目覚めた夏の住人
暑い流れる夏はすべてのものから行動を奪うセミ&虫夏空になって数日過ぎただけなのに、町の表情は一変して、空も地表も熱く、数分歩くだけで体から汗が滲み出てくる。風は吹かず...
目覚めた夏の住人、
今年は蝉の誕生少ないのだろうか?いつも寝苦しさと愛犬の散歩のため朝早く起きて出かけているが、余り蝉の鳴き声を耳にしない。
うるさい鳴き声が耳障りになるのはいつも7時を過ぎたあたりからである。
丁度その頃は気温もかなり上がり「ああ・・・今日も暑い夏日の一日」
そう想う時であり、長く暑い一日のページを再びめくるのかと思うと憂鬱になる一日。
夏の想いで
あの頃は自由に気ままに好きな時間が過ごせ
塾とか競争とか無縁で
朝の宿題を終え直ぐに海に出かけ
一日中海で過ごし
泳ぎ疲れた後砂浜に埋めたスイカを掘りだし
冷たくなったスイカをかち割り
手づかみで貪ったあの頃の夏
今とは暑さが違い
陸風海風と木陰で癒した風いまはなく
むっとする隙間風が心の中を吹き抜けて行く
今の夏今の風
この風
涼風に代わることのない人肌の風
過去に遡りページを開いても
再びあの頃に戻り
過ごすことの出来ない数十枚の想いでのページ
この夏も私の手元で閉じられている。
夏、この降雨の少なさ、暑さ、汗、疲弊する想い、この夏はどこを切っても美味しくない。
でもこいつはいつも元気で、限られた時間をせいいっぱい苦悩しながらでも生きている。
この前向きな生き方少しでもいい、私の糧にしたいと思う夏、蝉の生き方。
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