rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

ここでは待望の雨だった

2023-08-14 23:04:58 | ベリー類の栽培
まとまったとはいえないけれど、スコールのような雨が一昨日の夜から時折降っている。
もう瀕死のような状態のサツマイモの葉が少し生気を取り戻し、ブルーベリーの実も若干張りがでて、
どうにか生き長らえた気がする。
しかし、雨と同時に湿度が爆上がりして、人間にとってはまだまだ危険な状態だ。
この数日は、三大流星群の一つであるペルセウス座流星群が極大期を迎えて心躍らせるところだったが、夜になると空には雲が広がり雨を降らせ、一ヶ月以上続いている酷暑で尽きかけている体力もあいまって、観測どころではなかった。
ネットにおいて、情熱的に観測をしておられる方々の成果をありがたく拝見させていただきながら、流れる星に思いをはせている。
今はこうして条件が満たされないからといって、諦めなくてもかなえられることがあるのはとてもいい。
けれども、作物の生育には雨がなくてはどうにもならないので、やはりどちらを優先的に考えるかというと、雨が降ってよかったということになるのだろう。
ただし、多すぎない程度の雨という点にかぎるのだが。

2023年8月4日 テート美術館展 その2

2023-08-07 22:15:50 | 展覧会など

ジョン・ブレット 「ドーセットシャーの崖から見えるイギリス海峡」


ホイッスラー 「ペールオレンジと緑の黄昏ーパルパライソ」

ホイッスラーの風景は、劇的な光の操作など行なわれていないけれども、狭い諧調の中に無限が存在するかのような含みのある色合いをあっさりと見せている。
私にとっては、ブレイクとともにこの展覧会を見て、画像と共に紹介できる作品のうちでは収穫といえる。
大好きなマーク・ロスコの作品が2点展示してあったのだが、これは撮影禁止ということでここでの紹介はない。
現代美術のインスタレーションとして、ペー・ホワイトとオラファー・エリアソンの両者が好みだった。
両者とも実に軽やかで、影を従えて"光”の一面をよく表していた。
幅広い作品傾向を一堂に会させた、とても見て楽しいよい展覧会であったので、ぜひとも足を運んでいただきたい。
国立新美術館で、10月2日まで開催している。


モネ 「エプト川のポプラ並木」


ペー・ホワイト 「ぶら下がったかけら」


オラファー・エリアソン 「星くずの素粒子」

2023年8月4日 テート美術館展 その1

2023-08-05 23:11:33 | 展覧会など

ウィリアム・ブレイク 「アダムを裁く神」


ウィリアム・ブレイク 「善の天使と悪の天使」

体温越えの東京に、絵を見に行った。
国立新美術館で開催されている「テート美術館展」は、18世紀から21世紀までの絵画から立体作品を、”光”をテーマに展示していた。
私の好きな芸術家であるウィリアム・ブレイクの水彩画が2点あり、なかなかお目にかかれない作品なために、期待が増した。
ブレイクの作品の中では、明るめの作品で、確かに光を感じるものであった。
イギリス偉大な作家の一人であるターナーの作品は、印象派や抽象画の先駆者とも言われ、説明的な表現よりも茫洋と境界のない色で画面を構成する思い切りの良さに、うらやましさを感じる。
また、主に風景画の名手として名高いジョン・コンスタブルの小品ではあるが、上品で落ち着いた作品に目を休めさせてもらえた。
このところの激烈な気温で疲れた心を癒す、一服の涼といえる色合いが心地よかった。


ターナー 「陽光の中に立つ天使」


ジョン・コンスタブル 「ハリッジ灯台」