10月1日(月)
【LBFF_2012】『Estudiante』
【LBFF_2012】『ホワイト・エレファント』
10月3日(水)
『アイアン・スカイ』
予告などで面白そうと思ったけど、意外とあっさり系のコメディ。
聞くところによるとカンパで製作資金を賄ったとか。
低予算の部分は何となくわかるけど、そういう理由ならむしろ褒めたいくらい。
カバーするのも大変だったと思うけど、風刺が効いている内容は工夫していると思う。
★★★☆ 3.5/5点
『ケイティ・ペリー パート・オブ・ミー 3D』
『ソウル・サーファー』の主題歌として"Firework" が有名ですけど、そんなところから興味を持ちました。
よくあるライブ3Dもので料金は一律2200円。3Dメガネ持参割引がない。なんで?
そしてライブ映像以外のシーンは3Dにする意味があまりなかったと思いました。
内容としては、スターダムにのし上がった半面、私生活での苦悩を抱える1人の女性としてのケイティを描いています。
ライブ映像はめまぐるしいけどどれもポップで楽しい。若いコがたくさん観に来てました。
★★★☆ 3.5/5点
『4:44 地球最期の日』試写
10月6日(土)
【LBFF_2012】『俺たちサボテン・アミーゴ』
【LBFF_2012】『EVA < エヴァ >』
【LBFF_2012】『As luck would have it(英題)』
昨年のラテンビート上映『気狂いピエロの決闘』(未見)の、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督作品。
タイトルを直訳すると「運悪く」、そしてこの主人公もその通りの展開になってしまう・・・というのはいいのですが、
目が離せない、という感じではなかったです。
むしろ結果が分かっていることを延ばし延ばし展開させたという印象。
これを楽しむ方もいらっしゃるようですが、自分はまどろっこしかったですね。
『ローマ法王の休日』にも似た印象でした。
★☆ 1.5/5点
10月7日(日)
【LBFF_2012】『ヴィオレータ、天国へ』
【LBFF_2012】『トロピカリア』
1960年代後半にリオで起こった音楽ムーヴメントを描く作品。
伝説のミュージシャンたちが社会現象を起こすも、鎮圧されてしまう。そして現在の彼らの姿。
当時を思い返しながらも、悔いのない人生を送ってきたという自負を持っている表情がいい。
★★★ 3/5点
10月8日(月)
『ツナグ』
何と言っても本作、橋本愛ちゃんに尽きるのではないだろうか。
『桐島・・』よりも数倍迫真に満ちた演技、長回しにもよく頑張ってたと思います。
最早日本の若手女優の一番手と言っても過言じゃないくらいの名演技です。これだけを観に行っても本作、損はないと思う。
ですがその他の方たちは、技量があってまとまっているだけに「普通にいい演技」としか認識できない。
大野いとちゃん、後半に行くにつれてよくなってきた。ツナグへの真実を打ち明けるシーンなんかはよかったです。
★★★ 3/5点
10月11日(木)
『イラン式料理本』
『これは映画ではない』
反体制活動により「20年間の映画製作禁止」、イラン政府によって自宅軟禁措置をかけられているジャファール・パナヒ監督のドキュメンタリー。
自宅の窓から外をiPhoneで撮影してもらったり、来訪する友人に映像を撮ってもらったり。
制限がある中でもこのくらいのことはできるはず、いつかきっと自由に映画を作って見せるという彼の真剣な想いが伝わる。
しかしながら「映画ではないから」と釘を刺しているところも精一杯の努力なんだと思いました。
★★★ 3/5点
10月12日(金)
『山下達郎 シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012』(2回目観賞@チネチッタ)
上映が終了してしまう前にもう1回行きたいと思ってました。
結果として行って大正解。あの素晴らしいリマスタリングサンドを身体にしっかりと叩きこんできました。
達郎さんはDVD出さない方なので、これで本当に見納めです。
★★★★★ 5/5点
『フォロー・ミー』トークショーイベント@TOHOシネマズ六本木ヒルズ
TOHO六本木のサイトを見ていた時に見つけました。これ、ほぼ満席。
内容は、
『フォロー・ミー』ブルーレイ上映
周防正行監督のトークショー
抽選会、全員にポスタープレゼント
です。
ブルーレイ発売記念ってことなんですがやっぱり画質が綺麗ですね。これは自宅で観るのにいいと思います。
永遠の素晴らしさを満喫しました。
★★★★★ 5/5点
10月14日(日)
劇場版 『私立バカレア高校』
意外と上映館が少ないんですねこれ。一応行きました(苦笑)
ジャニーズとAKB48のコラボ作品なんですが、どうもジャニーズの方が細かくフィーチャーされているようです。
喧嘩のシーンは、若い男の子が入り乱れるのはどうも『クローズZERO』っぽくて(笑)
正直バカレアの生徒の男子達はあまり印象に残らなかったのですが、アニキメンバーたちがさすがの貫録。しばらく見かけなかった内博貴くんがカッコよくなってましたね。それと波岡一喜くんがさりげなくご出演ってのがいい。
割と個人個人が描かれてたジャニーズに比べてAKB48は主演クラスとそうでない子のシーンが全く違っている。これは「その他大勢」の子たちが気の毒になるくらいだった。ドームから欠席続きの光宗薫はさすがの存在感。早くカムバックしてほしいと思ってたんですけどね・・・。研究生辞退は大変残念。
ストーリーとしては予定調和で、TV版を見ていないと細かいところがわからなくなっているが、ダイジェストで早く流すので映画のみでもわかる。ベテラン勢と生徒役の演技力の差は歴然としているが、致し方ないのだろうか。
★★ 2/5点
10月16日(火)
『情熱のピアニズム』
障害を負いながらも天才ジャズピアニストと謳われたミシェル・ペトルチアーニを描くドキュメンタリー。
人の150%の勢いで人生を送り、好奇心と変化を求めた人生。
陽気で楽天家で人を引き付ける反面、こだわりもありポリシーを貫く。
健常者にはない能力を持ちつつも、無理が祟り肉体のハンディから負荷がかかり過ぎてしまう。それでも演奏を止めないパワーには脱帽するが、その裏で苦しめられたり戸惑う人々がちゃんといたことも描いている。
彼の歴代パートナーたちは、彼のいい面が見えている時はいいが、そうでなくなったときの心のケアについては全くミシェルはお構いなしなため、彼の残酷な一面も見えてしまう。
そして彼の息子は、彼ほどは楽天的ではなさそうなので、自分の境遇を受け入れられていない所も負の遺産として残ってしまった。産むと決めた時はいいが、後々まで考えた時は周囲は複雑に違いない。こうした現実もシビアに丁寧に描いている。
★★★ 3/5点
『ヴァンパイア』
確かに映像は美しいんだけど結局サイモンは騙してた訳で、レディバードと巡り合いはしたもののそれが免罪符になってしまっている。
最後の録画の部分は全く不要。
内容的には所々吐き気をこらえながらの観賞でした。血が苦手な人は向かないと思う。
★★☆ 2.5/5点
10月17日(水)
『新しい靴を買わなくちゃ』
周囲でも悪評が多かった本作、一体何がそんなにダメなんだろうと観賞。
場内はレディースデーのこともあり9割方座席が埋まる。ほぼ30~50代女性。
これは企画の段階でアテ書きのようなものなんだと想像するが、要するに「狙った感」が見えてきてしまう。
そもそも中山美穂の仕草、これは観客の多くが現実的ではないと思うのではないだろうか。彼女にしかできないこと、彼女にしか出来ない話。その非現実性を楽しむならば話は別です。そういう方がこの作品を観賞するにふさわしい。
音楽と、ラストシーンはいい。向井くんと絡んでいない中山美穂の方がはるかに輝いて見えるのは不思議だ。
★★ 2/5点
10月20日(土)
『菖蒲』
初日に観賞。岩波悦子さんのご挨拶がありました。
予告ではサスペンス調の文芸ものという感じがしたのですが、実際は3つの構成部分で、女優のモノローグ、ストーリー本体、撮影セットとしてのシーンと、複雑な画面の切り替わりだった。
最初がモノローグが延々と続いたため、睡眠・・・。
自分ではそんなに寝ていないつもりだったんですが、ストーリーを追うとかなり寝落ちだったかも。
これはもっとちゃんと観ていたらいろいろ感じる所もあると思いますので、今回は採点はなし。
【TIFF_2012】『オアシスからの最後通告』
10月21日(日)
【TIFF_2012】『ハンナ・アーレント(原題)』
【TIFF_2012】『イエロー』
【TIFF_2012】『インポッシブル』
【TIFF_2012】『スプリング・ブレイカーズ』
10月22日(月)
【TIFF_2012】『テセウスの船』
【TIFF_2012】『シージャック』
【TIFF_2012】『木曜から日曜まで』
これなんですが、物語がとても単調だった訳です。たぶん単調な中に、ほんの少しの変化の中に意味を見つけていく作品なんだと思う。それは解ってはいるのですが、如何せん材料が少ないのです。
例えて言えば合コンに集まってもほとんど自分のことを話さない女の子みたいというか・・・。
これじゃ解りたくても解ってあげられないよ!という印象でした。
★★ 2/5点
10月24日(水)
【TIFF_2012】『5月の後』
『声をかくす人』試写
10月25日(木)
【TIFF_2012】『ある学生』
カザフスタン映画なんてめったに観ないと思ったのと、「罪と罰」をモチーフにしたということで拝見。
しかしながら如何せん内容が薄過ぎる。内省的な部分の犯行動機ではなく単に物欲からくる動機では、「罪と罰」の下敷きとは言えないのではないだろうか。
★☆ 1.5/5点
【TIFF_2012】『ニーナ』
確かに映像としては美しいのですが・・・。 それだけ?という印象もなくもないです。
モチーフからモチーフへの移り変わりが唐突過ぎてしまう。
Q&Aで監督は「自分の技量がない分、街の風景などに補ってもらった」と仰せでしたが、それは違うのではないか。
あくまでも内容の濃さで勝負してほしかったです。
★★ 2/5点
【TIFF_2012】『ティモール島アタンブア39℃』
【TIFF_2012】『NO』
【TIFF_2012】『眠れる美女』
この日5本観賞して、これが5本目、夜の8時半くらいから始まったんだけど、これの前の『NO』が何故か終映時刻がかぶってた訳ですよね。たったの2分間なんですけど、もうダッシュしまくらないといけなくて。
ぜいぜい言いながら席に着いたんですが、どうも長時間の映画鑑賞+走ったので睡魔が来てしまったようです。かなりの時間寝ました。どうやら4つの物語が絡んでいたようなんだけど正確に4つ思い出せない(笑)
加えてのっそりとしたセリフ回しも子守歌代わりになり・・・ ということで採点不可能。公開されたら観たいです。
10月26日(金)
【TIFF_2012】『ヒア・アンド・ゼア』
ラテンビート映画祭にかかりそうな雰囲気。
内容としてはある1組の家族の交流を描きますが、展開がゆっくり過ぎてしまって延ばしているような印象。
メリハリがあるとよかったのかも。こういう雰囲気がお好きな方はいいんでしょうね。
★★ 2/5点
【TIFF_2012】『ストラッター』
【TIFF_2012】『南の島の大統領―沈みゆくモルディヴ』
【TIFF_2012】『もうひとりの息子』
10月27日(土)
【TIFF_2012】『闇の後の光』
紹介文を読んで何となく苦手なジャンルかなと思ったんですが的中してしまった。
関係ないモチーフが並んでいるのが最も苦手なタイプなんだけどまさにそれでした。終わり方も、そこを持って来なくてもいいんじゃないか?ってものが来てましたし。
★ 1/5点
【TIFF_2012】『メイジーの知ったこと』
【TIFF_2012】『アクセッション ― 増殖』
各方面から評判は聞いていましたのである程度気楽に観賞。だめなら早く出ればいいし。
このテーマ自体はネット上や書籍などでも簡単に拾えます。なのでそんなに驚きはしませんでしたが、それでも敢えて映像化されたものを観ることは、不快感との闘いとなりました。
おまけに全編ほぼ主人公の顔のアップ。しかもハンディカメラなので常に画面がゆらゆら動くのもとても見づらかった。
映っているものはほとんどが綺麗なものではなく、それがTOHOシネマズ六本木ヒルズスクリーン7の大画面に映り込むので、汚いものが最大のアップになるのを観るのは実に辛い作業でした。コンペティション選定の際は、上映の際のこうしたリスクなども考慮してほしいです。
内容ですが、「主人公の無知を知らせたかった」ということなんだけど、それはあまり伝わってはこなかった。あくまでも踊らされるがままに野生のごとく行動するだけの主人公という解釈です。こうした内容はチャレンジングではありますが、TIFFのコンペにふさわしいとは思えなかったですね。映画として製作した意図が伝わらないので、採点はしません。
【TIFF_2012】『天と地の間のどこか』
10月29日(月)
『アルゴ』
『終の信託』
テーマとしては真剣に考える余地はあると思うが、「女医・患者本人・遺族の三者の十分な意思確認ができない」という重大な過失がこの作品の発端となっていて、そこに至るまでの過程を延々と観させられたという感じに思えてしまう。
過失がなくて安楽死と言うのなら話はまだわかるが、これだと問題の本質がずれてしまっている。
加えて検事役の悪意のあるしゃべり方は、こちらも鬱々とさせられる。
草刈さん濡れ場で頑張っていたと思いますし、役所さんの死に際の演技も壮絶でしたが。。。 根本的な所で疑問を持ちました。
★☆ 1.5/5点
10月31日(水)
『危険なメソッド』
ユングとフロイトの訣別の影にあった、ユングと彼の患者・ザビーナ・シュピールラインとの物語をデヴィッド・クローネンバーグ監督が描く。
駆け足ながら、ユングとザビーナの関係の変化を追っている。途中フロイトの弟子のオットー・グロスが彼らの抑圧を外す役割をし、彼らの関係やユングの精神論に疑問を感じたフロイトは、ユングと袂を分かつ。
精神論を建前にしつつも結局は情欲の部分で抗いがたい魅力のザビーナと関係を続けたユング、そして患者ではあったものの最終的には自身の体験を研究に生かしたザビーナ。女性の方がしたたかでもあり強い。
もっと根の深い論争もあったのだとは思うが、映画としての描き方はこのくらいの濃すぎない密度でいいように思う。ザビーナ役のキーラ・ナイトレイの演技が圧巻。マイケル・ファスベンダーも抑えたセクシーさが合っている。
★★★☆ 3.5/5点
結局10月だけで46本(!)観ました。やばい・・・。
うち映画祭29本なんで、まあしょうがないかな。
後で追加する記事もありますが、とりあえず上げときます。
【LBFF_2012】『Estudiante』
【LBFF_2012】『ホワイト・エレファント』
10月3日(水)
『アイアン・スカイ』
予告などで面白そうと思ったけど、意外とあっさり系のコメディ。
聞くところによるとカンパで製作資金を賄ったとか。
低予算の部分は何となくわかるけど、そういう理由ならむしろ褒めたいくらい。
カバーするのも大変だったと思うけど、風刺が効いている内容は工夫していると思う。
★★★☆ 3.5/5点
『ケイティ・ペリー パート・オブ・ミー 3D』
『ソウル・サーファー』の主題歌として"Firework" が有名ですけど、そんなところから興味を持ちました。
よくあるライブ3Dもので料金は一律2200円。3Dメガネ持参割引がない。なんで?
そしてライブ映像以外のシーンは3Dにする意味があまりなかったと思いました。
内容としては、スターダムにのし上がった半面、私生活での苦悩を抱える1人の女性としてのケイティを描いています。
ライブ映像はめまぐるしいけどどれもポップで楽しい。若いコがたくさん観に来てました。
★★★☆ 3.5/5点
『4:44 地球最期の日』試写
10月6日(土)
【LBFF_2012】『俺たちサボテン・アミーゴ』
【LBFF_2012】『EVA < エヴァ >』
【LBFF_2012】『As luck would have it(英題)』
昨年のラテンビート上映『気狂いピエロの決闘』(未見)の、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督作品。
タイトルを直訳すると「運悪く」、そしてこの主人公もその通りの展開になってしまう・・・というのはいいのですが、
目が離せない、という感じではなかったです。
むしろ結果が分かっていることを延ばし延ばし展開させたという印象。
これを楽しむ方もいらっしゃるようですが、自分はまどろっこしかったですね。
『ローマ法王の休日』にも似た印象でした。
★☆ 1.5/5点
10月7日(日)
【LBFF_2012】『ヴィオレータ、天国へ』
【LBFF_2012】『トロピカリア』
1960年代後半にリオで起こった音楽ムーヴメントを描く作品。
伝説のミュージシャンたちが社会現象を起こすも、鎮圧されてしまう。そして現在の彼らの姿。
当時を思い返しながらも、悔いのない人生を送ってきたという自負を持っている表情がいい。
★★★ 3/5点
10月8日(月)
『ツナグ』
何と言っても本作、橋本愛ちゃんに尽きるのではないだろうか。
『桐島・・』よりも数倍迫真に満ちた演技、長回しにもよく頑張ってたと思います。
最早日本の若手女優の一番手と言っても過言じゃないくらいの名演技です。これだけを観に行っても本作、損はないと思う。
ですがその他の方たちは、技量があってまとまっているだけに「普通にいい演技」としか認識できない。
大野いとちゃん、後半に行くにつれてよくなってきた。ツナグへの真実を打ち明けるシーンなんかはよかったです。
★★★ 3/5点
10月11日(木)
『イラン式料理本』
『これは映画ではない』
反体制活動により「20年間の映画製作禁止」、イラン政府によって自宅軟禁措置をかけられているジャファール・パナヒ監督のドキュメンタリー。
自宅の窓から外をiPhoneで撮影してもらったり、来訪する友人に映像を撮ってもらったり。
制限がある中でもこのくらいのことはできるはず、いつかきっと自由に映画を作って見せるという彼の真剣な想いが伝わる。
しかしながら「映画ではないから」と釘を刺しているところも精一杯の努力なんだと思いました。
★★★ 3/5点
10月12日(金)
『山下達郎 シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012』(2回目観賞@チネチッタ)
上映が終了してしまう前にもう1回行きたいと思ってました。
結果として行って大正解。あの素晴らしいリマスタリングサンドを身体にしっかりと叩きこんできました。
達郎さんはDVD出さない方なので、これで本当に見納めです。
★★★★★ 5/5点
『フォロー・ミー』トークショーイベント@TOHOシネマズ六本木ヒルズ
TOHO六本木のサイトを見ていた時に見つけました。これ、ほぼ満席。
内容は、
『フォロー・ミー』ブルーレイ上映
周防正行監督のトークショー
抽選会、全員にポスタープレゼント
です。
ブルーレイ発売記念ってことなんですがやっぱり画質が綺麗ですね。これは自宅で観るのにいいと思います。
永遠の素晴らしさを満喫しました。
★★★★★ 5/5点
10月14日(日)
劇場版 『私立バカレア高校』
意外と上映館が少ないんですねこれ。一応行きました(苦笑)
ジャニーズとAKB48のコラボ作品なんですが、どうもジャニーズの方が細かくフィーチャーされているようです。
喧嘩のシーンは、若い男の子が入り乱れるのはどうも『クローズZERO』っぽくて(笑)
正直バカレアの生徒の男子達はあまり印象に残らなかったのですが、アニキメンバーたちがさすがの貫録。しばらく見かけなかった内博貴くんがカッコよくなってましたね。それと波岡一喜くんがさりげなくご出演ってのがいい。
割と個人個人が描かれてたジャニーズに比べてAKB48は主演クラスとそうでない子のシーンが全く違っている。これは「その他大勢」の子たちが気の毒になるくらいだった。ドームから欠席続きの光宗薫はさすがの存在感。早くカムバックしてほしいと思ってたんですけどね・・・。研究生辞退は大変残念。
ストーリーとしては予定調和で、TV版を見ていないと細かいところがわからなくなっているが、ダイジェストで早く流すので映画のみでもわかる。ベテラン勢と生徒役の演技力の差は歴然としているが、致し方ないのだろうか。
★★ 2/5点
10月16日(火)
『情熱のピアニズム』
障害を負いながらも天才ジャズピアニストと謳われたミシェル・ペトルチアーニを描くドキュメンタリー。
人の150%の勢いで人生を送り、好奇心と変化を求めた人生。
陽気で楽天家で人を引き付ける反面、こだわりもありポリシーを貫く。
健常者にはない能力を持ちつつも、無理が祟り肉体のハンディから負荷がかかり過ぎてしまう。それでも演奏を止めないパワーには脱帽するが、その裏で苦しめられたり戸惑う人々がちゃんといたことも描いている。
彼の歴代パートナーたちは、彼のいい面が見えている時はいいが、そうでなくなったときの心のケアについては全くミシェルはお構いなしなため、彼の残酷な一面も見えてしまう。
そして彼の息子は、彼ほどは楽天的ではなさそうなので、自分の境遇を受け入れられていない所も負の遺産として残ってしまった。産むと決めた時はいいが、後々まで考えた時は周囲は複雑に違いない。こうした現実もシビアに丁寧に描いている。
★★★ 3/5点
『ヴァンパイア』
確かに映像は美しいんだけど結局サイモンは騙してた訳で、レディバードと巡り合いはしたもののそれが免罪符になってしまっている。
最後の録画の部分は全く不要。
内容的には所々吐き気をこらえながらの観賞でした。血が苦手な人は向かないと思う。
★★☆ 2.5/5点
10月17日(水)
『新しい靴を買わなくちゃ』
周囲でも悪評が多かった本作、一体何がそんなにダメなんだろうと観賞。
場内はレディースデーのこともあり9割方座席が埋まる。ほぼ30~50代女性。
これは企画の段階でアテ書きのようなものなんだと想像するが、要するに「狙った感」が見えてきてしまう。
そもそも中山美穂の仕草、これは観客の多くが現実的ではないと思うのではないだろうか。彼女にしかできないこと、彼女にしか出来ない話。その非現実性を楽しむならば話は別です。そういう方がこの作品を観賞するにふさわしい。
音楽と、ラストシーンはいい。向井くんと絡んでいない中山美穂の方がはるかに輝いて見えるのは不思議だ。
★★ 2/5点
10月20日(土)
『菖蒲』
初日に観賞。岩波悦子さんのご挨拶がありました。
予告ではサスペンス調の文芸ものという感じがしたのですが、実際は3つの構成部分で、女優のモノローグ、ストーリー本体、撮影セットとしてのシーンと、複雑な画面の切り替わりだった。
最初がモノローグが延々と続いたため、睡眠・・・。
自分ではそんなに寝ていないつもりだったんですが、ストーリーを追うとかなり寝落ちだったかも。
これはもっとちゃんと観ていたらいろいろ感じる所もあると思いますので、今回は採点はなし。
【TIFF_2012】『オアシスからの最後通告』
10月21日(日)
【TIFF_2012】『ハンナ・アーレント(原題)』
【TIFF_2012】『イエロー』
【TIFF_2012】『インポッシブル』
【TIFF_2012】『スプリング・ブレイカーズ』
10月22日(月)
【TIFF_2012】『テセウスの船』
【TIFF_2012】『シージャック』
【TIFF_2012】『木曜から日曜まで』
これなんですが、物語がとても単調だった訳です。たぶん単調な中に、ほんの少しの変化の中に意味を見つけていく作品なんだと思う。それは解ってはいるのですが、如何せん材料が少ないのです。
例えて言えば合コンに集まってもほとんど自分のことを話さない女の子みたいというか・・・。
これじゃ解りたくても解ってあげられないよ!という印象でした。
★★ 2/5点
10月24日(水)
【TIFF_2012】『5月の後』
『声をかくす人』試写
10月25日(木)
【TIFF_2012】『ある学生』
カザフスタン映画なんてめったに観ないと思ったのと、「罪と罰」をモチーフにしたということで拝見。
しかしながら如何せん内容が薄過ぎる。内省的な部分の犯行動機ではなく単に物欲からくる動機では、「罪と罰」の下敷きとは言えないのではないだろうか。
★☆ 1.5/5点
【TIFF_2012】『ニーナ』
確かに映像としては美しいのですが・・・。 それだけ?という印象もなくもないです。
モチーフからモチーフへの移り変わりが唐突過ぎてしまう。
Q&Aで監督は「自分の技量がない分、街の風景などに補ってもらった」と仰せでしたが、それは違うのではないか。
あくまでも内容の濃さで勝負してほしかったです。
★★ 2/5点
【TIFF_2012】『ティモール島アタンブア39℃』
【TIFF_2012】『NO』
【TIFF_2012】『眠れる美女』
この日5本観賞して、これが5本目、夜の8時半くらいから始まったんだけど、これの前の『NO』が何故か終映時刻がかぶってた訳ですよね。たったの2分間なんですけど、もうダッシュしまくらないといけなくて。
ぜいぜい言いながら席に着いたんですが、どうも長時間の映画鑑賞+走ったので睡魔が来てしまったようです。かなりの時間寝ました。どうやら4つの物語が絡んでいたようなんだけど正確に4つ思い出せない(笑)
加えてのっそりとしたセリフ回しも子守歌代わりになり・・・ ということで採点不可能。公開されたら観たいです。
10月26日(金)
【TIFF_2012】『ヒア・アンド・ゼア』
ラテンビート映画祭にかかりそうな雰囲気。
内容としてはある1組の家族の交流を描きますが、展開がゆっくり過ぎてしまって延ばしているような印象。
メリハリがあるとよかったのかも。こういう雰囲気がお好きな方はいいんでしょうね。
★★ 2/5点
【TIFF_2012】『ストラッター』
【TIFF_2012】『南の島の大統領―沈みゆくモルディヴ』
【TIFF_2012】『もうひとりの息子』
10月27日(土)
【TIFF_2012】『闇の後の光』
紹介文を読んで何となく苦手なジャンルかなと思ったんですが的中してしまった。
関係ないモチーフが並んでいるのが最も苦手なタイプなんだけどまさにそれでした。終わり方も、そこを持って来なくてもいいんじゃないか?ってものが来てましたし。
★ 1/5点
【TIFF_2012】『メイジーの知ったこと』
【TIFF_2012】『アクセッション ― 増殖』
各方面から評判は聞いていましたのである程度気楽に観賞。だめなら早く出ればいいし。
このテーマ自体はネット上や書籍などでも簡単に拾えます。なのでそんなに驚きはしませんでしたが、それでも敢えて映像化されたものを観ることは、不快感との闘いとなりました。
おまけに全編ほぼ主人公の顔のアップ。しかもハンディカメラなので常に画面がゆらゆら動くのもとても見づらかった。
映っているものはほとんどが綺麗なものではなく、それがTOHOシネマズ六本木ヒルズスクリーン7の大画面に映り込むので、汚いものが最大のアップになるのを観るのは実に辛い作業でした。コンペティション選定の際は、上映の際のこうしたリスクなども考慮してほしいです。
内容ですが、「主人公の無知を知らせたかった」ということなんだけど、それはあまり伝わってはこなかった。あくまでも踊らされるがままに野生のごとく行動するだけの主人公という解釈です。こうした内容はチャレンジングではありますが、TIFFのコンペにふさわしいとは思えなかったですね。映画として製作した意図が伝わらないので、採点はしません。
【TIFF_2012】『天と地の間のどこか』
10月29日(月)
『アルゴ』
『終の信託』
テーマとしては真剣に考える余地はあると思うが、「女医・患者本人・遺族の三者の十分な意思確認ができない」という重大な過失がこの作品の発端となっていて、そこに至るまでの過程を延々と観させられたという感じに思えてしまう。
過失がなくて安楽死と言うのなら話はまだわかるが、これだと問題の本質がずれてしまっている。
加えて検事役の悪意のあるしゃべり方は、こちらも鬱々とさせられる。
草刈さん濡れ場で頑張っていたと思いますし、役所さんの死に際の演技も壮絶でしたが。。。 根本的な所で疑問を持ちました。
★☆ 1.5/5点
10月31日(水)
『危険なメソッド』
ユングとフロイトの訣別の影にあった、ユングと彼の患者・ザビーナ・シュピールラインとの物語をデヴィッド・クローネンバーグ監督が描く。
駆け足ながら、ユングとザビーナの関係の変化を追っている。途中フロイトの弟子のオットー・グロスが彼らの抑圧を外す役割をし、彼らの関係やユングの精神論に疑問を感じたフロイトは、ユングと袂を分かつ。
精神論を建前にしつつも結局は情欲の部分で抗いがたい魅力のザビーナと関係を続けたユング、そして患者ではあったものの最終的には自身の体験を研究に生かしたザビーナ。女性の方がしたたかでもあり強い。
もっと根の深い論争もあったのだとは思うが、映画としての描き方はこのくらいの濃すぎない密度でいいように思う。ザビーナ役のキーラ・ナイトレイの演技が圧巻。マイケル・ファスベンダーも抑えたセクシーさが合っている。
★★★☆ 3.5/5点
結局10月だけで46本(!)観ました。やばい・・・。
うち映画祭29本なんで、まあしょうがないかな。
後で追加する記事もありますが、とりあえず上げときます。
まあ、年に1度のお祭りですし、ここでしか観れないものも多いので、仕方ないですけどねー。
映画祭10月が本当に多くて、実はこれの他にブラジル映画祭っていうのもあるんだけど、さすがにそれはよほどいいのが出ない限りお休みしてます。全部出たら身体持たないので・・・。(苦笑)
3連休で3日ともシネコン通いで疲れた~なんて言ってる私はいったい???(汗)
でも映画祭は映画好きには見逃せませんものね!
お疲れ様でした。
10月はしょうがないですね。
>「新しい靴~」見に行ったのですが寝ちゃって
わかります・・・。 途中ね。確かに眠かった(笑)
一昔前に活躍した人が、一旦芸能界休んで、あるいは仕事をセーブしたりしてから本格的にカムバックするっていうのはそれだけ大変なんだよね。
私だったら頭の中が混乱します。
この中の作品では「新しい靴~」見に行ったのですが寝ちゃって覚えてません(汗)
誘われての鑑賞でしたが元々ミポリンが苦手で・・・
一緒に見た友人は「中山美穂ファンなら映像も綺麗で好きかもしれないけど、良くも悪くも彼女は(表情の作り方、所作や生活感のない雰囲気とか)変わらないしそこがイライラしたり気持ち悪く感じてきちゃった。」と。
TIFFだけで何本観たのかな?
>TIFF作品に慣れると普通の公開作がイマイチに思えてしまうんですけどね
わかりますそれ・・・。
普段、ドッグフードみたいな誰にでもウェルカムな作品ばかり観てしまうと、久々によく噛んで噛んで、咀嚼して初めてその美味しさが解ったような作品に出会った時に、もうドッグフードなんて金輪際いらない!とか思ったり。
でも気が付くとドッグフードも食べてたり(笑)
また来年もご一緒&満喫しませう。
TIFF楽しかったですねー。こんなに毎日見ても疲れないものなんだなーと。途中でちょっぴり疲れたんですが、インド映画とか楽しいものを挟んだら、また見たくなりw
TIFF作品に慣れると普通の公開作がイマイチに思えてしまうんですけどね。
またご一緒しませう~
もーしょうがないというかなんというか・・・。
試写会は殆ど行ってないんだけど、その代わりにいろいろ見ちゃいました。
体力も必要ですよね。結構寝ちゃった作品もあったし(苦笑)でも1日に5本はやっぱり無理だっていうのがよくわかりました。
10月で46本!?
すごすぎるんですけどー?
お金もさることながら、体力も要りそうですね。
私はこのところ、途中で必ず1回はウト・・・とする癖がついてしまい、映画鑑賞に身体が向いていないのでは?と思うようになっき着ました(汗)