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【ウォーキング】大栗川が語る古代〔王家の谷〕の姿

2013-03-23 | ウォーキング・トレッキング
最近参加も恒例になりつつある「歴史古街道団」主宰のウォーキング
毎回、地元多摩市周辺で開催して頂けるので、気軽に参加出来るのも嬉しいかぎり。
今回は「大栗川が語る古代〔王家の谷〕の姿」と、題して多摩市内に流れる大栗川周辺の遺跡や史跡を訪ね歩くウォーキングでした。

自宅のベランダからいつも眺めている「大栗川」
こちらへ引っ越して来て当初は、人工河川とばっかり思っていたのですが、実は大栗川両岸には、数多くの遺跡が点在しています。代表的な遺跡に「和田西遺跡」と言う遺跡があり、ここはまさに古代の多摩ニュータウンの様な場所だったそうです。
これは、かつて大栗川を船で遡りここに定住した古代の民達がいた事を証明しています。
また、6~7世紀にかけてこの周辺には、多くの古墳が造られています。
中でも「稲荷塚古墳」は、全国でも数少ない「八角墳」であった事がわかっています。
「八角墳」というと天皇陵(天智天皇陵、天武天皇・持統天皇陵など)の形式でもあって一時期注目視されたそうです。
その後、同形式の古墳が関東周辺で幾例か発見されたそうですが、現在までにこの形式の古墳は15例しかないそうで、貴重な古墳の一つである事には変わりなく、そんな他とは異なる墳墓を伴った埋葬者の人物像などに最近では改めて見直しされ始めているそうです。


10:30スタート 聖蹟桜ヶ丘駅~京王バスにて、落川バス停下車

稲荷塚古墳

かつて石室があった場所
稲荷塚古墳WIKI

庚申塚古墳

民家の庭先に残る塚原古墳群跡 宅地造成で今見ることが出来るのはここだけだそうです。

旧野猿街道

ケヤキに茂った「宿り木」これだけの数の宿り木が一度に見られる場所は全国的にも珍しいそうです。

大栗川(多摩市和田流域)周辺には、ここがかつて蛇行して流れていた痕跡が残っています。(写真中央右側と手前の枝水口に沿って蛇行していた事が想像できます。)洪水対策や宅地造成で今の姿に変えられた訳です。
12:30 昼食


中和田横穴墓群 横穴が残っているのは一部のみで、殆どが落石などで塞がってしまったようです。


十二社神社 境内裏手が横穴墓の上面に位置する場所になります。



日向古墳 ここ最照寺から神明社~大塚八幡神社に、かけての高台はかつてかなりの規模の古墳でした。

左手奥に日向古墳があって、かつて大栗川が古墳の麓まで蛇行していて流れていたそうです。

かつての神明社があった場所になります。

多摩都市モノレール

14:30頃ゴール 多摩都市モノレール 大塚・帝京大学駅


本日のルートマップ

本日の総歩数:12198歩
総距離:8.53キロ


今回iPhoneアプリ「移動履歴」でロギングしてみたのですが、操作も簡単でシンプル。
かなり正確にルートマップを描いてくれたものの前半部分で、なぜかデータが飛んでしまい後半部分だけになってしまいました。
また、過去の記録が残せない仕様なのも残念です。
やはり、ちゃんとしたGPSロガーを購入するべきか迷っています。


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