日々平穏 

日々の雑多な話題と管理人の趣味中心の見聞記を紹介

プレステージ

2007-06-19 | 映画

【解説とストーリー】
 世界幻想文学大賞を受賞を受賞したクリストファー・プリーストの傑作『奇術師』を、「メメント」「バットマン ビギンズ」のクリストファー・ノーラン監督が映画化したミステリアス・ファンタジー・サスペンス。
 19世紀末のロンドン。華麗かつ洗練されたパフォーマンスで魅せる“グレート・ダントン”ことロバート・アンジャー(ヒュー・ジャックマン)と、天才的なイマジネーション溢れるトリックメイカー“THE プロフェッサー”ことアルフレッド・ボーデン(クリスチャン・ベール)。このライバル関係にある2人のマジシャンは、互いを尊敬しながらイリュージョンの腕を競い合っていた。だがそんなある日、アンジャーの妻が脱出マジックに失敗して命を落とす。彼女の縄を縛ったのがボーデンだったことから、アンジャーはボーデンへの復讐に執着していく。そんな中、ボーデンはサラと出会い幸せな家庭を築く。一方のアンジャーも、美しく優秀なアシスタント、オリヴィア(スカーレット・ヨハンソン)を得て、その華麗なステージは一層の評判を獲得していくが…。(allcinemaより)


けっこうテレビなどで意味深な宣伝をやっていて気になっていた映画だったので週末のラストの回に、サクラさんと見てきました。
実は、気になってた理由がもう一つ。デビッドボウイ演じる実在の科学者「ニコラ・テスラ」の登場がどのように紹介され演じられているのか楽しみにしていました。

ストーリー自身は、良くできていると思います。伏線が何気ないセリフや一見関係ないサイドストーリー的な描写が実は、ラストで重要なキーワードだったりで、謎解きが好きな方なら”なるほど!!”と思える場面が至る所に散りばめられていてミステリー好きな方なら楽しめる良くできた作品だと思います。
ただ、自分は、事前知識は「ニコラ・テスラ」が登場する意外にしか情報がなかったので、そういう謎解きを楽しめる余裕がなかったのも敗因だったのかも知れません。
また、前半はゴチャゴチャしてて登場人物を把握するまでに時間がかかったのと、時事系列をワザと前後させる見せ方をされてたので、多少混乱を招いていたのも事実です。「ニコラ・テスラ」の登場までは、退屈でした。

また、マジックに関わる彼らの執念や当時のマジックの扱われ方とか背景などが、とてもリアルに描かれていて妙に納得してしまいましたが反面、手段を選ばない醜い部分もあったり、オドロオドロした場面もあったりで、決して後味のいい映画ではありませんでした。

で、感想。(直接のオチのネタバレは、無いです。でも、人の感想読んじゃうとがっかりするかも知れないので、一応反転させておきます。)

ラストのオチ!! これは、ないでしょう…^^; (感じ方は、人それぞれでしょうけど。)
ストーリーが流れていく上で、何となくオチは判っていましたけど…。
「瞬間移動…テレポーテーション」このネタ自体は、オーソドックスなんですが、しかしあの「オチ」は、反則ではないかと…。^^; だから「ニコラ・テスラ」を起用させたのかぁ。と、納得してしまいました。
序盤、ハトが消えるマジックやってましたけど…。しっかり伏線になっていたんですね。これちょと怖いです。(でも、ハトのマジック。あれってホントなのかな!?)


で、「デビッドボウイ」演じる「ニコラ・テスラ」デビッドボウイ、いいおっちゃんになってましたけど相変わらず超人離れした役は、いい味出してました。送電線使わないで電球を光らせる実験は、本当に成功していたのでしょうかね?彼は「無線電力伝送」の草分けなんですけど。世渡り上手だったら彼は、間違いなくノーベル賞はおろか偉人に、なっていたと思うのです。(ニコラ・テスラ の詳細は、こちら
彼が取り上げられた背景として、彼の死後、残された資料の断片から近年いろいろな研究者が怪しげな実験や研究を行ってるのも理由の一つでしょう。交流送電システムの功労者と磁力の単位でもある「テスラ(1テスラは、10∧4ガウスに等しい。)で、あるだけでも偉業でしょうけど。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
電力のワイヤレス転送実験に成功 (ぺけ)
2007-06-22 23:26:15
http://www.gizmodo.jp/2007/06/mit_2.html
返信する
ニコラ・テスラが出てるということは (Ginger)
2007-06-20 21:13:55
>これは、ないでしょう…^^; 

というオチというかトリックのネタはもしかして、
『フィラデルフィア実験』のアレの事でしょうか?
返信する

コメントを投稿