四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

作られた森

2008-05-06 | Weblog

施策として森の樹を切り、谷を埋め、道を作り、
伐採跡に植えられた杉と檜。
コストの掛かる国産材より安い輸入材に押され、森は放置されて死んでいる。
生活の変化、環境の悪化、若者の流失、高齢化などによって森は荒れ、
小鳥も動物も住まなくなって、森は更に悪化をして行った。
そんな森をみると、全てを金で置き換える、兵どもの夢の跡。
これがその跡か・・・そう思いながら杉林を眺めている。
(夢の跡)

森が死んでいる
住人が住まなくなって長い時が流れたけど
未だに誰も戻っていない

住民の住まなくなった森は
荒れて
昼なのに暗い
以前あれほど住民が集い遊んだ森に
今は誰も住まない 

荒地
いや荒涼とした砂漠
樹が茂り深い森を作っているけれど 
上に伸びて
食み出し者はいない

優等生の森も
今では厄介者に成り果て
花も咲かない
誰も遊ばない
昼なお暗くじめじめした杉林に 
いつ
住民が戻ってくるのだろう

森を歩く度にいつも考えてしまう
悲しいけど
森は生きていない。
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