
この前の土日は、家でテレビにかぶりつきだった、という方も多かったのでは!?
今年の四大陸フィギュアスケート選手権は、ここ台北で行われました。
南国・台湾ではそもそもウィンタースポーツへの関心はそれほど高くなく、フィギュアスケートの有力選手はいのですが、台湾にもちゃんと、「中華民国スケート協会」があり、子供たちへのスケート指導や、選手の支援などが行われています。
一番右は中華民国台湾のオリンピック旗
国際スポーツ試合ではこれが台湾の旗となる
今大会では、男女シングルはいずれも日本勢が一位・二位を独占、そのほかの選手もみな、華麗な演技を見せてくれました。
(一番上の写真:自己ベストを更新し女子優勝を果たした安藤美姫・選手、ショートプログラムを完璧に滑り終えた後は涙を流した)
今回驚かされたのは、なんと「観戦チケット全て無料」だったこと。もちろん私も見に行きました。
フィギュアの国際大会なんて、そもそもチケットは取りにくいし、安い席でも5000円は下りません。
いったいなぜこんな超太っ腹なのか!?と思い、予約のついでに係のお姉さんに聞いてみたところ・・・
「私もよく分かりませんが、台湾ではスケートに関心のある人がいないので、有料にしたら誰も来ないんじゃないですか??」と。
う~ん、確かに、テレビで見ていた方は発見されたと思いますが、夢の氷の競演だと言うのに、会場はかなりガラガラでした。しかも、大半が日本人のようでした。
夢の競演なのに、確かに驚くほどガラガラ・・・
バナーは日本選手の応援一色
時差もほとんどないし近いし、ということで、日本からわざわざ応援に駆けつけた人も大勢いたようです。
世界トップクラスの選手の演技をナマで見たのは初めてでしたが、本当に迫力満点、感動の連続でした。
日本勢の活躍はもちろん嬉しかったのですが、ベスト3に入らなかった各国の選手たちの中にも、客席と一体となったすばらしいパフォーマンスなどがたくさんあり、拍手で手が痛くなりました。
台湾の選手も出場していて、入賞はなりませんでしたが、台湾のお客さんたちが一生懸命声援を送っている姿が印象的でした。
ミキティや真央ちゃん、高橋選手などは台湾メディアにも連日取り上げられていて、台湾にもスケートファンが広がるよい機会となったかも知れません。(華)
台湾選手の中で実力No.1の王展玲・選手
自分を出し切ってショート14位に
アメリカのレイチェル・フラット選手
ショートで会場中をスタンディングオベーションに巻き込んだのは彼女だけ
2位の浅田真央・選手
「2位でも100点」とのコメント通り見事な演技
安定感ある完璧な演技を披露してくれた安藤美姫・選手