
北の大地に雪が舞い冬を知らせているとか?
私の町に降る雨も冷たく、温もり始めた心を冷やしている。
この分では山は雪かな・・・
想いが、あの北アの峰々に走る。
新雪が、赤く染まったナナカマドを埋め、雷鳥が最後の赤い実を捜しているのだろう。
何も無い、何も足す事の出来ない冬の始まり、
そろそろ立ち入る人間を拒む季節、冬山。
いま、関心が紅葉に移った人の心の隙間で、
小菊が花束になって咲いている。
小菊

小菊が束ねられるように
咲いて多彩な花模様をさらしている
決して鮮やかでないけど
素敵ないい笑顔
素朴な一株の小菊
華やかな秋色に負けないように
踏ん張っている花の姿
綺麗じゃ
そう言って花をトンと突いて
素敵だよ
そう話しかけると
嬉しそうに花がゆれる
素朴で質素な小菊
雨のなかで寂しそうだけど
花姿はけなげ
花の少ない冬の始まりのなかで
いま紅葉に埋もれまいと
小菊が小奇麗な顔で花を咲かせ
立冬の雨の冷たさが小菊を濡らす
寒そう。
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