原題: BAARIA
監督・脚本 : ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽 : エンニオ・モリコーネ
出演 : フランシスコ・スキアーナ 、 マーグレス・マデ 、 アンヘラ・モリーナ 、 リナ・サストリ 、 ルイジ・ロ・カーショ
試写会場 : ヤクルトホール
公式サイトはこちら。
<Story>
1930年代、イタリア、シチリアの田舎町に牛飼いの息子として生まれたペッピーノは、決して裕福ではないが、
家族や愉快な街の人々に見守られて、充実した少年時代を送っていた。
やがて成長したペッピーノは、運命の女性、美しいマンニーナと燃えるような恋に落ちる。
二人は幾多の逆境を乗り越え、自分たちの夢へ向かって歩き出すのだが、世の中は不穏な時代に突入する……。
シチリア!シチリア!?-?goo?映画
<感想>
トルナトーレ監督の最新作、試写があまりなかったようで、
早々とみなさん並んでました。
これいつもよりも30分早い試写会、普通のお勤めの方は参加がかなりキビしかったと
思いました。 (それでも行った私~)
トルナトーレ監督作品は確か3本鑑賞してます。
『マレーナ』 (→ blog開設前につき記事なし、でも大好きな作品)
『題名のない子守唄』 (→ この年のベストテンに入れようか迷いました。重たすぎて入れなかったけど、それでも好きな作品)
『ニュー・シネマ・パラダイス』 (→ まさに最近「午前十時の映画祭」で観た)
この3本の中では、『ニュー・シネマ・パラダイス』に作風が近いかな。
全編がシチリアに対しての愛情いっぱい溢れていて、
そこにペッピーノの生涯を重ね合わせています。
(ペッピーノは、トルナトーレ監督の父親がモデルという話もあります)
貧しくて何もできない・・・ のではなく、そこから這い上がる力を身につけたペッピーノのたくましさ。
愛する人をあきらめないで勝ち取る信念。
どれも今の日本にはない、底力のような気がする。
とにかく映画全体に勢いがある。
シチリア(原題は、「バーリア」、シチリアの街の名前です)の勢いや風土、
人々の生活から滲み出る苦労もあるけど、それを上回る生きる原動力のようなものを感じます。
例え経済的には大変だったとしても「そんなのどうにかなる」くらいの、
生きることに対しての貪欲さや、
愛する者たちを守ることに対しては命を懸けていく責任感や。
彼らの話し方や食べ方、1つ1つ取っても、躍動感がある。
幼少時から老齢まで、ペッピーノ役に4人もの俳優を配置しただけあって、
1つ1つのシーンが丁寧に描かれている。
長い・・・? とも思わなくもないですが、どれも必要なシーンであることも否めない。
ただし、20世紀~現在までのイタリアの歴史に重なる部分が多いので、
第2次世界大戦後のイタリア史も頭に入れておいた方が、あらすじとしては
わかりやすくなるようにも感じます。
この映画の見どころは何と言っても、ラスト5分で監督が仕掛ける「魔法」なんですよね。
2時間31分は少々長いですが、これが帳消しにするのかもしれません。
走馬灯のように駆け巡るペッピーノの生涯と共に、
監督がこよなく愛するシチリアの魅力が、存分に味わえる作品です。
そしてカメオ出演のモニカ・ベルッチですが・・・
何とも彼女らしいシーン!
みなさんすぐにわかるとは思いますが、ここは必見(笑)
★★★ 3/5点
監督・脚本 : ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽 : エンニオ・モリコーネ
出演 : フランシスコ・スキアーナ 、 マーグレス・マデ 、 アンヘラ・モリーナ 、 リナ・サストリ 、 ルイジ・ロ・カーショ
試写会場 : ヤクルトホール
公式サイトはこちら。
<Story>
1930年代、イタリア、シチリアの田舎町に牛飼いの息子として生まれたペッピーノは、決して裕福ではないが、
家族や愉快な街の人々に見守られて、充実した少年時代を送っていた。
やがて成長したペッピーノは、運命の女性、美しいマンニーナと燃えるような恋に落ちる。
二人は幾多の逆境を乗り越え、自分たちの夢へ向かって歩き出すのだが、世の中は不穏な時代に突入する……。
シチリア!シチリア!?-?goo?映画
<感想>
トルナトーレ監督の最新作、試写があまりなかったようで、
早々とみなさん並んでました。
これいつもよりも30分早い試写会、普通のお勤めの方は参加がかなりキビしかったと
思いました。 (それでも行った私~)
トルナトーレ監督作品は確か3本鑑賞してます。
『マレーナ』 (→ blog開設前につき記事なし、でも大好きな作品)
『題名のない子守唄』 (→ この年のベストテンに入れようか迷いました。重たすぎて入れなかったけど、それでも好きな作品)
『ニュー・シネマ・パラダイス』 (→ まさに最近「午前十時の映画祭」で観た)
この3本の中では、『ニュー・シネマ・パラダイス』に作風が近いかな。
全編がシチリアに対しての愛情いっぱい溢れていて、
そこにペッピーノの生涯を重ね合わせています。
(ペッピーノは、トルナトーレ監督の父親がモデルという話もあります)
貧しくて何もできない・・・ のではなく、そこから這い上がる力を身につけたペッピーノのたくましさ。
愛する人をあきらめないで勝ち取る信念。
どれも今の日本にはない、底力のような気がする。
とにかく映画全体に勢いがある。
シチリア(原題は、「バーリア」、シチリアの街の名前です)の勢いや風土、
人々の生活から滲み出る苦労もあるけど、それを上回る生きる原動力のようなものを感じます。
例え経済的には大変だったとしても「そんなのどうにかなる」くらいの、
生きることに対しての貪欲さや、
愛する者たちを守ることに対しては命を懸けていく責任感や。
彼らの話し方や食べ方、1つ1つ取っても、躍動感がある。
幼少時から老齢まで、ペッピーノ役に4人もの俳優を配置しただけあって、
1つ1つのシーンが丁寧に描かれている。
長い・・・? とも思わなくもないですが、どれも必要なシーンであることも否めない。
ただし、20世紀~現在までのイタリアの歴史に重なる部分が多いので、
第2次世界大戦後のイタリア史も頭に入れておいた方が、あらすじとしては
わかりやすくなるようにも感じます。
この映画の見どころは何と言っても、ラスト5分で監督が仕掛ける「魔法」なんですよね。
2時間31分は少々長いですが、これが帳消しにするのかもしれません。
走馬灯のように駆け巡るペッピーノの生涯と共に、
監督がこよなく愛するシチリアの魅力が、存分に味わえる作品です。
そしてカメオ出演のモニカ・ベルッチですが・・・
何とも彼女らしいシーン!
みなさんすぐにわかるとは思いますが、ここは必見(笑)
★★★ 3/5点
「ニュー・シネマ・パラダイス」が良かっただけに、同じような内容で感動するところがなかった。
カメオ出演のモニカ・ベルッチ>これエンディングの出演を見て驚き、気付きませんでした。
レンタルで見直します(笑)
gooへの引っ越しと以前の投稿記事の移転など大変でしたね。
私の方も震災から立ち直ったというか、家族が無事だったのと家も崩壊してなかったので、それにあまりくよくよしてもね、前向きに前進のみです(笑)
それにしてもroseさん、5月から学生生活とは思い切ったことですね。
そうです、貴方ならできる、やる気がある時行動を起こさないと後で後悔しますもの。
私もブログを作成する7年前に、1年間PC教室へ通い、資格を2つ取りましたよ。
母親といつもの家事全般などをこなしながらの毎日、健康に気を付けて頑張って下さい。
そうなんですよね。
そこが残念と言えば残念ですけど・・・。
監督としてはご自身が真からシチリアを愛しているということを言いたかったんじゃないでしょうか。
モニカは、らしかったですね(笑)
予告編でもちらっと出て来てますが。
>あまりくよくよしてもね、前向きに前進のみです(笑)
こんなに明るくいられる方ってとても素敵です。
被災されたみなさん、多かれ少なかれ心にわだかまりをお持ちですものね。
それでも明るくいようと思える理由として、映画が支えてくれるっていうものがあると思います。
心の支えなのでしょうね。 これからも鑑賞していきましょう。
そうです、学生してます。
今はいいけど試験の時はキツいだろうなと思ってます(笑)
1年で終わるように頑張りたいですね。