風待ちGiapponese

40からのイタリア暮らし。日常生活や食のあれこれをフィレンツェからお届けします。

「ぼったくり事件」、その後

2009-07-31 | その他
タクシー料金、料金記載がないレストランで、等々、”ぼったくられた?”という場面は海外旅行ではよくあること。以前ナポリのバールで、日本人の団体観光客がCaffe(エスプレッソ)1杯に€5も取られていた!と、イタリア在住の友人が憤慨してましたっけ。(Caffe1杯=€1前後) まぁ、取られた本人が気付いていなければ、問題ないのかもしれないですが・・・。

今年6月、ローマである「ぼったくり事件」が起きました。
日本人観光客が某有名レストランで昼食をとった際、法外な食事代を請求されたというもの。 でも大人しくカモになっていたわけではなく、その後彼らは現地警察に届け出、警察がレストランを捜査。その際、店内・厨房の衛生状況が酷いことがわかり、衛生管理法規に違反しているということで閉店!となったのです。
イタリアではけっこう大きく報道され、ちょうど一緒にニュースを聞いていた友人は、「ジャッポネーゼ、ブラーボ!」とラジオに向かって拍手

そして今日の日経新聞夕刊に、『ぼったくり被害の日本人 伊政府の「謝罪招待」辞退』の記事。
イタリア政府が6月の件の謝罪を込め、伊政府の費用で再訪してほしい、と彼らに申し出たところ、「国民の税金を使うことになるから」と招待を辞退。(私だったら「あら、そうですか♪」なんて言っていそう・・・。) さらに「この一件以外、イタリア滞在は素晴らしかった。自費で再訪する。」とのコメント。
「旅」がどういうものか、そしてその楽しみ方を知っている方たちなんですね、きっと。
「トラブルに遭うのが怖いから、海外旅行には行かない。」これって、もったいないことだなぁ...と私は思うのです。

Incendi in Sardegna

2009-07-26 | その他

「暑いなぁ、もぅ!」と独り言ち、汗をタラタラ流しながら部屋掃除をしていた時、「サルデーニャで山火事だって」、と友達からメールが。

数日前に発生した火災は、乾燥した空気と強い風のため火のまわりが早く、被害が広がっているとのこと。山の方では死者も出たようです。

島の北部、海岸近くに位置するSanTeodoro。6月に旅行に行き、友人夫婦が住んでもいるこの地区の被害状況はよくわかりませんが(←イタリア語読解力不足)、気温40℃を超える暑さと火災で住民や観光客はパニックになっているのでは・・・。
フィレンツェの友人曰く、「サルデーニャの山火事は珍しくない」。 とは言え、涙が出るほど感動した、あの海と山の鮮やかな風景が今はどうなっているのか・・・。SanTeodoroの友人達はどうしているのか・・・。
「大丈夫だよ」という彼らからの返信メールが早く来ることを願っています。

リストランテ・パラディーゾ

2009-07-21 | グルメ・レシピ
ここ数日、トスカーナやイタリア関連の本ばかり読んでいます。現地で出会った人達や風景を思い出して懐かしさでいっぱい。って、まだ帰国して2週間しか経っていませんが・・・。

以前友達から勧められたのが、"リストランテ・パラディーゾ"というコミック。ローマ市街のとあるリストランテが舞台で、そこで働くカメリエーレ(ウェイター)はみな眼鏡をかけた老紳士、という設定です。
「こういう人達がいる店があったらぜひ行ってみたい!見つけたらぜひ教えて~!」という友達の要望に応えてパチリ。フィレンツェ滞在中に撮ってきました。
ここはジェラートで有名な「Badiani」(フィレンツェのジェラテリアで紹介)。 併設されているバールで働く男性バリスタの方々がすてきでした。どんなに込んでいても忙しさを感じさない余裕、口数は少ないけれど優しい笑顔、テキパキとした無駄のない動きについ見とれてしまいます。Yちゃん、フィレンツェに行くことがあったらぜひ立ち寄ってみて下さい

そういえば、普通ジェラートにはどんな味か想像がつく名前がついていることが多いのですが(チョコクリーム、レモン、ピスタチオ・・・など)、この店の私の一押しのジェラート"BuonTalenti"にはどんな意味があるんのだろう?とずっと気になっていました。それが昨日読んだ本で判明。ブォンタレンティとはジェラートを発明した人(元々はメディチ家の宮廷に仕えていた)の名前なんだそうです。なるほど スッキリしました。

Badiani」Viale dei Mille 20/R 50131, Firenze
※毎週金曜は魚料理のランチあり
※Ci sono i piatti a base di pesce ogni venerdi a pranzo!


イタリアの郵便事情・・・?

2009-07-15 | 生活全般
2回続けて同じような画像で済みません~
先週の月曜、フィレンツェを発つ日に郵便局に持って行ったPacco(小包)が、何と昨日届きました!びっくりしました。だってこれ、”船便”指定で送ったんです。€22で・・・。
去年、同じような荷物を”航空便”€100くらいで送った時は2週間強かかりました(これは普通かと思いますが)。
船便で1週間、って・・・。飛行機で来たのは明らか。たまたま空きスペースがあったから運よく載せてもらえたのでしょうか?? う~ん・・・。
結果的には早く安く到着したので全く問題はなかったわけですが。早く着くかもしれないし、とても遅くなるかもしれないし、という賭けみたいなもの?今度また向こうから送る機会があったらカラクリを聞いてみようと思います

日本です

2009-07-09 | 日本
一昨日、帰国しました。蒸し暑さと時差ボケのためか、頭も体もボーっとしています・・・

Firenzeを発つ日は朝からバタバタ。6時半に起きて、8時前にCentroの警察署へ。イタリア滞在について詳しく知りたい情報があったため直接出向いたのですが、順番が回ってくるのに数時間はかかると思われる長蛇の列・・・。空港に向かう時間等を考えると待っているのは無理!ということで、諦めて帰ることにしました。 外国人の就労や移民関係を扱うこの局はいつ行ってもこんな感じなんだそうです。 もう1週間くらい早く行動を起こしていれば待つ余裕もあったのに。”ギリギリにならないと動かない”性格の私と友人(←責任半分)の怠慢でした
家に戻ってから中途半端になっていた荷造りを終わらせ、郵送で送る分を箱に詰めて郵便局へ。タイミングよく、順番を待っていたのは4人だけでホッとひと安心。イタリアから荷物を送る場合、いつもは到着が早くて紛失の心配も少ない(と思われる)航空便を利用していたのですが、今回は料金優先で初めて船便に。4.8kg=€22.33でした。 さて、到着まで何日かかることでしょう。まぁ何日かかっても無事届けば良いですが