マッシモ・バルトリーニ/Massimo BARTOLINI「オルガン」
金属のパイプが
風のような、オルガンのような音を奏でています。
下に設置されたオルゴールの道具がプログラミングしているようです。
無造作に組み立てられた金属のイメージと
音楽の対照が新鮮な驚きを醸し出します。
この部屋には一瞬綺麗な
あたかもステンドガラスのような大きな作品があります。
でもよくみると、それは無数の蝶の羽で作られているのです。
無数の屍・・、綺麗という言葉は後味の悪いものに。
勘ぐりすぎか? それとも作者はそれを意図したのでしょうか。
こちらは、そんな勘ぐりも必要なしかと・・、
マイク・ケリー/Mike KELLEY
「シティ」(「カンドール」シリーズより)
カンドールというのはスーパーマンの故郷なのだそうです。
暗闇に浮遊する都市は、「きれい」です。
池田学 の狼の絵、あれ、キツネ?
シートン動物記を思い出しました。
静かな凛とした表情。
そして、杉本博司の作品
あいかわらず難解
でも彼の作品は強固な理論・思想に裏打ちされているから、
理解できなくとも、不安にではなく安心してみることができる。
後ろの写真は世界の海を撮り続けたのの一枚か。
その写真を、この行灯の形の物体からみると、
みえてくるものは・・、
実は作品脇に、彼のコメントがありました。
でも人が並んでいるし、
難解な内容だったので(私には)、
後でゆっくり読み直そうと写真に撮ったはずでした。
・・それがありませんでした。
これは永遠の謎になりました。
ともあれ、実に見事なフォルムです。