩山上萩原地区その字名の由来にもなっている「踊石」の紹介です。JR塩山駅から北東に大菩薩ラインを走ること10分ほど。神金郵便局の少し先を左に曲がった場所にあります。長さ5m、高さ1m弱ほどでしょうか。デンと地蔵堂の前に鎮座しています。花崗岩の一枚岩です。この先3キロほど行った場所にやはり地名の由来になっている花崗岩の「裂石」もある事から(後日報告予定)背後を流れる重川上流よ . . . 本文を読む
前回紹介した“椹池”の帰路。マップに“安房神社”と“津島牛頭天王社”という興味深い社名があったので立ち寄ってみることに。【安房神社】おっ!?中山鳥居発見か?と、思って近づいてみると…。いつもの“中山鳥居”あるあるで、残念ながら貫の先が折れていただけでした。安房神社拝殿本殿青い波に太陽の装飾 . . . 本文を読む
前回の大石神社から大菩薩ラインを北へ。重川に架かる新千野橋手前から県道207号“座禅草のみち”に入って5キロほど行った場所に、ご神体が巨大な水晶玉と伝わる玉諸(たまもろ)神社が鎮座しています。玉諸神社 石鳥居狛犬一対拝殿本殿祭祀:天羽明玉命 (あめのあかるたまのみこと)別名“玉祖命” 古事記にのみ登場する神で、玉造部(たまつくりべ)の祖神。天岩戸開 . . . 本文を読む
今回紹介するのは、甲州市塩山赤尾に鎮座する大石神社の紹介です。山梨県には社名に“大石”と付く神社が五社ほどありますが、ここも境内本殿裏手にある“大石”に由来しているのは間違えないものと思われます。勝沼インターより北西へ。国道411号線大菩薩ラインを8キロほど北上した県道沿いに、赤尾大石神社は鎮座しています。樹々が覆いかぶさり全体が見えませんが山梨で良 . . . 本文を読む
前回の船形神社へ訪れたあと、たまたまマップを見ていたら中央本線を超えた北へ200mほど行った場所に当神社の名を発見。ついでに寄ってみようという流れで訪れた一社です。車がようやく入れる程の住宅地の裏路地に鎮座しています。鳥居の扁額には、「穂坂惣社」とありましたが(トップ写真)この件は後述するとして、案内板に興味深い記述がありました。何でもこの神社のご神体は“石棒”を祀っている . . . 本文を読む