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風待ちGiapponese

40からのイタリア暮らし。日常生活や食のあれこれをフィレンツェからお届けします。

南イタリア・ラヴェッロへ

2012-06-29 | 旅行(イタリア)
しばらく更新が滞ってしまいましたが、私は元気に過ごしています。
真夏のような暑さに少々バテ気味ではありますが・・・。

今年の夏は二人ともエルバ島には行かず、私は毎日パソコンを前に事務作業。
こうなると、ちょっとエルバの海にノスタルジア・・・なんて。

そんな折、職場の上司から突然の&意外な発言が。
2泊3日でサレルノ(県)に出張するスタッフに同伴して、そこで仕事をして来ていいよ、というもの。
きゃ~、何というステキな”お達し”なのでしょう
という訳で、今私はアマルフィ近くのラベッロ(Ravello)という町に来ています!!
初の南イタリアぁーー!!!
思いがけなく夏のボーナスをもらった感じです♪
あくまでも仕事での滞在なので、日中は宿でいつも通りパソコン作業。
でもちょっと場所が変わるだけで、気分はずいぶんと違うもの。
リゾート気分を満喫させて頂いております(*^^*)


宿からの景色。
こんな環境で仕事ができるなんて贅沢~


町の中心、ドゥオーモ広場



南らしさ満載の町並みです。


肉料理が評判の、『Cumpa' Cosimo』で夕食。
にんにくとイタリアンパセリがたっぷりのCostoletta di Maiale(豚リブロース・€10)はなかなか。
ドゥオーモ広場手前にあるリストランテ『La Vecchia Cantina』の魚介のリゾット(€15)もオススメです。


イタリアvsドイツのサッカー準決勝で、ドゥオーモ広場に設置されたテレビの前で固唾を呑む人々。
結果は2-1でイタリア勝利、と同時に町に花火の音が響き渡りました。


ここソレント周辺が産地として有名な、レモンのリキュール”リモンチェッロ”。
液体が薄い黄色は、いかにも”ホームメイド”感たっぷりでそそられます。
甘くて飲みやすいけれど、アルコール度数は30度以上。飲みすぎに注意です。


ガイドブックにも登場する、Villa Cimbrone(ヴィラ・チンブローネ)の庭園。
その見晴台からのサレルノ湾の絶景にうっとり。。。

海抜約350m、アマルフィ海岸沿いの切り立った高台にあるラヴェッロは人口2500人程の小さな町。
ドゥオーモ広場を中心に小さな路地が四方八方に延びていて、そぞろ歩きが楽しいです。
ラヴェッロへはナポリ(駅or空港)から車で約1時間半。
SITA社(http://www.sitabus.it)のバスも運行しています。(アマルフィ乗換え)


途中、ヴェスヴィオ火山(↑)やカプリ島、アマルフィコーストが見ることができますが、
くねくね山道を通るので、車酔いしやすい人にはちょっと辛いかも・・・。
でもそれだからこそ、訪れる価値もあるというものですね。

今回の旅・・・ではなくて”出張”仲間は40代の女3人(日本人)。
ワイン片手に夜景を見ながら語り合っていると(もちろん仕事後ですよ~)、Yoppaさんから携帯メッセージが・・・。
「ヘイ!今、君の近くにいるナポリ男は誰なんだい?僕にはちゃんと見えているんだからな。ナポリ男には気をつけろよ!」
ハイ、残念ながら色気より食い気(&飲み気)たっぷりの私たちに寄ってくるナポリ男はおりませんので、ご安心を


マルケ州に浮気心

2010-05-11 | 旅行(イタリア)
先日、エンジニアの友人ガブリエレから「祖父母が住んでいた家を改装して、マルケ州でアグリツーリズモをやりたい!」と突然の告白(?)。冗談半分かと思いきや、かなり本気の様子。興味をそそられて、どんなところか旅行を兼ねて皆で見に行くことになりました。

イタリア・マルケ州・・・と聞いても「どこ??」という人が多いのではないかと思いますが、私もその一人で田舎の方だよね・・・という程度の知識
そこで3泊4日は長いし退屈だよなぁ・・・と、実はあまり乗り気ではなかったけれど、行ってみてすっかりマルケの景色に心奪われてしまいました!
大小の丘がたくさんあるのはトスカーナと同じだけれど、違いを表現すると「カリーナ(かわいい)!ドルチェ!」。
今までトスカーナの風景に癒されていた私ですが、それに匹敵するくらい、もしかしたらそれ以上に気持ちが安らぐ景色だったかも・・・。ちょうど季節的に良かったということもあって、本当にここでアグリツーリズモをやるのもいいかもな~んてちょっと思ってしまいました。

 
マルケの景色はこんな感じ。


滞在したのは、フィレンツェから車で約3時間のFilottoranoという小さな町。


ここから少し離れたところに今は使われていない古い家が。ここがガブの目的の場所。

 
ガブのいとこの家でランチ。友人達も集まって賑やかなランチタイム。ヤギも参加です。


食事の最後はお決まりのドルチェ。Osimoの町のオシャレなパスティチェリア。


Numanaの海まで車で約30分。あいにくの雨で砂浜には降りられなかたので、近くをドライブ。

 
仲良し3人組。本当によく食べよく飲むイタリアチームです。(写真左・左からクリスティーナ・Yoppaさん・ガブ)
ちなみに彼らは10月下旬から2週間ほど日本滞在して、東京・京都・福岡を回る予定です。どこかで見かけたらぜひ飲みに誘ってあげて下さい~

滞在最終日、役所に行ってアグリツーリズモを始めるための必要情報をいろいろ聞いてきました。
まずアグリ~は「農業」と「旅行・観光」を合わせたものであることから、普通のホテルやB&Bと違って農業に比重をおくことが必須条件となっているようです。
あくまでも生活収入のメインは野菜などの生産で、宿泊施設はおまけ、という感じ。
カントリーハウスやレストランという形態なら資金さえあれば始められるし、女性3人集まって事業申請をすると国(市)から補助金が出るという制度もあるし、もう一度考え直したてみては、と役所の人に提案されました。
マルケ州が気に入ったといっても、やっぱり私はトスカーナが好き。一緒に行ったクリス・Yoppaさんも思いは同じで、「”移住”することには抵抗はあるけれどもし本当に宿を始めることになれば、1年に数か月くらなら滞在してもいいよ~」とガブに言っていました。計画練り直しだね、ガブ。がんばれ!

サルデーニャ旅行 ②

2009-06-28 | 旅行(イタリア)
ほんの少しですが、アップします



このアパルトメントの1階に泊まりました。ちなみにここを提供してくれた友人とは、去年ローマの空港で出会って仲良くなりました。15分ほど立ち話をしただけだったけれど、縁ですね~。



遠浅で透明な海。



サルデーニャのサルシッチャ。友人宅のBBQにて。



自転車で走った道。そして・・・



その道からの眺め!

サルデーニャ旅行

2009-06-27 | 旅行(イタリア)
3泊4日でサルデーニャ島に行ってきました
いやぁ~これほどまでこの島の海がきれいだとは思いませんでした!青、エメラルドグリーン、藍色・・・の海にただただ感動するばかり。のんびりした島の空気にもすっかり癒されて、期待以上の素敵なVacanzaとなりました。

Firenzeから島の北側に位置するOlbia空港まで、Meridiana航空で1時間弱。そこから車で約30分の"San Teodoro"という街が今回の滞在先。友人のイタリア人夫婦が管理するアパルタメントに泊めてもらいました。
自転車のカゴにたくさんのフルーツと部屋で作ったパニーニを積んで、海まで3~4kmの道のりをサイクリング。きれいな空気を吸いながら、海・山・空が一望できる一本道を走るのは本当に気持ちが良かったです
海に着いたらさっそくシュノーケリング。水は少し冷たかったけれど、いったん潜ってしまえば魚に囲まれて一人できゃーきゃー大騒ぎ。ウニもゴロゴロしていて、採って食べたい気持ちをこらえるのに一苦労・・・
夕方はCentroに出てアペリティーボ。夜は友人宅でのBBQに呼んでもらったり、アグリツーリズモのレストランでサルデーニャ料理に舌鼓を打ったり。

サルデーニャは風が強いのでウィンドサーフィンをするにはもってこい。もちろんダイビングもできます。砂浜での乗馬も体験できるそうですし、ツーリングしている人も多く見かけました。サルデーニャ産のおいしいペコリーノチーズ、アンチョビやワインもたくさん!
イタリア旅行を計画中の方、サルデーニャ滞在もお薦めです~

ヴェネチアへ②

2009-05-11 | 旅行(イタリア)
友人のお勧め情報。サン・バルトロメオ広場近くにあるロスティチェリア(総菜屋)で売っている「鱈のパテ」。この店で作られていて、鱈の白身に牛乳を加えて味付けをしたものだそうです(他の店でも各々手作りのものが食べられるとのこと)。魚のしんじょと同じような味ですから、日本人の口にも合うと思います。家での夕食時、買ってきた鱈のパテを軽く焼いたパンの上にのせ、白ワインを飲みながら食べたら止まらなくなってしまいました。
ちなみにこの店、「Mozzarella e Prosciutto(モッツァレラチーズとハムを、食パンのような生地で挟んで揚げたもの)」が有名で、これを食べるため観光客が行列を作っています。味はまぁ想像通り。ハムの代わりに鰯を挟むこともできて、こちらの方はどんな味がするのかいつか食べてみたいものです。

写真はヴェネチアのお菓子「BAICOLI」(€1.5)と、たまたま開催されていた骨董市で見つけたワイン栓。コルクの上に木彫りのおじさんがついていて、背中の棒を動かすとおじさんの口が開いてワインを飲む動作をします。このコミカルなおじさんに一目惚れ値切るのも忘れ、言い値で即買いしてしまいました