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今回は、大分県宇佐市に鎮座する“八幡総本宮 宇佐神宮” その奥宮(大元神社)と、その御許山周辺に点在する磐座の紹介です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/e0/3c7b71453c30603d57149091694c430d.jpg)
大元神社登山口 御許山へは、日豊本線 西屋敷近くからの林道から車で登れるようですが、やはりここは正式参拝として登山路を行くルートを選択したいところです。
登山路へは、安心院と宇佐を連なる県道658号線 宇佐市熊にある“恵良酒店”前の分岐を東へ
そこから約3キロ林道を走った先にあります。(若干の駐車スペースあり)
(こちらをクリックするとgoogleマップのストリートビューへリンクします。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/a7/3ef6bcf3cb30b76c2010f467b1164e2e.jpg)
山頂近くの登山路 新雪が積もりかけていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/3e/7e84105b6e1345a2bed137fbff99752a.jpg)
大銀杏の御神木 台風で倒れたそうです。ここまで登山口から30分ほどで登れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/eb/a3649e3a7bbb6e84119306761f1692bb.jpg)
大元神社 ここが、宇佐神宮の奥宮になります。拝殿だけで背後の禁足地山中にある磐座がご神体と伝わります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/22/a762ac6e1615c9fb366885691deb7d57.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/10/305af546fc1201425489655cd36900a0.jpg)
奥宮の鳥居と苔むした狛犬 いい感じに苔むされ、新雪も降り積もって静寂感を漂わせてくれます。
鳥居から先へは、禁足地であるためこの先にあると伝わる奥宮(ご神体)へは、参拝する事は叶いませんが”奥宮御許山絵図”に、描かれている絵図によれば、多数の巨石が点在し周辺には鐘楼や講堂などがあって、札所のような参拝順路が定まっていたようです。(※後述)
神代の昔 その三つの磐座に、三柱の比賣大神が降臨されたと伝わり、まさに宇佐の神がここより発祥した聖地であり、宇佐信仰の大元たる所以でもあります。
参考:
(クリックして拡大します。)
奥宮御許山絵図 14世紀初頭に書かれたもの(八幡宇佐宮御託宣集より転載)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/8e/9748d70b95a2a064b88d5cd652700a5e.jpg)
こちらは、境内社の大元八坂神社になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/80/dc0a16b55c92e38f9cac3cc93c32aee9.jpg)
八坂神社 社殿 祭祀:須佐男命
残念ながらご神体の磐座は、禁足地にあるため見ることは叶いませんが周辺には、巨石が多数点在しています。
WEBでもあまり、取り上げられていないようなのでこの機会にご紹介させて頂きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/83/cd26e888adf2ad2b329cba4608b22930.jpg)
御神水「三鉢の水」 大元神社から南東に少し行った場所にあります。一年中枯れることのないご神水との事です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/fa/5e11ddedbc9fc44761016c4f7d19d096.jpg)
続いて、登山路に戻り表参道を下って行くと…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/c1/8a4a4d7087a6b0232d13f986f7fea4a3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/9a/1a6dfa89ccccdb9b574d7277afd77f9d.jpg)
参道には、祠や石碑など多数祀られています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/10/6bd00dc1b1f26fa165dc65a0821758a8.jpg)
竜頭を思わせる岩屋
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/3f/4cfa9aad70227ef9d8f6e8fae4fcae8d.jpg)
岩屋の奥からは延命水と伝わるご神水が湧いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/eb/efcbbff44dd67d490e47f06f173ef863.jpg)
岩屋から出た湧水は、小池を作りオタマジャクシがたくさん泳いでおりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/70/c6c2d1cd71b0a3f4453c1a25c0534925.jpg)
梵字が刻まれた板碑がたくさん奉納されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/27/476ff16f84322fe014d6f783a1973007.jpg)
陽石 この近くには、かつて陰石もあったそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/22/253cbf0fe622955beb20b20c325cc6ef.jpg)
陽石の隣にある巨石にも板碑が数枚立っています。この参道を降りて行くと「東の坊・西の坊・石垣坊・成就坊・谷の坊・椙洞院」という御許6坊がかつて存在していたとの事です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/04/36751fffef61b3058acc32766a97c7b2.jpg)
巨大な磐座 (名称不明)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/1d/9e721d4f073d4bd536bde8e78331228a.jpg)
上の磐座の左側面
(※)前述の「奥宮御許山絵図」を見ると御許山頂上周辺には、たくさんの巨石が存在している様です。記述してある巨石の数だけでも16個ほどありました。
参拝の順路としては
不動岩、札岩を見て、まず三石(1~3)、式内(4)、北辰(5)、善神王(6)、岩宮(7)、白山×3基(8)善神王(9)の順に、磐座を巡っていたようです。
いずれにしても、とても興味深い内容ですので、いずれ再度調査する機会に恵まれれば、もう少し掘り下げてみたいと思いました。
(撮影:2006-03)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/e0/3c7b71453c30603d57149091694c430d.jpg)
大元神社登山口 御許山へは、日豊本線 西屋敷近くからの林道から車で登れるようですが、やはりここは正式参拝として登山路を行くルートを選択したいところです。
登山路へは、安心院と宇佐を連なる県道658号線 宇佐市熊にある“恵良酒店”前の分岐を東へ
そこから約3キロ林道を走った先にあります。(若干の駐車スペースあり)
(こちらをクリックするとgoogleマップのストリートビューへリンクします。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/a7/3ef6bcf3cb30b76c2010f467b1164e2e.jpg)
山頂近くの登山路 新雪が積もりかけていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/3e/7e84105b6e1345a2bed137fbff99752a.jpg)
大銀杏の御神木 台風で倒れたそうです。ここまで登山口から30分ほどで登れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/eb/a3649e3a7bbb6e84119306761f1692bb.jpg)
大元神社 ここが、宇佐神宮の奥宮になります。拝殿だけで背後の禁足地山中にある磐座がご神体と伝わります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/22/a762ac6e1615c9fb366885691deb7d57.jpg)
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奥宮の鳥居と苔むした狛犬 いい感じに苔むされ、新雪も降り積もって静寂感を漂わせてくれます。
鳥居から先へは、禁足地であるためこの先にあると伝わる奥宮(ご神体)へは、参拝する事は叶いませんが”奥宮御許山絵図”に、描かれている絵図によれば、多数の巨石が点在し周辺には鐘楼や講堂などがあって、札所のような参拝順路が定まっていたようです。(※後述)
神代の昔 その三つの磐座に、三柱の比賣大神が降臨されたと伝わり、まさに宇佐の神がここより発祥した聖地であり、宇佐信仰の大元たる所以でもあります。
参考:
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奥宮御許山絵図 14世紀初頭に書かれたもの(八幡宇佐宮御託宣集より転載)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/8e/9748d70b95a2a064b88d5cd652700a5e.jpg)
こちらは、境内社の大元八坂神社になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/80/dc0a16b55c92e38f9cac3cc93c32aee9.jpg)
八坂神社 社殿 祭祀:須佐男命
残念ながらご神体の磐座は、禁足地にあるため見ることは叶いませんが周辺には、巨石が多数点在しています。
WEBでもあまり、取り上げられていないようなのでこの機会にご紹介させて頂きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/83/cd26e888adf2ad2b329cba4608b22930.jpg)
御神水「三鉢の水」 大元神社から南東に少し行った場所にあります。一年中枯れることのないご神水との事です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/fa/5e11ddedbc9fc44761016c4f7d19d096.jpg)
続いて、登山路に戻り表参道を下って行くと…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/c1/8a4a4d7087a6b0232d13f986f7fea4a3.jpg)
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参道には、祠や石碑など多数祀られています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/10/6bd00dc1b1f26fa165dc65a0821758a8.jpg)
竜頭を思わせる岩屋
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/3f/4cfa9aad70227ef9d8f6e8fae4fcae8d.jpg)
岩屋の奥からは延命水と伝わるご神水が湧いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/eb/efcbbff44dd67d490e47f06f173ef863.jpg)
岩屋から出た湧水は、小池を作りオタマジャクシがたくさん泳いでおりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/70/c6c2d1cd71b0a3f4453c1a25c0534925.jpg)
梵字が刻まれた板碑がたくさん奉納されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/27/476ff16f84322fe014d6f783a1973007.jpg)
陽石 この近くには、かつて陰石もあったそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/22/253cbf0fe622955beb20b20c325cc6ef.jpg)
陽石の隣にある巨石にも板碑が数枚立っています。この参道を降りて行くと「東の坊・西の坊・石垣坊・成就坊・谷の坊・椙洞院」という御許6坊がかつて存在していたとの事です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/04/36751fffef61b3058acc32766a97c7b2.jpg)
巨大な磐座 (名称不明)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/1d/9e721d4f073d4bd536bde8e78331228a.jpg)
上の磐座の左側面
(※)前述の「奥宮御許山絵図」を見ると御許山頂上周辺には、たくさんの巨石が存在している様です。記述してある巨石の数だけでも16個ほどありました。
参拝の順路としては
不動岩、札岩を見て、まず三石(1~3)、式内(4)、北辰(5)、善神王(6)、岩宮(7)、白山×3基(8)善神王(9)の順に、磐座を巡っていたようです。
いずれにしても、とても興味深い内容ですので、いずれ再度調査する機会に恵まれれば、もう少し掘り下げてみたいと思いました。
(撮影:2006-03)
宇佐神宮の大元神社のブログが最高によかったのでツイートさせていただきました。
すみません。
コメントありがとうございます。
御許山は、本当に素晴らしい場所ですよね。まさにここぞ聖地と言った場所でした。
私たちが訪れた時は、下山まで結局我々以外誰も来ず降り出した雪で静寂感が一層ましておりました。
記事と写真から少しでも伝わったのなら本望です。
またお暇な時にでもお立ち寄り下さい。
ありがとうございました。
御許山の鳥居などは自然崩壊を経て間もなく大地に消えてしまいそうです。
狛犬(?)も同様に千年以上、数千年は経過していそうです。
と言っても花崗岩が据えられていた環境によって崩壊スピードは違いますが、それにしても宇佐の地の記録されている年代よりもとても古いように思えます。
コメントありがとうございます。
御許山は、まさに聖地の中の聖地ともいえる場所でしょう。参拝した方にしか伝わらないあの静寂感は、何とも言えない雰囲気を醸し出いてくれます。
今思い出すだけでも身震いします。
今一度機会があれば、再訪してみたい場所でもあります。