Bob Marley - Don't worry be Happy
さまざまな差別、貧困、無関心、諍いなどを乗り越えて、寛容で愛に満たされた世界を願わない人はいないだろう。
かつてイギリスの植民地だったジャマイカで、イギリス人の父とジャマイカ人の母の間にボブ・マーリーは生まれた。
白人とも黒人ともどっちつかずの立場と貧困が、彼の心に大きく影響したことは言わずもがな。
だからこそ、怒りの拳を振り上げるのではなくて、弱者に目を向け愛を説く。
そこからは、深い絶望と諦めから出発しているような愛を感じる。
強者にも、弱者にも、本当の愛はとても難しいのだが。
今このやりきれない世界の有様に、ボブ・マーリーの歌声が慰めを与えてくれたならと願うけれども。
Bob Marley - Could you be loved
Bob Marley - One Love