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『ブルーバレンタイン』 (2010) / アメリカ

2011-05-03 | 洋画(は行)




原題: BLUE VALENTINE
監督: デレク・シアンフランス
出演: ライアン・ゴズリング 、ミシェル・ウィリアムズ 、フェイス・ワディッカ 、マイク・ヴォーゲル
鑑賞劇場: TOHOシネマズシャンテ

公式サイトはこちら。



試写で観た人の感想を読んでて、かなりなキレキレ感が感じられてて、
早く行きたいなーって思ってました。



1組の男女の成り行きを描くとこうなっちゃうのかなあ・・・ と。


私たちは当たり前に人と出会って、そして何らかの形で別れている訳なんだけど、
そしてその中には、普通の、例えば家族、隣人、友人、仕事上みたいな関係として出会う人もいるんだけど、
こうして恋人だったりパートナーだったりとして出会う人もいる。
恋人の場合は他の関係とはまた違う。
そこに流れる密度の度合いが全く違うから。


特に若い時に衝動的に出逢う関係って、
はしかみたいな、熱病みたいな、そんな勢いやら未熟さやらが一挙にどっと押し寄せる。
そして一気に夢中になってしまう。
周りの忠告やら自分の立ち位置なんてどうでもいい、そんなものは耳に入る訳はない。
いつまでもこの関係が続くに決まってる、って思えるのはやっぱり若さのせいなんでしょうね。


You always hurt the one you love
The one you shouldn't hurt at all

若いころの恋愛って非情な部分があって。
未熟な故に、自分の我が先行してしまう。
どうしてこうやってくれないの? 私はこんなにしているのに。
シンディはその不満ばかりが募っていったんでしょうか。
ディーンとは元々、環境としては合わないとわかっていても進んだ訳ですから。

You always break the kindest heart
With a hasty word you can't recall

未成熟なカップルだからこそ、
言いたいことを言い、そしてその中には(恐らくですが)
取り返しのつかない言葉も入っていたに違いない。
その積み重ねが、若くて素直で従順だった2人を、いつの間にか疲弊させてしまう。



人と人とが出会い、接していく中ではどうしたって心の行き違いやら
すれ違いって起こる。 誰だってそれはある。
それを私たちは何の疑問もなく、ぶつかり合いを周囲の人たちと毎日しているけど、
それをこうして見せられてしまうと、本当に相手に対して痛々しい言葉を放っていたんだ・・・ と
改めて気づくことも多いんじゃない?
こうして壊れるんですよ、的なご案内といいますか。
(だからと言って、人には気をつけて接しましょう、っていう映画じゃないけどね)


パンフレットを見ていて気がついたんですが、
パンフに使われている写真は全て、ディーンとシンディが出会った当時のものばかり。
出会った頃の、恋の成就までの情熱が感じられるカットばかりですね。
泣き崩れるものは1枚もないです。
その状態から、まるで別人みたいに変化してしまう「使用後」の状態に
自分たちを持って行った主演2名の役作りは凄まじくもありました。


上昇志向のシンディと、自分の周辺が幸せであればそれでいいと納得するディーンだったっていうことは、
皮肉なことに暮らし始めてくっきりと浮き彫りになってきてたから。
目線がズレた状態なカップルっていうのも実は世の中多いんだけど、
歩み寄るということができなかったんでしょうね。
一緒に何かを見ることができなくなっていく過程を見るのもなんか切ないけど。
だからこそ、出会った時のきらめきとかときめき、高揚感、
初々しい気持ちがあったんだってことを忘れないようにはしたい。
その輝かしい日々、相手を思いやって尊重している関係は、そのまま丸ごと
宝石箱にでも入れて、そのままにしておきたいくらいの価値がある訳だから。


とにかくこれはカップルで鑑賞するのはおすすめしません。
うまくいっている人たちも、そうでない人たちならなおさら。
別れへの引き金引きたくなければやめましょう(笑)
ただし、1度でも誰かと暮らした事がある人なら、この映画はおすすめかも。
倦怠期というものが実にたやすく作られるってことを、今一度見つめて、
今後の人生の参考にしていくのもいいかも。



★★★★ 4/5点






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18 Comments

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記憶に残る映画 (ituka)
2011-05-07 22:13:19
世の中って見返りを求めると腹の立つことばっかりですし
そうならないために、常になんにでも感謝の気持ちを持ちたいものです。
でも、最低限の暮らしを確保しないと言えないことですが(爆)
itukaさん (rose_chocolat)
2011-05-08 07:54:09
ここまで見せられちゃうと、
かえって自分の状況にありがたみが持てたり、
あるいは身につまされたりしちゃうんでしょうね。

とは言ってもおっしゃる通り、先立つものがなくては暮らせない。
「金の切れ目は縁の切れ目」っていう言葉もありますし。
仕事をしてくれないパートナーにいら立つ気持ちは、実際に経験した方ならうなずいてしまうと思うんですよね。
難しいねー。
こんにちは。 (オリーブリー)
2011-05-08 17:21:22
TBありがとうございます~お引越しは完了ですか?
またヨロシクです。

こーやってダメになっていくんだなぁ~って思いました。
自分の事も、一度、第三者目線で見ると、気づくことがあるのでしょうね(苦笑)
Unknown (KLY)
2011-05-08 22:02:32
若い人たちがこれ見て、永遠の愛なんてないんだって思わないで欲しいな。
まあ永遠の愛は大げさだとしても、6年以上続く愛情なんて当たり前で、むしろこの物語の方が少数派だから。
結局のところ、同じ道を歩んでいける、歩んでいると若い2人は思ったのだけど、それはたまたま6年間2人の道が並んでただけだったってことなのかなと。
それにしてもやっぱ欧米人は子供の為にって概念はないのね。日本人だと多少は考えるじゃない。しかもさ、浮気しただとか、DVがあるだとか、いわゆる完全にアウトな離婚理由じゃないし。
チャレンジ。 (BC)
2011-05-08 22:32:55
rose_chocolatさん、こんばんは。

この作品は青色をさりげなく取り入れた色遣いは印象的だったんだけど、
コメント欄でこういうシビアな愛を語り合う気にはならなくて、
マイグログのコメント欄閉じちゃいました。m(_ _)m

ハリウッド映画は夢や理想をロマンチックに描く作品が多い中で、
世知辛い愛を浮き彫りにする作品を作ったのはある意味チャレンジだなと感心しましたよ。
うわー (のん)
2011-05-09 11:25:07
私もこれはオススメ!と聞いたんですが、ぜひ観たくなった!
一人で観て、違う意味でドキドキしたいと思います(笑)。
オリーブリーさん (rose_chocolat)
2011-05-10 22:06:48
お引越しはゆるゆるすることにしました(汗)

>自分の事も、一度、第三者目線で見ると、気づくことがある

自分、結構この映画激痛でした (^_^;)
こんなこと言ってるかも・・・と思ってしまうことしきり。
身に覚えがあるうちはちゃんとしないといけないと思えるから、それが救いだと思ってます(いい加減です。。)
KLYさん (rose_chocolat)
2011-05-10 22:08:28
確固たる原因がある訳じゃないんだけど、
もう無理・・・ って思うのもなんかわかるんですよね。
結局パートナーの仲が破綻するのって、どうでもいいことの積み重ねだから。
収入があれば、「子どものために」とは思わなくなってくると思いました。
BC。さん (rose_chocolat)
2011-05-10 22:10:20
そうそう、またしてもコメ欄ないから、
「あー語りたくないんだなあ」と(笑)
めんどくさい時はそれもありですよね。 私も参考にしようっと。

世知辛いとみんなの評価も辛辣になりがちですよね。
でも現実ってことですから、これはこれでありだと思いました。
のんさん (rose_chocolat)
2011-05-10 22:10:51
ぜひぜひ。
ご鑑賞下さい。
のんさんの感想聞きたいなーーー

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