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観たい映画だけしか観てません。今忙しいんでいろいろ放置

『ホワイトハウス・ダウン』 (2013) / アメリカ

2013-08-08 | 洋画(は行)



原題: WHITE HOUSE DOWN
監督: ローランド・エメリッヒ
出演: チャニング・テイタム 、ジェイミー・フォックス 、マギー・ギレンホール 、ジェイソン・クラーク 、リチャード・ジェンキンス 、ジェームズ・ウッズ 、ジョーイ・キング
試写会場: ニッショーホール

映画『ホワイトハウス・ダウン』 公式サイトはこちら。(2013年8月16日公開)


議会警察官のジョン・ケイル(チャニング・テイタム)は、大統領ジェームズ・ソイヤー(ジェイミー・フォックス)を警護するシークレットサービスの面接を受けるが不採用となってしまう。幼い娘エミリー(ジョーイ・キング)をがっかりさせたくないと考えたジョンは、娘と共にホワイトハウスの見学ツアーに参加するが、突然謎の武装集団が現れ、ホワイトハウスを占拠する。合衆国政府が大混乱に陥る中、大統領とエミリー、そして国家の運命はケイルの手に託されることになる……。(Movie Walkerより)





何故かメトロ銀座線にこの特大広告多し。新橋と虎ノ門で見かけた。
つい先日も『エンド・オブ・ホワイトハウス』(→未見です)というホワイトハウス絡みの作品があったばかりで、しかもどちらも破壊系というかテロ系なので、好きなチャニングが出てはいますがこれってどうなの?と若干期待値普通めで観賞。
そして試写会後のアンケートを書いた人全員にプレスをプレゼント!これは嬉しいですね。こういうことが一番ブロガーとしてはテンション上がります(笑)


ポイントはズバリ、冒頭のシーンですね。目を凝らしてよーーーく観ておいて下さい。ここが話の伏線となっています。2人の人物の何気ない行動にヒントが隠されてます(とはいっても結構分かりやすい部類なんだけど)。「あれ?」って思う所があったらそれです。
話自体はそんなに込み入ったものじゃなく、ジョン・ケイル自身もすごーく卓越した何かを持っているという訳じゃない。エミリーが映画のキーパーソンとなって、いかにもこの世代のこまっしゃくれたコにありがちな行動をしてしまって、ああやっぱり・・・という部分もかなり想定内(苦笑)そもそもこんなにオタクで反抗期な子を連れ歩くとただでさえいろいろ面倒なのに、期待通りめんどくさいことをしてくれるエミリー。でもそれが結局いろんなことに繋がっていく。

思わぬ人物がテロに加担し、首謀者と共謀者の間でも微妙に温度差が生じ始めるあたりもまた如何にもという感じなんだけど、結局自分たちのためにしか動かないのは誰しも同じ。ソイヤー大統領が世界平和のために軍縮を表明すれば、それで不利益を被る一派が敵に回る。あるいは恨み節を唱えてる者。いつの時代でも何かを唱えればその反対者は出現する。確実にターゲットを倒すためには協力者がいないと不可能なんでしょう。これも昔からよくある話で、ではホワイトハウスをどう突破するのかと見ていると、意外にも安易な方法。これ、ホワイトハウスはセキュリティがこんなに甘いのかって怒られるレベルだと思うんですけどね。

とまあいろいろ指摘できる点はあるんですが(笑)、テロが始まると大統領を守るケイルの活躍がメインになっていく。今乗ってるチャニングですから観ていて単純に釘づけというか(笑)、お目当ての方もそうでない方も彼の身体能力の高さを生かした演技やらアクションは気に入ってもらえるんじゃないかと。信頼していたあの人が実は敵だったとか、もしかしてあの人も敵なんじゃないかとおとりで思わせておいて、最後に用意した本物の黒幕の存在(でも気をつけていれば何となく途中からフラグ見えてくるんですけど)はなるほどなんですね。要するに誰得で考えたらすぐわかっちゃうんだけど。

ケイルの娘のエミリーのポジションは、正義感がお好きなアメリカ人の好みそうな子どものイメージですね。ああいう風になってしまうともうこの先ずっとヒロインでいられるでしょう。
大統領を守る、国を愛する、家族を大事にする、これは味方側でも敵側でもキーポイントとなる考え方で、それがために敵味方に分かれた考え方をする所もまた興味深い。思想は表裏一体ということなのでしょう。何事も究極までつきつめてしまうと正反対になってしまう。アメリカ人の行動規範を見つめながら、徹底的に破壊するのがお好きな?ローランド・エメリッヒ監督の世界を眺めつつ、テロに立ち向かうチャニング・テイタムを楽しむ作品。


★★★★ 4/5点







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20 Comments

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こんばんは (ituka)
2013-08-16 20:53:55
『エンド・オブ・~』は未見でしたか。
主人公はあちらはすでに出来上がってる、いやそれ以上のスキル持ってるんですが
こちらは面接で落ちちゃう未完成な男ってことで(でもスキルは高め)こういうところ感情移入しやすかったです。

問題はテロ化する敵の描き方で、ワタシは僅差でジェラルド版に軍牌ですよ(笑)

見終わって冒頭の伏線貼りまくってましたね。
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こんばんは♪ (yukarin)
2013-08-16 22:42:25
面白かったです。
はい、徹底的に破壊するのがお好きなもので(笑)
エンド~も面白かったですがちょいこちらのほうが楽しめました。

確かにホワイトハウスのセキュリティは甘すぎでしたよねぇ。それに裏切り者もわからないなんて(汗)
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itukaさん (rose_chocolat)
2013-08-18 07:35:19
もう1つの方観てないんだよねえ。観てたらいろいろ比較で来たんだけど。
単体で観る分には十分楽しかったです。
チャニング好きなので!
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yukarinちゃん (rose_chocolat)
2013-08-18 07:36:39
そうなんですよー。セキュリティ甘すぎ!
あんなことで簡単に入れるなら、しょっちゅう破壊されちゃう(笑)
映画用にしたんだろうけど、本物はもっとセキュリティ厳しくしないとねえ。
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挑っっっっ挑んだっっ?!?! (q でででで出た)
2013-08-19 23:17:23
エンド・オブ・ホワイトハウスの方も
是非 是非 観て欲しく
大統領・大統領を守るSPとが
 「担当 変え」したという比較が成立するので
なかなか! ← 突っ込みしつつ
えーと もっとサクサクと言えば「ショバ変え」
娘どうやっても 「同じ目線」だー
 日本では考えられない設定も 何故か良い

 つか・・・ホワイトハウス
どうにも弱すぎの守りだ(笑)
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こんばんは (とらねこ)
2013-08-21 00:39:20
こんばんは~。その節はお世話になりました。
『エンド・オブ~』と違う点がいくつも目に入って、比べながら楽しむことが出来ましたよね^^
お、roseさんもチャニング・テイタム、好きになりましたか?私も、実は『マジック・マイク』以来気になってしまって。
ストリッパー出身でここまで出世するなんて!て、何故かおかーさんの視点になってます(爆
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qちゃん (rose_chocolat)
2013-08-21 09:39:41
『エンド・オブ~』はそのうち観ます。
名画座でかかればいいんだけど。

ホワイトハウス、あれじゃ普通のビル並みの弱い警備だよな。
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とらねこさん (rose_chocolat)
2013-08-21 09:41:01
意外と楽しかったですねー。これ。
一歩間違うととんでもなくベタで終わる所を、上手い具合にエンタメに持って行ったと思いました。

チャニングの魅力もありますよね。
私は『第九軍団のワシ』から好きですよぉ。
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こんばんわ (にゃむばなな)
2013-08-21 23:13:16
『ザ・ロック』のように作れば映画は面白くなる。
それを体現したかのような映画でもありました。

それにしてもジェームズ・ウッズも老けましたなぁ~。
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にゃむばななさん (rose_chocolat)
2013-08-25 06:42:51
>『ザ・ロック』
それ観てないのでわかんないです。。

ジェームス・ウッズ、齢取りましたよねえ。
最近どうしてるんでしょう。舞台とかTVとかやってるんでしょうか。スクリーンではお久しぶりでした。
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