先日山梨県立美術館で開催されていた縄文展へ拝観して参りました。
「美術館で縄文!?、写真展じゃなぁ。」と、当初は思っていて9月から開催されていたのは知っていたのですが、なかなか足が重くようやく拝観できたのは、会期が終わる1種間ほど前でした。
拝観して「おおっ!」と思わず思ったのが写真パネル展示ではありますが初見の土器や土偶の数々でした。
写真家の小川忠博氏は、ここ7~8年あまり各地の博物館や個人所蔵などの縄文遺物を撮り続けておられ考古学者からの目線では無く芸術家の観点からの撮影視点は、とても新鮮で斬新でした。
スリットカメラを用いた撮影手法は、縄文研究の新たな考古学的見地からも貴重な資料となるのではないでしょうか。
展示されていた遺物の数々も考古展だと平面的な展示手法であるのに対しガラスケースに入った一点ずつの展示で、360°周囲からの鑑賞ができるので普段は観られない裏面や上からの鑑賞が出来て美術館展ならではの展示手法に共感が持てました。
残念ながら会期が6日で終わってしまいましたが、全国巡回をしてもらいたい素晴らしい展示会でした。
以下は、会場で撮影したスナップです。少しでも共有できれば幸いです。
(写真撮影が自由だったのもポイントが高かったです。最近は、オッケーの展示会も多くなりました。SNSなどで拡散されれば、動員も稼げますし良い風潮だと思います。)
山梨県立美術館 2度目の拝観です。「落穂ひろい」などミレーの所蔵でも有名です。
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エントランスのようす
会場のようす 遺物が一点ずつ展示ケースに置かれ360度の視点で見られるのは美術館展ならでは。
小川忠博氏撮影の全国縄文遺物 初見の興味深い遺物ばかり。現地では、撮影禁止だったり個人所蔵のものもあったりで貴重な写真です。
スリット撮影手法を用いた縄文土器文様
壁面いっぱいに展示された大迫力の土器文様は、芸術的見地から新たな考古研究の貴重な資料になりえると思います。
山梨県立美術館「縄文-JOMON-展」テレビCM
縄文美術の魅力紹介 10日開幕 山梨県立美術館
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