
夜明け前の空に解きほぐされていない雲が広がっている。
風は強く、うねりとなって吹いて、渇いた落ち葉が飛沫となって飛んで、
足元をカラ・・と風車の音をあげながら転がっていく。
ざわめき・・・
ゆれ
これなら木枯らし2番になるかな、
そう思うと体が反応して「さむ!」山は雪かな・・・
思わず呟いてしまう。
風

大好き
そう思うのは初夏の頃
これから吹き出す風はとても辛い
奪う
甚振る
挫く
私の行動を妨げる
嫌な風
時には漣となって吹いて
春の砂浜に誘い
時には高波となって打ち寄せ
私を甚振る
風
次から次へと
波状となってうねる高波の風のなかで
私は弄ばれる。

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