rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

乗り越えたい思い、ボブ・マーリー

2016-10-09 23:03:54 | 音楽たちーいろいろ


Bob Marley - Don't worry be Happy

さまざまな差別、貧困、無関心、諍いなどを乗り越えて、寛容で愛に満たされた世界を願わない人はいないだろう。
かつてイギリスの植民地だったジャマイカで、イギリス人の父とジャマイカ人の母の間にボブ・マーリーは生まれた。
白人とも黒人ともどっちつかずの立場と貧困が、彼の心に大きく影響したことは言わずもがな。
だからこそ、怒りの拳を振り上げるのではなくて、弱者に目を向け愛を説く。
そこからは、深い絶望と諦めから出発しているような愛を感じる。
強者にも、弱者にも、本当の愛はとても難しいのだが。
今このやりきれない世界の有様に、ボブ・マーリーの歌声が慰めを与えてくれたならと願うけれども。



Bob Marley - Could you be loved



Bob Marley - One Love


北欧のフュースリー、ニコライ・アブラハム・アビルゴール

2016-10-08 23:36:38 | アート

アウズンブラ

ニコライ・アブラハム・アルビゴールは、18世紀後半にデンマークで活躍したロマン派の画家。
かなり癖のある画風で、神話やオカルティックなモチーフから、北欧のフュースリーともいえる。
色も地味目、構成も特別凝ってはいないので、彼の作品を知る人は少ないのではないだろうか。
それでも、ツボにはまったならコアなファンもいそうである。
秋の夜長、静かにこのちょっと寂寥感の漂う異世界を堪能してみようではないか。
きっと脳裏に染み付いて、夢の舞台になる予感がしてきた。


オッデセイの旅立ち


母のところへ現れるクルミンの魂


夢魔

晴れは気持ちいいんだニャア

2016-10-02 16:08:49 | 
助六とキジトラの猫、仲良く一緒に過ごしている。
おばあちゃんが畑で仕事をしているときは、その近くで遊び、飽きたなら場所を変えつつまどろんでいる。
雨ばかりのしけた9月が終わっても、からりとした秋空が望めない天気予報、今日ちょっとはましに晴れた。
ふさふさに育った芝生が気持ちよさそうと、猫たちはのびのびとくつろいでいる。
それだったら写真を撮ってくれたらいいのに…
いやいや草陰葉陰に潜んでいる蚊の群れが、待ってましたとばかりに襲ってくるので、軟弱な私は早々に部屋の中へ。
虫よけなんかものともしない餓えた手練れの兵たちは、総攻撃を仕掛けて服の上からも吸血を試みるのだもの。
猫たちは、いかなる時も素晴らしいモデルでいるから、またの機会に写真を撮ろう。
あ~あ、こんなに晴れて湿度も高くないのなら布団を干せばよかったと、いまさらながらに悔しい思いをするほどの、ラッキーなお天気だったのニャア。
明日から台風18号の影響で、雲と傘マークが並ぶ週間天気予報。