もう二度と見ることのできない「哲学の木」。(詳しくはこちら)
写真を始めてから何度も足を運び、撮影させて頂きました。
感謝の気持ちも込めて、最後に何枚かアップしたいと思います。
初めて哲学の木を撮った日(2008年9月20日撮影)
この年、初めて一眼レフを購入しました。
当時、カメラの知識も全くなく、ゼロからのスタート。
とにかくカメラに慣れるために、美瑛の風景を撮ろうと足を運ぶようになりました。
でも、近くにいながら美瑛の丘は、これまであまり行ったことのなかった場所。
「哲学の木」もカメラを始めてから、実は、初めて名前を聞く場所でした。
当時の車にはナビもなく、迷いながら辿り着いた記憶があります。
丘の上に傾きながらも凛と立つ姿に感動を覚えたものです。
それから、哲学の木は、自分にとって「定番スポット」になっていきました。
夏、収穫後の麦畑
秋、早い初雪で思いがけず積もった雪
晩秋、緑輝く秋まき小麦の新芽
そして、夕日のスポットでもありました。
最後に哲学の木を撮ったのは、2014年12月15日。
それから1か月後、再びここを訪れた時は、「撮影禁止」の看板が・・・。
もうここは立ち寄っちゃいけないんだなぁと思いました。
そして、今、この木がなくなり、淋しい気持ちもあり、悲しいです。
でも、一番悲しい思いをしているのは、地主さんでしょう。
今回の件で、色々と考えさせられることが多いです。
これから雪が融けて春を迎えますが、地主さんが心穏やかに農作業が出来ることを願ってやみません。
最後に今まで、心安らぐ美しい風景を本当にありがとうございました。