四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

撫子

2013-08-19 | Weblog
撫子

余り山野で見かけない撫子秋の七草を探すのも最近は骨が折れるこの頃出会うとセミ、8月も中旬、空も、樹木の緑も、暑さも、未だに夏、少し変化が見られるかな・・・と思うのは固い...

撫子

桔梗と並び花色がいい撫子
花は二種類
中国から渡来した唐撫子と古来種の大和撫子

6月から8月にかけて咲く秋の七草のひとつ
花は縁が細かく切れ込んで
ピンクの可憐な花を付け
早咲きと遅咲きが在る撫子

よく見かけるのは河原撫子で
日当たりのよい草原で目にする撫子
この大和撫子の花を見ると
花言葉に貞節と付けられた花の心
少しわかる気がする。

長く町に住んで居ると七草すべてを目にする機会は少なく、趣味の山野歩きで目にして、もう世は秋か、そう思うこの頃である。
店先を飾る花にない素朴さ、季節感、旬、
私が生きながらいつも片隅に忘れ、華やかさを追い求め袖にした野花、
古から人々と共に生き、咲き、季節を知らせた野花の素顔の美しさ、それは遠い昔に忘れて来た人の心。
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