■ ポルトガル苦戦中 |
28日に行われた2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会の欧州予選で、ポルトガルはスウェーデンと0-0で引き分けた。グループ1の首位デンマーク、2位のハンガリーと勝ち点4差の3位に沈むポルトガル代表について、地元メディアは翌29日付の紙面で一斉に同代表のW杯出場権獲得について悲観的な論評を掲載した。 『ア・ボーラ』紙では、クリスティアーノ・ロナウドが両手を広げて天をあおぐ写真とともに、「ゴールなしでは奇跡はありえず」の文句が一面を飾った。同紙の分析によれば、ポルトガルは、欧州予選のここ3試合で57本のシュートを放ちながら無得点に終わっており、スウェーデン戦についても「ポルトガルは一定のリズムを保つことすらできなかった。あとは信念を持ち続けるしかないが、希望はしぼむ一方だ」と失望をあらわにした。 また『レコルド』紙も、一面でやはりC・ロナウドの写真とともに「W杯はほぼ不可能」との見出しを掲げ、「ポルトガルは欧州予選5試合でわずか1勝しかしておらず、アルバニアと同じ勝ち点である」と厳しい現実を指摘。『オ・ジョーゴ』紙に至っては、よりきっぱりと「さらばアフリカ」の見出しを掲げ、早くもW杯出場権を絶望視している。 こうした危機説に対し、ポルトガルのカルロス・ケイロス監督は「結果には落胆しているが、これから巻き返したい」と、あくまで予選突破をあきらめない強気の姿勢を貫いている。 引用 - ポルトガル代表のW杯出場に黄信号 地元紙は一斉に絶望視 |
そう言えばポルトガルの監督がケイロスだったんですね・・・
しかし、ポルトガルは相当苦戦していますね。
ポルトガルの属する「グループ1」は【デンマーク、ハンガリー、ポルトガル、スウェーデン、アルバニア、マルタ】となっていまして、他のグループと比較すると多少厄介なグループかもしれません。
いわゆる第二勢力と見られるチームが他のグループよりもレベルがちょっと上です。
現在1勝3分1敗(勝ち点6)3位。残りの5試合を全勝する勢いで行けば、W杯に出場出来ると思いますけど。欧州のレギュレーションは、(こちらを参照)
ただ、意外とポルトガルって過去のW杯の歴史を見れば、毎回出場しているという常連国ではないんですよ。
1960年代にエウゼビオを擁して強かった時はあったようですけど、その後は、ご存知、ルイ・コスタ、フィーゴら黄金世代が台頭するまでは低迷していました。ただ、この黄金世代に繋がるように、クリスチャーノ・ロナウドなどが現れ、さらに、ポルトガルのクラブ(ポルトなど)もCLで勝ち上がったりするようになった。さらに、国外のクラブでも主軸としてプレーする選手が増えた。ポルトガルの選手のレベルは確実に上がっているとは思うのです。
◆ 代表監督は、結構しんどい
しかし、これと代表チームとは別物。
特に、昨今の代表事情をかんがみれば、代表監督に求められる能力も変わって来たと思うのです。チームを如何にして形にするか?そして、如何にして選手達のモチベーションと共に力を発揮出来るか?
指揮官というよりは、むしろ、プロデューサー的な感じもしなくはないです。
多分、フランス代表なんかは自国のリーグでプレーしていない選手が大半の代表チームのメンバーを構成しているんじゃないでしょうかね・・・また、代表チームはビッグクラブからの圧力みたいなのもあったりと・・・
だから、昔のような純然たる監督業というのをやれるのは、各リーグの2部のチームだったりするのかもしれません。
時間を掛けて戦術を浸透させて、選手同士、チームとしての団結を高めて戦う。そして、敗戦から学び前へ進み、勝利に自信をつける。
■ アジアの停滞感 |
◆ アジア出場枠
先日、ぱっとしない試合をした日本代表ですが、どうやら次のウズベキスタン戦に勝利すれば、W杯出場は確定するようです。
なんか、あっさりW杯出場しちゃうなぁ~って感じるのは、「ドーハの悲劇」や「ジョホールバルの歓喜」の時代をダイムリーで知っているからかもしれません。ちなみに、アジア出場枠の推移は次の通り。
1994年アメリカW杯のアジア出場枠は、2 ※ 出場国が24ヶ国
1998年フランスW杯のアジア出場枠は、3.5 ※ 出場国が32ヶ国
2002年日韓W杯以降のアジア出場枠は、4.5
よくこの出場枠が多いという話をする人がいるけども、それはちょっと違うと思うんですよね。長くなるのでこの件については、機会があれば書きたいと思います。
◆ アジアレベルアップ
そもそも、アジア全体のレベルを上げなければならない。
実際問題、今回の最終予選の2つのグループ。
グループ1 【日本、オーストラリア、ウズベキスタン、バーレーン、カタール】
グループ2 【北朝鮮、韓国、サウジアラビア、イラン、UAE】
という感じになっています。ちなみに、並びは現時点での順位。
グループ1に関しては、日本とオーストラリアの実力がやはり頭一つ抜き出ています。
グループ2に関しては、試合は一切見ていませんので、情勢が分からないのですが、韓国は妥当だとして意外にも北朝鮮が首位という結果。逆に、イランの苦戦が意外な状況。
ただ、4.5枠の0.5枠に関しては、グループ2のチームから決まるんじゃないかな?とは思っていましたので、最終的にはグループ2からオセアニア地区1位との大陸間プレーオフへと駒を進めるような気はしています。ただ、最近のバーレーンの実力を見ると分からないけどね。
やっぱりね、どう考えてもアジア全体のレベルを上げなければ、アジアのサッカーというものが世界に通用しないと思うのです。厳しい最終予選を戦って行く事によりチームが強くなるという要素も全くゼロではないですし。
しかし、ながら現状では、あの程度の日本代表というチームのクオリティでもW杯出場権を得てしまう。
だからと言って、前述したように出場枠を減らすというのは、何か違う・・・。
この辺は、AFC(アジアサッカー連盟)が真剣に考えなければならないことだと思いますね。
また、日本は日本で独自の方法で代表チームということに限らず、「日本サッカーのレベルアップ」を計らないと、代表チーム同様に、Jリーグ自体も倦怠感というのか、頭打ちになるような気がしています。
現在、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)にJリーグのクラブから「鹿島、G大阪、名古屋、川崎」が出場していますけど、純然たる実力差はあまりなく、やはりJリーグのチームは強いと思うのです。その他、韓国や中東のクラブなども強いですが、結局、これも各国代表の図式と大きく変わらない。
現在のアジアのサッカー。特に、上位につけている各国は、世界のサッカーから見たら、エア・ポケットのよう微妙な状況に立たされていると思うのです。フランスのように大量に個々の選手がプレミアリーグのような欧州のトップレベルのリーグへ出稼ぎに出て行っている状態でもない。かと言ってアジアでは実力が低いわけでもない。
何か、アジアの代表やクラブがもっと切磋琢磨して、アジアの第二勢力の実力もアップ出来るようなシステムを構築しないことには、この停滞感から抜け出せないような気がします。
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このポルトガルのニュース記事ですが、黄色信号というのは時期尚早という気がします。
自分も、残り全勝する勢いでいけば十分いけるだろうと思いますね。
欧州予選は他の予選と違い日程は各グループに所属する国同士で決める方式をとっていて試合日程の組み方はほぼ自由。なので強豪同士が前半もしくは後半に立て続けに2試合済ませてしまうこともよくあることで弱小国などでは夏休み中に一気に試合を組んでしまうところもあります。
なので順位の予測を立てるときは、対戦表をじっくり見るこことがとても重要なこと。
ブログやyahooコメントなどを見ていると、こういうレギュレーション方式を知らずに、平面的に5試合消化して1勝しかできないだけで「ポルトガルは黄色信号です」と見てしまう人が結構多いですね。
個人的にはむしろ、このグループはスウェーデン・デンマーク・ポルトガルに絞られたと見ています。
(ハンガリーは勝ったといってもアルバニアとマルタだけですし)
ルイコスタとかいたワールドユース以外で何の功績もない指導者
こんばんは、はじめまして。
ポルトガルは次の試合でしょうね・・・消化試合数にバラつきがあるんで、結構危険ちゃぁ~危険かも(苦笑)
個人的には、数年前からハンガリーって気になってたけど、まぁ、ポルトガル、スウェーデン、デンマークこの3つのからかな??
こんばんは。
yohanさんって、名古屋ファンでした?!
ケイロスってJでは短いわりには、意外とみんなの記憶にあるのかな?って思ったり。
私は名前以外、なんもJ時代のケイロスには印象ないんですけど・・・忘れているだけ!?
ただ、小倉選手がすごい好きだったんで。あとはベンゲル時代のフラット4(プレミア型?)もなかなか衝撃的でしたね。
中学時代、うちも中盤をフラット4にしてました。
ケイロス?論外。