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ジャズピアノ 菊地雅章が新作

2012-08-21 00:23:07 | 日記

静寂と緊張感漂う
写真・山路ゆか
 米ニューヨーク在住のジャズピアノの鬼才・菊地雅章(まさぶみ)が、新作「サンライズ」(ユニバーサル)を発表した。長年の盟友であるポール・モチアン(ドラムス)、若手のトーマス・モーガン(ベース)と、静けさと緊張感に包まれたフリージャズを展開している。
 録音は2009年だが、「気に入らなくて、しばらくほっといたんだ」。その後、心配したモチアンが曲順の再構成などを手がけると、「全然、変わっちゃってるんだよね。いいんだよ、ビックリした」。しかし、菊地は2010年に重い肺の病気を患い入院、モチアンも昨年11月に他界。発売がずれ込んだ。
 収録された10曲は即興の妙味にあふれ、二度と聴けないという感傷を抜きに、背筋をゾクッとさせる。1曲目の「バラード1」は冒頭5秒間の空白があり、その後、虚をつくようにピアノの音が鳴る。張りつめた空気の中、水がぽたりと落ちたかのようだ。
 日野皓正とのクインテットなど、ここ10年はフリージャズに傾倒している。「何にも無いところで演奏していくってだけ。ここはメロディーってフォーメーションを作っちゃうと、可能性は狭くなってしまうじゃない」
 6月下旬の来日では、モーガンとトッド・ニューフェルド(ギター)とのトリオで、ブルーノート東京に出演=写真=。弾くフレーズが思わず口をついて出るおなじみの場面もあり、健在ぶりを見せた。
 現在72歳。「いつ死ぬか分からない。確かだと思えるのは、自分の音だけ。瞬時瞬時に起きてくる音楽のイマジネーションを、全部出しておきたい」Yaff.showAffTag({'disp':'li','iseven':'','irakuten':'','w':'','t':'','a':'','m':'','p':'','seven':'','rakuten':'','isbn':'B0073Y13WA'});
(2012年8月9日
読売新聞)


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