きょうは!

思いつくまま

ついに見た、「貴婦人と一角獣」のタピスリー

2013-06-08 | その時折

 

      

                        

 

 

           ほんとに!   このタペストリーが日本にやってくるなんて

                      思いもよりませんでした!

 

 

 

          実は、前回パリに行ったときは美術館に行く予定はなし。

          だけど、泊まったホテルは左岸Rue du Bacだったので、

          この際ぜひ、近くにあるクリニュー中世美術館だけは見たい!と思ってたの。

          

 

                   

 

 

        でもね、バタバタあせあせで、結局行かず終い・・・で、ずっと頭に残ってた。   

 

 

               

 

 

 

 

          こんな大きい15世紀の逸品、どうやって長い時間をかけて海を渡ってきてくれたのでしょう?!

  

 

                

 

                

 

 

            圧巻でした。

 

            展示の部屋が、深い静けさに包まれます。

            穏やかな赤、

            しかし画面いっぱいの千花模様(Mille-fleurs)と動物たち、

            そして、見事な衣装・装身具、流行の先端をいったであろう髪型などで

            あふれる華やかさに満ちています。

  

 

 

               

 

 

         この大画面いっぱいの構成力

         そしてまるで絵筆で描いたような精緻さ、       

         感嘆するばかりです。

  

 

 

                   

 

 

        「Mon seul desir」 6枚目のタピスリーに織られた「わが唯一の望み」

        制作の依頼主の、妻への「愛」が、この人間のなせる技とも思えぬ作品を生ましめたのでしょうか。

 

        作品が、現代まで残ってくれたことへの、感謝の気持ちでいっぱいになりました。