臨時七夕企画です。
1時間前から書き始めました(夕飯食べたあと七夕を思い出したんだよお!)。
推敲無し、地の文無し、1発勝負の連発です。
とりあえず頭の中には4つくらいネタがありますが、
どこまで書けるかは…神のみぞ知る…。
(2つ以上書けてたらほめてやってくださいよ…!/笑)
(↑志はあくまで低い)
(っつか誤字あったらごめんねー! 文章、びみょうに繋がってなかったらもっとごめんねー!
自分の頭で補完してね~!!←文字書きの風上にもおけないひと)
それでは、第1回目はもちろん!!
~リュウトとカナン~
カナン「リュウト。なぜオリヒメとヒコボシは1年に一度しか会わない」
リュウト「ん? どうした、いきなり」
カナン「今度の脚本だ」
リュウト「…ああ、七夕の昔話をSFにアレンジって予定のやつか」
カナン「なぜオリヒメとヒコボシは1年に一度しか会わない」
リュウト「なぜ…って言われてもなあ。あれって確か、姫の親父がダメだって言ったんじゃなかったか?」
カナン「それで良いのか、ふたりは」
リュウト「いや、良かねーんだと思うけど…、本当は二度と会えないところを、おやっさんが多めに見てくれて1年に1回会えるんだろ」
カナン「会えないからと言って、すぐ死ぬ訳じゃない」
リュウト「そりゃまあそうだろうけど、ふたりとしては、二度と会えずいずれ死んでいくより、1年に1度でも会えるなら、そのために生きていこうって思ったんじゃないか?」
カナン「…………」
リュウト「…どうした? どうしてそんなに悲しそうな顔してるんだ」
カナン「………オリヒメは父親のことが好きだったんだろうか。だから約束に頷いてしまったんだろうか」
リュウト「…どうだろうな。もしかしたら、恋人が自分の所為で苦しめられるのが嫌だったのかもな」
カナン「ヒコボシはオリヒメの気持ちがわかっていて、それで約束を守っているんだろうか…」
リュウト「……きっとお互い、誰も傷つけたくなかったんだろう。そして何より、好きな相手に幸せになってもらいたかったんだろうな…」
カナン「………けれど、それでも…っ」
リュウト「…カナン?」
カナン「きっと待ってる。オリヒメは、待っている。…さわられるのを。ヒコボシが自分をさらってくれるのを」
リュウト「カ……」
カナン「銀の川など枯れてしまえば良い。夜の星などすべて落ちてしまえばいい。たったひとつの手が差し伸べられさえすれば、きっとすべてを引き換えに出来る。だからずっと、ずっと……っ」
リュウト「カナン…、カナン、泣くな、カナン。ほら、こっちへおいで」
カナン「…っ、リュウト、私は、この話が嫌いだ…!」
リュウト「ああ…、わかってる、カナン。お前はヒコボシの意気地なし野郎に腹たってんだよな。そうだよ、ヒコボシだって、ほんとはわかってるくせに、それがオリヒメのためだとか思って逃げて。…本当はただの臆病なんだ。愛してるから、臆病なんだ」
カナン「…………」
リュウト「でもカナン、この話は終わってないだろ? だからお前がいるんじゃないか」
カナン「…え?」
リュウト「…さらっちまおうぜ、オトヒメさま」
カナン「!」
リュウト「ユーカイしちゃえよ、恋人を。完全犯罪おかそうぜ。そんで証明してみせるんだ、愛し合って通じ合うこと以上の、この世に幸せなことなんてないってことをさ。きっとそれが本当のハッピー・エンドだ。な、そうだろう?」
カナン「リュ…ウト。リュウト。リュウト」
リュウト「あー、もう、ほらだから泣くなって! 俺まで泣きたくなってくるだろ」
カナン「決めたぞリュウト。私がオリヒメとヒコボシを幸せにしてみせる」
リュウト「おう。楽しみにしてる」
カナン「そしてオリヒメは私、ヒコボシはお前だ、リュウト。キャストを変更する!」
リュウト「…って、は!? ちょちょちょっと待てよ! そりゃ監督に通さねーと…」
カナン「絶対に変更する。ダメならふたりだけでもやる」
リュウト「え、いや、これってプロダクションの…」
カナン「責任をもって、私をさらえ、リュウト」
リュウト「………………………………」
カナン「…だめか…?」
リュウト「…………だ…………めなわけないだろう!! ちくしょう、腰にきた…っ」
カナン「私が欲しいか?」
リュウト「欲しいよ、ぜんぶ欲しいよ、あんたの全てを俺だけのものにしたくてたまらないよ」
カナン「ならば奪え。お前にもヒコボシにもその権利がある。そうだろう」
リュウト「……ああ、解った、完敗だ。七夕は俺たちでやろうぜ。監督にもふたり一緒に頭下げりゃどうにかしてくれるだろ。だからもう、カナン、お前を抱かせてくれよ…」
カナン「…リュウト。オリヒメはずっと、最初(はじめ)から奪われる事を望んでいたんだ」
リュウト「そうか…そうだったな、カナン…」
baby,
love me, kiss me,
... steal me ?
#01おわり。
案外あつく仕事にとりくむカナン。
と言うか、きっと毎回、話にのめりこんで役になりきっては泣いたり怒ったりしてそうです。
リュウトもそれがわかってる。だからこそ真剣に聞いてる。
だってそれはまぎれも無いカナンの声だから。
このあと、監督はふたりが頭を下げるより早くすぐさまOKだします(笑)。
むしろナイスアイデアー!です。
このゴールデンコンビの前に、金を出さないスポンサーはありません…。
そしてもちろん劇も、大成功をおさめるのでした…ちゃんちゃん。
ちなみに、イメージとしては。
リュウトが窓際のソファに台本読みながら寝そべっていて、
(窓の外には七夕の飾りと短冊付きの笹。そしてその向こうに天の川)
カナンがずいっとやってきて、
話し込むあたりからリュウトはカナンと向かい合って聞いていて、
カナンが泣いて、おいで言うところで抱きしめていて、
最後の方はカナンはリュウトの上に馬乗りにのってます…(笑)。
ああ地の文かけずに、イライラしたけど死ぬほど簡単に終わった(笑)。
イメージしながら読んでくださると助かります…すみません。
シリーズ企画は、カップリングが毎回違いますが、
七夕の話を中心に、ある言葉をキーワードに書き綴ります。
その言葉とはもちろんずばり「さらう」です(笑)。
それぞれのカプが、同じキーワードの話で物語展開ってことで。
でも言うキャラが変われば、随分変わるものなのですよ。
ちなみに予定では、あとヴィデュランと全寮制~とできればマモノ。
でも既に今、ネタを忘れそうなので、保証しかねます。
とりあえず、投稿~!