撫子
桔梗と並び花色がいい撫子
花は二種類
中国から渡来した唐撫子と古来種の大和撫子
6月から8月にかけて咲く秋の七草のひとつ
花は縁が細かく切れ込んで
ピンクの可憐な花を付け
早咲きと遅咲きが在る撫子
よく見かけるのは河原撫子で
日当たりのよい草原で目にする撫子
この大和撫子の花を見ると
花言葉に貞節と付けられた花の心
少しわかる気がする。
長く町に住んで居ると七草すべてを目にする機会は少なく、趣味の山野歩きで目にして、もう世は秋か、そう思うこの頃である。
店先を飾る花にない素朴さ、季節感、旬、
私が生きながらいつも片隅に忘れ、華やかさを追い求め袖にした野花、
古から人々と共に生き、咲き、季節を知らせた野花の素顔の美しさ、それは遠い昔に忘れて来た人の心。
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