
タンノイ社のレクタンギュラー・ヨークは、
30年もむかし秋葉原の佐藤無線で買った。
以来、壊れもせず鳴らしていたが、
バスレフの箱はロイヤルより、もっと低い音が出る。
低音好きには、そこが悩みで、このヨークが手放せない。
低い音は魔力である。
単純に比較すると、ロイヤルのほうがやはり箱が大きいぶんだけ、
折り曲げホーンの立体感の迫力は説得力を聴かせるが、
うんと低い「フッ」という空気感は、このヨークのほうが、出る。
では、究極の二者択一で、ズバリどっち?
これが奇妙なことに、部屋との兼ね合いが全てを決める。
箱を四個並べるのは、平安朝においてもあった。
おもしろいので、まだまだ研究中。
2013.9/7